arrow_back 原神 クエスト
流泉の帰す場所 第三幕
神秘の島への旅
神秘の島に行く条件は、命を託し合えるガイドが必要とのことだ…
もう一度流泉の衆に戻る
パイモン:
あれだけのことを経験して、もっかい「流泉の衆」に帰ってくると…やっぱ肩の力がだいぶ抜けた感じがするよな!
パイモン:
ムアラニとしばらく会ってないけど、あいつどうしてるんだろうな…
パイモン:
ムアラニにガイドか…そうだ!こないだ途中で諦めちゃった神秘の島のこと、覚えてるか。
旅人:
あの伝説?
パイモン:
おう!族長が、命を託し合えるガイドが必要だって言ってただろ。ムアラニならピッタリじゃないか?
パイモン:
どうせあいつにガイドをやってもらうんなら、あの旅も再開しようぜ。一流の冒険者は途中で投げ出したりしないからな!
旅人:
パイモンはお宝が気になるだけでしょ?
パイモン:
お宝は忘れちゃいけないだろ!とにかく、早くムアラニを探しに行こうぜ!
ムアラニを誘う
ムアラニ:
ごめんね、黒いプクフグフロートは扱ってないの。
客:
何故だ?黒いほうがカッコイイだろう。
ムアラニ:
ね…こっそり教えて。最近、運が悪かったりしない?
客:
それは…確かにちょっとな。前回は買ったばかりの黒いプクフグフロートをコホラ竜に噛まれて破れちまって、危うく溺れるところだった…だからこうして新しいのを買いに来たんだ。
ムアラニ:
ほらね?あたし、「謎煙の主」の専門家に聞いちゃったんだ。黒いプクフグフロートは悪運を持ってくるんだって!
客:
そうなのか!?
ムアラニ:
他にも、蚊にしつこく追われたり、体がほてったりすることはなかった?あとあと、熱中症になったりとか。
客:
あったあった…!なるほど、確かにな。
ムアラニ:
だから、ピンク色と青色をおすすめしてるんだ。専門家曰く、明るい色は気分を良くしてくれるだけじゃなく、好運をもたらすんだって!
ムアラニ:
どう?買ってくなら割り引いたげるよ。幸運の前祝いってことで。
客:
本当か!じゃ…じゃあ、その二色を一つずつくれ!
ムアラニ:
毎度あり!
パイモン:
……
ムアラニ:
あれ、旅人とパイモンじゃん。やっほー!
パイモン:
久しぶりだな、ムアラニ!
旅人:
久しぶり!
パイモン:
ムアラニ、今言ってた、ピンクと青のプクフグフロートが幸運をもたらしてくれるっていうのは本当なのか?
ムアラニ:
本当だよ。あたしの友達がうっかり溺れた時も、青いプクフグフロートを持ってたおかげでコホラ竜の群れに助けてもらえたの。
パイモン:
まじかよ…
ムアラニ:
そういえば、どうしてお店にきたの?もしかしてマリングッズを買いに?
ムアラニ:
水くさいなあ!欲しいものがあればそのまま持ってっちゃって。お客さんにはこっちからプレゼントを用意するのが筋なんだしさ。
パイモン:
いやいや。実は、おまえにガイドをやってもらうために来たんだ。
ムアラニ:
なら、あたしのとこに来て正解だ。どこに行きたいの?
パイモン:
伝説の神秘の島に行きたいんだ!
ムアラニ:
神秘の島か…ふーん…
パイモン:
なにか困ったことでもあるのか?
ムアラニ:
神秘の島に行く難しさについては、もうわかってる感じ?
パイモン:
おう!族長から聞いたぞ。
パイモン:
でも、オイラとこいつの今までの経験と、ムアラニのガイドがあれば、きっと問題ないだろ!
ムアラニ:
わかった。じゃあその前に、ちょっとだけ説明させて。
ムアラニ:
あたしのガイドとしての知識はぜんぶ、ヌウって人から教わったものなの。おじさんは「流泉の衆」の一流ガイド。でも彼でさえ、その島には辿り着けなかった。
ムアラニ:
デキるガイドがチームにいるなら、旅は順調で楽しいものであるべきだと思う。でも、目的地があの島だっていうなら、そんな旅にできるか自信がないんだよね。
ムアラニ:
ま、君とパイモンからの誘いだし、絶対断りはしないけど。
ムアラニ:
ただ、正式に君たちの誘いを受ける前に、説明しとかなきゃって思ったの。ガイドとしての義務みたいなもんだね。
パイモン:
ムアラニなら楽勝だと思ってたけど…なんか、もしかして面倒事を持ち込んじゃったか?
パイモン:
お宝のためだけに友達に迷惑をかけるくらいなら、諦めたほうがマシかもな。
旅人:
確かにちょっと気がひけるね…
パイモン:
ムアラニ、その…
セケト:
そんなに急いでどこに行くんだ?
スーヤ:
突っ立てないでついて来てよ。さっき、コオラウが帰ってきたんだ。またお宝だらけの地下遺跡を見つけたんだって!
セケト:
コオラウがか?ちょっと待ってくれ、一緒に行く!
パイモン:
コオラウって誰だ?
ムアラニ:
「流泉の衆」の現トップガイドだよ。初代族長以外で神秘の島に行くことのできた唯一のガイドでもあるんだ。
パイモン:
そうなのか!
ムアラニ:
いつも外にいるから、なかなか会えないんだよ。きっと賑わってるから、見に行こ!
ムアラニ:
お知らせのボードを置くから、ちょっと待っててね…よし!ついて来て!
ムアラニと一緒に広場に行く
コオラウ:
依頼の晶石は深さ五百メートル以上の岩窟にしか存在しないんだ。ほら、検品してくれ。
コオラウ:
一緒に連れて行くように頼まれたやつらについては、全員岩窟の中で迷子になった。ガイドとして、全員を連れ戻したがな。
コオラウ:
次があるなら、俺一人に行かせたほうが早いし、手間が省ける。
商人:
実にご苦労だった。
セケト:
さすがはトップガイドだな。あんな洞窟、たとえ二百メートルでも怖くて逃げたくなっちゃうぜ。
スーヤ:
今回はいくら稼いだのかしら…
パイモン:
確かにすごそうなガイドだな。ムアラニ、あいつから色々教えてもらうのはどうだ?そうすれば島に行く苦労も減るだろ。
ムアラニ:
ガイドとしての経験はコオラウにとって機密だから、他人に教えたりしないよ。
パイモン:
そっか…
ムアラニ:
いつかきっと、あたしも神秘の島を見つけて見せるんだから。
カーリャ:
あの方でしょうね。本当に依頼を受けてくれるのでしょうか…
ヴィランドラ:
僕に任せろ。
ヴィランドラ:
やあ、君は「流泉の衆」屈指のガイドだと聞いた。依頼があるんだが、受けてくれるかな?
パイモン:
あのおじさん、なーんか見覚えがあるような…あっ、コホラ竜に噛まれてたスメール学者たちじゃないか!
パイモン:
あいつらも確か神秘の島に行こうとしてたんだよな。やっとガイドを雇う気になったのか?
コオラウ:
依頼か?俺の能力を知ってるようだが、ついでに値段も周りに聞いてみたほうがいい。それを聞いても引き下がらないのなら、また来るといい。
ヴィランドラ:
全部知ってる。今回の件が成功すれば、報酬など問題にはならない。
コオラウ:
ほう?目的地は。
ヴィランドラ:
神秘の島だ。
パイモン:
やはりな…
ヴィランドラ:
誤解しないでくれ、僕は観光客なんかじゃない。僕が行きたいのは、本物の神秘の島なんだ!
セケト:
聞いたか?やっぱりあいつ、神秘の島に行きたいって…
スーヤ:
そういうことなら、たしかにコオラウに依頼するしかないわね。けど、神秘の島に行けるかどうかはガイドだけの問題じゃなかったわよね?
コオラウ:
本物の神秘の島を目指しているのなら、出発条件も無論知っているはずだな?
ヴィランドラ:
ああ。伝説では、命を託し合える仲間たちが手を取り合ってこそ、神秘の島に辿り着ける…そうだろ?
ヴィランドラ:
僕はどうしてもあそこに行かなければならないんだ。命を他人に託すことだって…覚悟はできている!
コオラウ:
自惚れはほどほどにしろ。俺からすれば、あれはただの遠回りな口実にすぎない。身の程を知らないやつらを止めるためのな。
ヴィランドラ:
何を…
コオラウ:
命を「互いに」託し合う?笑わせてくれる。ほとんどの場合、他人に命を任されても、足手まといにしかならん。
コオラウ:
逆に、どうして俺が命を自分よりずっと能力の劣るやつに託さなければならない?——わかったか?これがあの条件の本当の意味だ。
コオラウ:
部族のガイドたちは今までにもそういった依頼を山ほど受けてきた。だが、向かっている最中に往々にして無能な雇い主に足を引っ張られてしまうんだ。
コオラウ:
俺が神秘の島に辿り着けたのはなぜだと思う?…一人で行ったからだ。
ヴィランドラ:
ぼ…僕は普通の観光客とは違う。
コオラウ:
俺にとっちゃ大して変わらない。お前ならせいぜい半分で諦めてしまうだろう。そうなれば時間の無駄だし、残りの報酬も貰い損ねる。
コオラウ:
どうせ、好奇心に駆られただけなんだろう?他のガイドを当たるといい。例えば…
コオラウは人混みを見渡して、ムアラニに視線を向けた…
コオラウ:
あそこにいるヌウの弟子とかな。
パイモン:
あいつ、なんだあの態度?すごそうなんて言葉、撤回するぞ!
コオラウ:
他にも依頼があるんで、先に失礼させてもらう。
ムアラニ:
ちょっと待って、コオラウ!
コオラウ:
どうした?お前の師匠に免じて依頼人を紹介してやったぞ。せっかくのチャンスを無駄にしないほうがいい。
ムアラニ:
それはともかく。神秘の島に対する考え方には賛成できないよ!ヌウおじさんはあたしに教えてくれたもん…
コオラウ:
知ってるさ、お前はヌウと同じだからな。自分を証明したくてしょうがないくせに、伝説の条件に囚われて、足を引っ張る依頼人がついてなきゃ動けない。
パイモン:
ムアラニ…
コオラウ:
俺が持ち帰った貴重な鉱石が、俺が神秘の島に到達した何よりの証拠だ。ヌウのほうはどうだ?あいつの証拠はどこにある。あいつも神秘の島に辿り着いたら、その後で反論してくれ。
コオラウが去り、集まっていた人々も少しずつ散らばっていった。
ヴィランドラとカーリャと会話する
ムアラニ:
ごめんね。面白いだろうと思って連れてきただけなのに、またケンカになっちゃった。
パイモン:
あのコオラウってやつ、おまえに対して感じ悪かったな。っていうかもしかして、おまえの先生が嫌いなのか?
ムアラニ:
うん。トップガイドもあたしの先生を気にしてるってこと。すごいでしょ?
パイモン:
はは…落ち込んでると思ったぜ。
ムアラニ:
まさか。前にも、ヌウおじさんとコオラウはあんな風に争ってたの。似たような会話を何度も聞いてきたんだよ。
ムアラニ:
やっぱり本当に神秘の島に辿り着かないことには、説得できそうにないね。
旅人:
実は、すごく行きたいんでしょ?
ムアラニ:
うん…ただ、あたしはずっとそれを、真面目で重要なことだと思ってきたんだ。今日いきなり誘われて、心の準備ができてないっていうか…
ムアラニ:
あっ!あたし、真顔でどれだけ難しいかについて並べ立てたから…まさか、迷惑かけちゃうとか思ってないよね?
パイモン:
それはそうだぞ…やっぱりやめにしようかとも思ってたしな。
ムアラニ:
ぜーったいにやめないで…実は、これもヌウおじさんが教えてくれたことなの。ガイドとして、真っ先に遭遇しうる困難を依頼人に知らせるべきだってね。
ムアラニ:
コホン…「成すべき努力に対する共通認識ができて初めて、ゴールに辿り着けるチャンスが増える。」
ムアラニ:
あたし、ずっと思ってるんだ。コオラウなんかよりもあたしの先生が劣ってるもんかってね。でも、ヌウおじさんは確かに神秘の島に行ったことがなくて…いつもコオラウにマウント取られちゃうわけ。
ムアラニ:
だから、弟子として代わりに神秘の島に辿り着いて、先生の実力を証明してやろうってずっと思ってたの。でも、なかなかチャンスがなくて…
パイモン:
こうしてチャンスが来たんだろ?なあ、オイラたちのガイドをしてくれよ。おまえになら、オイラたちは命を託せるぞ!
パイモン:
この旅人と仲間のオイラがいれば、おまえもきっと神秘の島に辿り着けるはずだ。コオラウのやつに思い知らせてやろうぜ!
ムアラニ:
パイモン…ハグしよ!
パイモン:
ちょ、恥ずかしいからやめろよ…
ムアラニ:
うん…そろそろ準備を始めなきゃ。具体的なプランはもうとっくに仕上がってるんだ。ついて来て!
ヴィランドラ:
コホンッ!
パイモン:
あっ、あの変なやつだ。あいつもいるってこと、すっかり忘れてたぜ…
ヴィランドラ:
変なやつだと?僕はヴィランドラだ!
カーリャ:
また会えるなんて思いませんでした。旅人さん、パイモンさん。
パイモン:
お姉さん!また会ったな!
カーリャ:
その…ガイドさん。ご紹介いただいたので、私たちもついて行っていいでしょうか?
ムアラニ:
ムアラニだよ、呼び捨てでいいから。
ムアラニ:
一緒に行くって件については…君たちも事前に調べ上げてるでしょ。お互い初対面だし、神秘の島に行くための条件を満たしてないんだと思うよね。
カーリャ:
それは…
ヴィランドラ:
認めるよ。ナタに来てから、専門外のことにばっかり遭遇してる…君たちが足を引っ張られないかと心配するのも頷ける。ならこういうのはどうだ。
ヴィランドラ:
同行者として、僕たちは君たちと共に出発する。報酬は元通り支払うが、雇用関係を結ぶ必要はない。
ヴィランドラ:
言い換えれば、ガイドとしての責任を負わなくていいんだ。僕たちに何があっても、君の名誉は傷つけない。どうだ?
ムアラニ:
一緒に行動する以上、チームの仲間だよ。そんな無責任なこと約束できないよ…あっ、ひょっとして、あたしのことをコオラウと同じ類の人間だと思ってる?
ヴィランドラ:
こういう条件もダメか。はぁ…
ヴィランドラ:
カーリャ、帰りのモラは君のバッグにある。君は先に帰ってくれ。ガイドもなく、先に進むのは危険だ。もう僕についてこなくていい。
カーリャ:
先輩…
パイモン:
一人でも行こうとするなんて。こいつ、よっぽど神秘の島に行きたいんだな。
ムアラニ:
ストップ!ガイドの前でそんなこと決断しないで!観光客を一人で危険な旅に行かせたりしたら、あたしを一番可愛がってるママだって許してくれないよ。
カーリャ:
ご迷惑をかけてしまい、本当に申し訳ありません…
ムアラニ:
そんなこと言わないで。見知らぬ二人をチームに入れるのは不適切だけど、まったく解決策がないってわけでもないから。
ムアラニ:
それじゃ…明日の朝、部族の南東の坂にある彫像の近くで集合ってことで!約束だよ!
ヴィランドラ:
僕の依頼を受けてくれる気になったのか?
ムアラニ:
ううん。あたしの方法は、旅の過程で君たちを「命を託せる友達」に変えること!
ヴィランドラ:
…そんなやり方もありなのか?なるほど。
カーリャ:
本当によかったです!ヴィランドラ先輩の分までお礼を言わせてください…!
パイモン:
なんか…さすがムアラニって感じの発想だな。
旅人:
さすがムアラニ!
ムアラニ:
さっそく準備を始めるよ。二人とも、ついて来て!
ムアラニと一緒に釣具店に行く
ムアラニ:
イェラっち、儲け話だよ~!
イェラファス:
私の名前はイェラファスです、って…もう言い返す気力も失せてきました。
ムアラニ:
わかってるって。でも「イェラっち」のほうが可愛いじゃん!
イェラファス:
はぁ…ここではあなたがお客さんですから、そういうことにしてあげます。
ムアラニ:
野営用のテントを買いたいの。フルセットで、最高品質のやつをちょうだい。
イェラファス:
依頼を受けたんですね?先に言っておきますが、お求めのものだと相当値が張りますよ。依頼主が払ってくれるんですか?
パイモン:
いくらぐらいするんだ?
ムアラニ:
モラのことは心配しないで。あたしが払うから。
パイモン:
えっ?でも…
旅人:
依頼主は俺たちなんだし…
ムアラニ:
コホン!旅人、パイモン、もう一回聞くけど、あたしたちって雇う雇われるの関係だっけ?
パイモン:
あ…いや、オイラたちは命を託し合える仲間だぞ!
ムアラニ:
そーゆーこと。あたし野営の準備に関しては結構こだわるほうなの。だからって、友達に払わせるわけにはいかないでしょ?そんなに高くないから心配しないで。
ムアラニ:
イェラっち、いくら?
イェラファス:
全部で二十万モラです。
パイモン:
やっぱり高いじゃないか!
ムアラニ:
想像して。旅の疲れで今にも眠り込んじゃいそうなのに、荒野に野宿するしかない…でも、一週間分のお小遣いを使えばお悩み解決。そう考えると、お買い得でしょ!
パイモン:
一週間のお小遣い…?ムアラニ…もしかしておまえ、大金持ちなのか?
ムアラニ:
そんなことより、他のお店でも買うものがあるから、ついて来て!
ムアラニと一緒に楽器屋に行く
ムアラニ:
こんにちは。アンシーおじさん!
アンシエタ:
いつまでおじさんと呼ぶんじゃ…お前さんにゃ、爺さんと呼ばれても良い年じゃぞ。
ムアラニ:
だって、アンシーおじさんはまだまだ若いもん。ね、ちょっと珍しいものを探してほしいの。値段のことは気にしないで。
アンシエタ:
ああ、言ってごらん。
ムアラニ:
野営の時にも持ち運びやすいレコードプレーヤーがほしいの。
アンシエタ:
めったに手に入らん代物じゃぞ。わしのとっておきの品なんじゃが…
ムアラニ:
アンシーおじさん、お願い。
アンシエタ:
ゴホン…壊すでないぞ。お前さんが使わなくなったら、定価で買い取ってやる。
ムアラニ:
おじさん、ありがと!!!
パイモン:
レコードプレーヤー?…ってことはレコードも買うのか?
ムアラニ:
ご明察。さ、次の店に行きましょ!
ムアラニと一緒にレコードショップに行く
ムアラニ:
やっほー、パカパカ!
パッカ·ヌイ:
やあ、ムアラニさん。ついにアルバムを出す気になったんですか?
ムアラニ:
アルバムを出すときは絶対に君に頼むよ。今回は別件——君が最近こっそり聞いてる、あのレコードを買いたいの。
パッカ·ヌイ:
えっ?あのレコードはコピーするのが難しくて…私もまだ聞き足りてないんですけど。
ムアラニ:
「謎煙の主」の友達にも、アルバム発行の依頼はパカパカにするようにって言っとくから。
パッカ·ヌイ:
おお、それならサイケデリック風のアルバムがよさそうですね!約束ですよ!
ムアラニ:
よし、レコードも無事確保!
パイモン:
なんでそんなのがいるんだ?
ムアラニ:
「謎煙の主」の友達に聞いたんだけど、この曲には不思議な力があって、夜に聞くと旅人の安全を守ってくれるんだってさ。
パイモン:
ほんとか?値段さえ高くなければ、旅の気分転換にはもってこいだけどな…
パッカ·ヌイ:
ムアラニさんなら相場も分かるでしょう?これは二万モラが限界ですからね。
ムアラニ:
おっけー、交渉成立♪
パイモン:
…ムアラニってホントに大金持ちみたいだぞ。
ムアラニ:
これで買い物は一通り終わったかな。次は…ふう、急に緊張してきた。
パイモン:
どうしたんだよ、ムアラニ?
ムアラニ:
次は、先生のところに行って、神秘の島への行き方が描かれた地図をもらわないといけないんだ。
ムアラニ:
ここの初代族長は、神秘の島に関する伝説と一緒に、一枚の地図を残したの。ま、地図って言っても、宝の地図みたいなものなんだけどね。
ムアラニ:
地図には謎の記号が書かれてて、ガイドは自分の経験に基づいて具体的なルートを読み解かないといけないの。
ムアラニ:
初代族長が地図を複写して当時の部族メンバーに配って以来、地図は代々受け継がれてきたんだ。多くの場合は師から弟子へと託される形でね。
ムアラニ:
ってことで、今日はヌウおじさんから正式にその地図を受け継ぐ日なの。
パイモン:
なるほどな…なんだかオイラまで緊張してきたぞ。だって、それってすごく重要な節目だろ?
ムアラニ:
そうだよ。でも、旅人とパイモンと一緒だって思うと、いくらか気が楽かな。あたしたちなら、絶対にヌウおじさんをがっかりさせたりしないよね?
パイモン:
そりゃそうだ、へへ…よし、じゃあムアラニの先生のところに向かおうぜ!
ムアラニと一緒に彼女の先生に会いに行く
ムアラニ:
こんにちは、ヌウおじさん!今日はおじさんがびっくりする話をしに来たよ!
ヌウ:
びっくり?…ついに地図を受け取りに来たんだな。
ムアラニ:
また当てられちゃった…
ヌウ:
この間、そちらの二人の友人のことを話してくれただろう?共に夜神の国に行ってきたと…そういう仲間なら、確かに命を託し合える仲と言えるだろう。
ヌウ:
ただ…ちょっと複雑な心境でね。
パイモン:
なんでだ?
ムアラニ:
ヌウおじさん、あたしにはまだ早いって思ってる?
ヌウ:
いや、若い世代のガイドの中で、お前は一番優秀だ。むしろ、準備ができていないのは私のほうさ。
ヌウ:
神秘の島に行くことは、ここのどんなガイドにとっても、そう簡単に成し遂げられることじゃない。だから、どうしても心配でね…
パイモン:
心配するな。オイラと旅人もついてるんだし、ムアラニならきっとたどり着けるぞ。
ムアラニ:
そうだよ。ヌウおじさんは絶対にコオラウなんかに負けてないって、あたしが証明して見せるから!
ヌウ:
誤解しないでくれ。お前が心を決めたなら、引き留めるつもりはない。ただ…もう一度念を押すぞ、ムアラニ。
ヌウ:
我々ガイドの使命は、何かを証明することじゃない。お客さんを目的地まで安全に案内すること——これこそが役目だ。
ムアラニ:
…うん、分かってる、ヌウおじさん。
ヌウ:
なら、この地図を受け取ってくれ。それから、これも。
ムアラニ:
これは?
ヌウ:
お守りだ。なくさないようにしっかり持ち歩くんだぞ。神秘の島から帰ってきたら、返してくれ。
ムアラニ:
スピネルの実でできてるの?でも、普通のスピネルの実じゃないみたい…
ヌウ:
ああ、だからよく効くんだ。
ムアラニ:
やっぱりおじさんは、あたしを分かってるね!
ムアラニ:
旅人とパイモン、明日は出発だから、今夜はゆっくり休んで。
パイモン:
おう、楽しみにしてるぜ!
出発前の準備はすべて整えた。ムアラニと約束した場所へ向かおう…
約束の場所に行く
ムアラニ:
旅人、パイモン。こっちだよ!
パイモン:
ムアラニ、もう来てたのか。あっ、変なやつも来てるぞ。
カーリャ:
おはようございます。
パイモン:
おはよう!
ヴィランドラ:
いつ出発するんだ?
ムアラニ:
ふふ、旅が始まる前からもう待ちきれないって急かす子供みたい。
ヴィランドラ:
早くやるべきことに着手したいだけだ…春の遠足とは違うってことは、君も分かってるだろ?お互い、プロらしく行こう。
ムアラニ:
心配しないで、あたしだってプロのガイドなんだから。コホン…じゃ、神秘の島への旅にレッツゴー!
パイモン:
おー!
ムアラニ:
まずは、この彫像なんだけど。
パイモン:
おう、これがなにか重要な手掛かりなのか?
ムアラニ:
ううん、「流泉の衆」の初代族長が神秘の島から帰ってきた時に建てたもので、ランドマーク的な存在なんだよ。
ムアラニ:
出発の前に彫像に触れて、ご先祖様にお祈りを捧げるの。そうすれば、神秘の島への旅がきっとうまくいくはずだよ。
ヴィランドラ:
…その説に理論的根拠はあるのか?
ムアラニ:
理論的根拠?そんなのはないけど、先生から教わったの。神秘の島へ出発する時のマナーなんだって。
ヴィランドラ:
……
ムアラニ:
あはは、よくできました。専門外のことについて、とやかく言わないのも、プロの精神だよ。
ヴィランドラ:
いいだろう。だが、それじゃ論文には書けない…
ムアラニ:
さあさあ、みんなで唱えましょ!
ムアラニ:
敬愛する先人よ…あなたがかつて成し遂げた偉業…その旅路を、今あたしたちは再び歩み出そうとしています。どうかこの出発を見届け、無事帰ってこられるよう見守ってください。
パイモン:
なんか、偉大な冒険が始まるって感じがするぞ!
ムアラニ:
でしょ?ふふっ、気合を入れて、まずは一つ目の手がかりを探しに行きましょ。
ムアラニが言った場所へ行く
パイモン:
うわあっ、コホラ竜がいっぱいいるぞ!
ヴィランドラ:
やはり、一つ目の手がかりはコホラ竜と関係してるんだな。
ムアラニ:
部族以外の人でも、地図の写本からたどり着くのはだいたい同じ結論。でもほとんどは、探す方向性が間違ってるんだよね。
ムアラニ:
初代族長は手がかりの部分に、特殊な記号を書き入れてるけど、それはあたしたちの部族がコホラ竜をマークするときの暗号なの。
ムアラニ:
適当に一匹や二匹のコホラ竜を当たっても、手がかりは見つけられないよ。
パイモン:
さすがプロだな!
ヴィランドラ:
だが、僕が調べた限り、コホラ竜は温泉を奪い合うときを除けば、あまり群れるのを好まないらしいが…
ムアラニ:
「流泉の衆」のガイドしか知らない秘密を教えたげる。野外に棲息するコホラ竜は、定期的にこの先にある谷に集まるんだよ。
ムアラニ:
そうだなぁ…部族で定期的に催される集会みたいなものかな。その時期が終わったら、すぐに散っていくんだけど。
ムアラニ:
ナタを頻繁に旅するガイドくらいしか、あんまり見られない光景かもね。
ヴィランドラ:
そんなことがあるのか?メモしておかないと。論文の然るべき部分に書き足そう…
ムアラニ:
地図を解読してみたけど、手がかりはあの谷の奥に隠されてると思う。
パイモン:
あっちに行くには、竜の群れを抜けないといけないだろ?
ムアラニ:
そうだね…できるだけ、あの子たちに気づかれないように行動しなくちゃ。友達と集まってるところを、邪魔されたくないでしょ。
カーリャ:
りゅ、竜の群れに近づかないといけないんですか…
ヴィランドラ:
コホン…協力すると約束した以上、双方が力を出し合うべきだ。しかし、カーリャはコホラ竜に襲われたばかりだから、あいにく都合が悪い。
ヴィランドラ:
だが僕は…なんら問題ない!カーリャにはここに残ってもらって、彼女の分の仕事は僕が肩代わりしよう。
ムアラニ:
ふふっ…そもそも全員で行く必要はないよ。
ムアラニ:
誰かが残って荷物を見ないといけないしね。じゃあ荷物の番は二人に任せていいかな?旅人とパイモンはあたしについてきて。
ヴィランドラ:
そうなのか。了解した。
ムアラニ:
でも、君の後輩を思いやる気持ちは、ばっちり伝わってきたから。
みんなと対策を練る
パイモン:
コホラ竜って警戒心が強いんだな。こんなんじゃいつまで経っても向こうに行けそうにないぞ。
ヴィランドラ:
地図の情報から、手がかりは向こうの谷にあるという結論が出たなら、竜の群れを追い払えばいいんじゃないか?君たちの腕前なら不可能じゃないだろう?
ムアラニ:
コホラ竜をこっちから傷つけちゃいけないって、部族の先輩たちに口を酸っぱくして言われてるの。そんな行為は不吉すぎるってね。
ムアラニ:
第一、パーティーに乱入するだけでも失礼なのに、参加者たちを追い払うなんて、ひどすぎでしょ!
ヴィランドラ:
そ、それはどういう理屈だ…
カーリャ:
では、ほかの方法を考えましょう。
ムアラニ:
う~ん…コホラ竜に気づかれずに谷に入る方法はきっとあるはず。一人で考えるのは非効率的だから、みんなで考えよう?
パイモン:
オイラも考えてみるぜ…う~ん、迂回するとか?
ムアラニ:
地図を見る限り、手がかりはコホラ竜の群れの真ん中あたりにあるし、迂回したって、ほかのコホラ竜の群れに出会うかも。
パイモン:
そうか…困ったな…
ムアラニ:
…カーリャさん、ヴィランドラさんのフォローに入る時くらいしか喋ってないけど、何かアイデアはある?
カーリャ:
わ、私ですか?そうですね…先輩がコホラ竜から手がかりを探すと決めたとき、私もコホラ竜について調べるのを手伝ったんです。
カーリャ:
すると、ある興味深い事実に気づきました——コホラ竜は聴覚によって獲物の方角を判断すると思われてきましたが、実は鋭い嗅覚の持ち主でもあるんです。
カーリャ:
役に立つかどうか、分かりませんが…
ムアラニ:
なるほど…そうか!それってすっごく重要な情報だよ、カーリャさん!
カーリャ:
カーリャでいいですよ…
ムアラニ:
じゃ、引き続き荷物の番をお願いね。旅人、パイモン、ついてきて。いい方法を思いついたんだ。
もう一度潜入する
ムアラニ:
あった!
パイモン:
なにがだ…?
ムアラニ:
コホラ竜のパーティーに乱入するための鍵!
ムアラニ:
鼻が効くのなら、いくら頑張ってあの子たちの視線を避けて静かに近づいても、匂いできっとバレちゃうでしょ。
ムアラニ:
でも、これがあれば問題解決だよ。この植物はコホラ竜と似た匂いがするから…
ムアラニ:
これから搾った液体を身体に塗り込めば、コホラ竜の鼻をごまかせるはず!
パイモン:
身体に塗るのか…
ムアラニ:
大丈夫だって。美容効果もあるんだよ。
ムアラニは搾った液体を使って、匂いをカモフラージュしてくれた。
パイモン:
うーん…なんかぬるぬるしてるな。でも、たしかにコホラ竜の匂いがするぞ。
ムアラニ:
よし、完璧だね。じゃ、もっかい挑戦しよう!
壁のラクガキを観察する
ムアラニ:
たぶんこの辺りだと思う。
パイモン:
見ろ、コホラ竜たちがあっちの岩に集まってくぞ。いったいなにしてるんだ?
ムアラニ:
さあ…パーティーに飽きちゃったから、あっちにみんなを集めて、面白い話でもしてるのかな?コホラ竜の言葉は分からないから、何とも言えないけど。
パイモン:
えっ?「流泉の衆」のガイドは、みんなコホラ竜の言葉がわかるもんだと思ってたぜ。
ムアラニ:
それ、誰に吹き込まれたの?
パイモン:
まあ、よく考えたら出鱈目に決まってるよな…ん?あれはなんだ?石の壁になにか…模様が出てきたぞ?
ムアラニ:
確か、色の変わる種類の苔があって、コホラ竜が放つ生理的信号に反応するって話を聞いたことがある。でも、苔が反応するためには、かなりの数のコホラ竜が必要なはず…
ムアラニ:
なるほど、これが手がかりなんだ!
パイモン:
写真を撮るか?
ムアラニ:
光でコホラ竜がびっくりしちゃうかもしれないから、模写するよ。
模写が終わると、ムアラニが元の道に案内してくれたので、静かに戻ってきた。そして、ずっと待ってくれていたヴィランドラとカーリャにそれまでの経緯を伝えた。
パイモン:
これで、第一関門は完璧に突破だよな?
ヴィランドラ:
なるほど。もし最初から竜の群れを追い払ってしまっていたら、手がかりも得られなかったわけだ…ふむ、やはり理論で説明できるな。
ムアラニ:
カーリャさん、彼っていつもこうなの?
カーリャ:
つい研究に夢中になってしまうようで…
ムアラニ:
とにかく、これであたしの判断は間違ってなかったって証明されたでしょ?あたしを信じる気になったなら、もう口答えはやめてね。
ヴィランドラ:
…分かった。そのほうが時間を無駄にせずに済みそうだ。
パイモン:
ムアラニって、チームをまとめるのが上手いんだな!
旅人:
プロのガイドだからね。
ムアラニ:
さてと、この手がかりから、次に向かう場所を決めないとね。この模様ってどんな意味なんだろう?
パイモン:
ずいぶん抽象的だな。全然わからないぞ。
ムアラニ:
…あっ!もしかして!
ムアラニ:
一見よく分からない線だけど…きっと「チャルチウィトリクエの丘」の水路と陸地が交わる線なんだ。こうやって地図の欠けてるところに嵌めれば…
ムアラニ:
おっけー、次の目的地が分かったよ!
パイモン:
そ、そんなのでわかったのか?
ムアラニ:
直感ってトコもあるけどね。仕事柄、地図をたくさん見てるうちに、こういった模様にも勘が働くようになったのかも。
ムアラニ:
さあ、休憩時間終わり。準備して。
谷で手に入れた手がかりをもとに、ムアラニは次の目的地を見つけた。しかし、そこには新たな挑戦が待ち受けているようだ…
ムアラニが推理した場所へ行く
ムアラニ:
うん…ここで間違いないはず。
パイモン:
次はどっちに進めばいいんだ?
ムアラニ:
あたしにもまだ分からないけど、地図を見る限り、水域を横切る装置があるはず。でも、こっちの線は何を指してるんだろう…
ヴィランドラ:
ふむ、なるほど。僕の理論通りだった!
パイモン:
変なやつが、また変なこと言ってるぜ。
ムアラニ:
思いついたことがあるなら、ぜひ教えて。
ヴィランドラ:
地図に描かれた装置を表す線は、おそらく「スピリットウェイ」を指していると思う。
ムアラニ:
なるほど…確かにその可能性はあるけど、でも部族はこの周辺に「スピリットの刻門」を設置してないはずだよ。
ヴィランドラ:
僕の理論じゃ、それは人間が設置したものとは限らない。人間が活動を始める遥か昔から、ナタの龍はすでに似たような装置を使っていたと思われる。
ヴィランドラ:
むしろ、君たち一族が使っているスピリットの刻門は、龍の時代のものを真似て造られたのかもしれないな。
ムアラニ:
あ…思い出した!たしか、ヌウおじさんにもそんな話を聞いたことがあるよ…
ヴィランドラ:
ああ、僕も言い伝えを耳にしてね。研究に関係があると思って、色々資料を調べたんだ。
ヴィランドラ:
神秘の島にたどり着くルートは見つからなかったが、島付近の地形の特徴は推測できた。
ヴィランドラ:
つまり、水路と陸地の交わる、燃素の豊富な地であることだ。僕の研究によれば、そもそも「スピリットウェイ」は燃素の流れに伴って発生する自然現象なんだ。
ヴィランドラ:
おそらく、このエリアには「スピリットウェイ」が数多く潜んでいるだろう。そして太古の時代ここに生きていた龍が、それらを制御する装置を残している可能性は高い。
ムアラニ:
なるほど…すごい!これで全部の辻褄が合ったよ。
パイモン:
変なやつのお手柄だな。
ヴィランドラ:
コホンッ…褒めすぎだ。僕の理論が正しければ、神秘の島までそう遠くはないはずだ。ギミックを解けば、島の具体的な位置を特定できるだろう。
ムアラニ:
じゃ、みんなで龍の「スピリットの刻門」を探しましょ!
ヴィランドラ:
あまりに雑な呼び方で、論文にそのまま書くのは憚れる。こちらは龍が使っていた装置なのだから、もっと本質を表すような言葉——例えば、「燃素ノード」と呼ぶべきだ。
ムアラニ:
…じゃあ、みんなで「燃素ノード」を探しましょ!っていうか、「燃素ノード」って何?
ヴィランドラ:
僕の推測が正しければ…あれを見てくれ!
パイモン:
おお、光り出したぞ。これがそうなのか?
ムアラニ:
近づくと活性化するみたいだね。確かに「スピリットウェイ」によく似てる…
ムアラニ:
でも地図を見た限り、「燃素ノード」はもう二つあるはず。一緒に探してみましょ。
みんなと合流して対策を練る
パイモン:
ふぅ…やっと揃ったな!
ムアラニ:
みんなお疲れ様!まずは操作方法からだね。うーん…人為的に設置したものと似てはいるけど、やっぱり百パーセント制御することはできないみたい。
パイモン:
それってなにか問題があるのか?
ムアラニが「燃素ノード」を操作して「スピリットウェイ」の一部が空中に現れたが、また消えてしまった。
ムアラニ:
ほら…普通の「スピリットの刻門」は起動さえすれば後は安心して使えるけど、これの場合は、常に誰かが操作してないといけないんだよ。
ムアラニ:
それと地図のヒントを見る限り、ギミックを解くには、途中で別の「燃素ノード」に切り替えて、「スピリットウェイ」のルートを変えないといけないの。
ムアラニ:
下手したら、「スピリットウェイ」から落ちちゃう可能性だってある。
パイモン:
あ、危なすぎるだろ!?
ヴィランドラ:
理論上、三つの「燃素ノード」をそれぞれ操作する者がいれば、危険はないはずだ。
ムアラニ:
君も操作できる?さっき試してみたけど、「スピリットの刻門」よりも難しそうだったよ。
ヴィランドラ:
実際に操作したことはないが、資料を山ほど調べたから、理論上はいけるはずだ。とりあえず試させてくれ…
ヴィランドラは「燃素ノード」を操作しようとしたが、失敗に終わった。
ヴィランドラ:
…理論上、こんなはずはなかったのだが。
カーリャ:
私にも先輩にも無理みたいです…お力になれず、すみません…
ムアラニ:
えーっと…君はいけそう?
あなたも「燃素ノード」を操作し、「スピリットウェイ」を出現させることに成功した。
パイモン:
…へへっ。ま、これまでの経験からして、これぐらいの装置は朝飯前だよな。
ムアラニ:
よし…じゃ旅人はここに残って「燃素ノード」を操作して。あたしはギミックを解きに行くよ。
ムアラニ:
切り替えてほしいタイミングでサインを送るから。タイミングに合わせて対応する「燃素ノード」の近くまで行けば、きっとうまくいくはず!
パイモン:
ちょっと待てよ!最初話してたのより、さらに危ないんじゃないのか?
ムアラニ:
心配しないで。「スピリットウェイ」の下は水だから、万が一落ちても怖くないよ。あたし、泳ぎは得意なんだ!
パイモン:
あんな高いところを、めちゃくちゃ速いスピードで進むんだぞ…もしミスったりしたら、泳ぐのが得意だからってどうにもならないだろ…
ムアラニ:
パイモン、出発前の約束を覚えてる?
ムアラニ:
神秘の島には、命を託し合える仲間と一緒に向かわないといけない。旅人とパイモンがあたしを信じてくれてるんだから、あたしも君たちを信じてるよ。
パイモン:
そ、そうだな…
旅人:
安心して任せて!
パイモン:
気をつけろよ…!!
水域の変化を観察する
ムアラニ:
ふぅ…やった!
パイモン:
ムアラニってすごいな!失敗するんじゃないかって、すっごくひやひやしたぞ…
ムアラニ:
あと何回やったって、絶対に大丈夫だよ。あれ?「燃素ノード」の光が消えた?
パイモン:
ほんとだ…
ヴィランドラ:
どうやら、「燃素ノード」はエネルギーをチャージする必要があるようだな。一度起動すると、暫くの間使えなくなる。
ムアラニ:
となると、確実にチャンスをものにしないとね。一度逃せば、いつまで待たされるか分からないってことだ。
ヴィランドラ:
あれは…
パイモン:
空が曇ってきたな——ん!?水面に渦がいっぱい出て来たぞ!
ムアラニ:
そうだね…高い所に行きましょ。
一行は近くの丘に登った。
ムアラニ:
あれを見て!
パイモン:
うわっ、水面にめちゃくちゃデッカイ渦が出てきてるぞ!
ムアラニ:
あそこが次の目的地だよ…
パイモン:
えっ…どういうことだ?
ムアラニ:
…神秘の島に行くためには、あの渦の中に入らなくちゃいけない——これが地図から得た唯一の答えなの。
パイモン:
えっ…
ヴィランドラ:
単刀直入に言わせてもらうが、その渦に入る危険性については、「流泉の衆」のガイドである君のほうがよく分かっているだろう。
ムアラニ:
うん、分かってる。でも、地図を解読した結果も、さっき上空から観測した「スピリットウェイ」の流れも…
ムアラニ:
あの渦の中に通路が隠されてるって示してた!
ヴィランドラ:
…もし君が間違っていたら?
カーリャ:
先輩…
パイモン:
……
ヴィランドラ:
理不尽を言うつもりはない。残念ながら、この分野においては僕も専門家だ。
ヴィランドラ:
おそらく「スピリットウェイ」が周囲の水域に影響を与え、水位が下がった結果、渦ができたんだろう。
ヴィランドラ:
このスピードでいけば、ほどなくして、水底に沈んでいた陸地が浮かび上がり、完全な姿を現すはずだ——こちらのほうが、神秘の島の定義にふさわしいと思わないか?
ヴィランドラ:
だから浅瀬のほうへ向かうべきだ。渦の中に飛び込めば、流れに巻き込まれて、底なしの深淵に引きずり込まれるに決まってる!
パイモン:
うぅ…こいつの話も一理あるような?
ムアラニ:
…今のところ、反論の根拠は思いつかないけど、あたしは自分の判断を信じてる。
ヴィランドラ:
なら、君との協力関係は打ち切りだ。
パイモン:
お互い信頼し合うって約束しただろ!
ヴィランドラ:
これは僕の専門的知見に基づいて得た結論だ。それを否定しろ、と言われても無理だな。この先は、それぞれの判断で行動しよう。
ムアラニ:
…だめ!
ヴィランドラ:
なっ…
ムアラニ:
お客様が途中で離脱するなんて、ガイドとして縁起が悪すぎるよ。そんなの絶対に嫌だ。
ヴィランドラ:
なら、僕の最初の提案通りにしよう。君は僕のガイドじゃないし、理論上、僕に対して何の責任もない。
ムアラニ:
はぁ、一度チームを組んだからには撤回なんてできないよ。不吉な事が起きるかどうかは、君やあたしがコントロールできるものでもない。
ムアラニ:
こうしよう——君とカーリャさんはここで待ってて。あたしたちが渦の近くを調べてくるから。
ムアラニ:
君が何事においても理屈にこだわるのは分かってる。だから、君を説得するのに十分な根拠を見つけて戻ってくるよ!
ヴィランドラ:
それは…
ムアラニ:
旅人、パイモン、行きましょ!
ムアラニと一緒に渦を調べる
パイモン:
ううっ、デカい渦の手前まで来たぞ!でも、あんなに大きい渦の中に入るって思うと…
ムアラニ:
あたしが無茶を言ってるって、パイモンも思ってるよね?
パイモン:
そ、それは…
ムアラニ:
気にしないで、無理もないよ。実は、あたしもヴィランドラさんの言ってることは理解してるの。
ムアラニ:
ガイドをするっていうのはそういうことなんだ。部族に代々受け継がれてきた経験を糧に、あたしたちは困難を乗り越えて、お客さんを目的地まで導く術を身につけた。
ムアラニ:
でも、進むべき方向の決定権を与えられる一方で、判断を誤った場合の結果も背負わなきゃいけない。時にその結果は…
ムアラニ:
——これまで集めた情報から、あたしはあの渦の中に入るべきだって確信してるけど…渦の中に何があるのかは分からない。
ムアラニ:
もしあの二人があたしの提案に反対し続けるとしたら、二人を説得できる自信はないよ。
ムアラニ:
旅人とパイモンも…あたしの依頼人だし、もし危険すぎると思うなら、ここでストップをかけてもらっても全然平気だよ…
ムアラニ:
ここからの帰り道は、あたしすごく詳しいから安心して!
パイモン:
ムアラニ…
ムアラニ:
旅人…
パイモン:
そうだぞ!ムアラニがオイラたちのことを信じてくれたように、今度はオイラたちが信じてやる番だぜ。
パイモン:
大体、たかが渦ごときにビビるもんか。オイラたち、夜神の国からも見事帰還できたんだぞ。渦に巻き込まれて水の底に放り出されたって、ちっとも怖くなんかないぜ。
ムアラニ:
パイモン…もっかいハグしよ!
パイモン:
そ、そんなことより…まずは渦を調べよう。あいつを説得する材料を集めないとな。
パイモン:
縁起がいいとか悪いとかは別として、あいつは結構知識もあるみたいだし、チームに残ってもらったほうがいいと思うぞ。
ムアラニ:
うん、あたしもそう思う。でも、ここに手がかりはなさそう…もっと水面に近づいて観察してみよっか。
パイモン:
あれ、気のせいか…?ムアラニ、渦が小さくなった気がしないか?
ムアラニ:
確かに…もしかして、あの「燃素ノード」と同じで、時間制限があるのかな?
パイモン:
なら急がないとだな!
カーリャ:
ムアラニさん、大変です!
ムアラニ:
カーリャさん?こんなところまで来て、どうしたの?
カーリャ:
ヴィランドラ先輩がまずは自分の判断を検証したいって言い張って…止めたのですが…
カーリャ:
南側の水位がじきに下がるから徒歩で渡れるはずと、先輩が見込んで渡り始めたら、急に水面が上昇して、流されてしまったんです。
カーリャ:
私は泳ぐのが苦手で、どうしようもなくて…急いで呼びに来たんです。
パイモン:
う…渦が消えるまでになんとかできるか…?
ムアラニ:
パイモン、迷う必要なんてないよ。カーリャさん、すぐいくから、彼がいる方向を教えて!
ムアラニと合流する
ヴィランドラ:
ゲ…ゲホッ、ゴホッ…
ムアラニ:
ふぅ…カーリャさんが知らせに来てくれたおかげで、なんとか間に合ったよ。
パイモン:
あっ…あそこだぞ!
カーリャ:
ヴィランドラ先輩!よかった…本当にごめんなさい、ムアラニさん。
ムアラニ:
はぁ…待っててって言ったでしょ?
ヴィランドラ:
ゲホッ…水面の変化から、神秘の島への道が現れる時間はそう長くないだろうと気づいた。だから、チャンスを見逃すわけにはいかなかったんだ。
ヴィランドラ:
しかし…僕の判断は間違っていた。ということは、君のほうは…
パイモン:
あ、そうだ、今から渦のところに戻っても間に合うかな…あれ?渦が消えてるぞ!
ムアラニ:
やっぱり間に合わなかったか…
ヴィランドラ:
…なぜそのチャンスを逃してまで、こっちに来た?
ムアラニ:
何、その言い方。お客さんがチームから抜けるだけでも縁起が悪いのに、溺れ死んだなんてことになったら、たまったもんじゃないでしょ?
ヴィランドラ:
……
カーリャ:
本当にごめんなさい…
ムアラニ:
気にしないで、カーリャさん。たぶん、あの「燃素ノード」を再起動すれば、また渦は出てくると思う。
ムアラニ:
ただ、いつ「燃素ノード」を再起動できるか分からないってのが問題だけど…
ムアラニ:
ま、今日はもう遅いし、みんなも一日中駆け回って疲れたでしょ。とりあえずテントを張って、空腹を満たそう、ってのがガイドからの提案。面倒なことはまた明日考えよう。
パイモン:
言われてみれば、たしかにお腹ペコペコだぞ…
旅人:
ずいぶん長く持ったね。
パイモン:
オイラの胃袋はいい子だからな。みんなが一所懸命働いてるときは、大人しくしてくれてるんだ。
ムアラニ:
腕によりをかけてたーっぷりご馳走を作るよ。でも、その前に場所を探してテントを張ろ。うーん…あそこがよさそう。
ムアラニに連れられて、テントを張る場所に来た。
パイモン:
ここでいいか?オイラと旅人も手伝うぜ!
ムアラニ:
じゃお願いしていい?あたしは火を起こしてくるから。野営の豆知識を一つ教えてあげる——テントは焚き火の風上に張るのが鉄則だよ。
ムアラニを手伝ってテントを張る
ムアラニ:
どうだった?頑張って覚えた、キャンプにぴったりの料理。
パイモン:
おう!めちゃくちゃ美味しかったぞ…ムアラニは料理も得意なんだな。
ムアラニ:
カーリャさんに色々手伝ってもらったから。ほんと、ありがとね!
カーリャ:
いえいえ、皆さんのお役に立てて嬉しいです。
遠くから心がざわつく叫び声が聞こえてきた…
パイモン:
あれ?今、唸り声みたいなの聞こえなかったか?夜の野外ってやっぱり不安だな…
ムアラニ:
心配しないで。レコードを買ったのを覚えてる?今つけるよ。
ムアラニ:
ね、効いたでしょ?
パイモン:
この曲、そんな効果があったのか。ただの縁起物だと思ってたぜ。
ムアラニ:
風習には先人が残してくれた貴重な経験がたくさん隠されてるって、両親が教えてくれたの。信じればきっといいことが起こるよ。
パイモン:
なるほど…
ムアラニ:
この神秘の島の旅もある意味、初代族長が残した風習の一つなんだけど…いったいどんな経験を伝えようとしてるんだろうね。
旅人:
初代族長はどんな人だったの?
パイモン:
オイラも気になるぞ!
ムアラニ:
あたしも実は詳しくなくて、小さい頃に両親から聞いた話なんだけど…
ムアラニ:
最初にナタの地図を描いた人で、最初にコホラ竜を仲間にした人でもあるんだって。
パイモン:
なんかすごそうだな。
ムアラニ:
うん。どんなにたどり着くのが難しいところでも、足を踏み入れたことのない場所はほとんどなかったらしいよ。
ムアラニ:
彼のガイドとしての名誉は、今でも匹敵する人がいないレベルだよ。神秘の島への旅は、中でも一番輝かしい栄誉なんだ。
ムアラニ:
でも不思議なことに、それまで一度も立ち止まることのなかった彼は…神秘の島から帰ってきた後、足を休めて今の「流泉の衆」を立ち上げた。
ムアラニ:
それは一体、どんな意味のある旅だったんだろうね。
ムアラニは、ヴィランドラがさっきから黙っていることに気付いた…
ムアラニ:
あれ?ちょっと…何でこんなに空気が重いの?みんな、なんか喋ってよ!
ムアラニ:
ね、休む前に、キャンプファイヤーで盛り上がろう!
ヴィランドラ:
…明日、あの渦に飛び込むのなら、今は体力を養うのが一番の得策だろう?
ムアラニ:
もう~、つれないんだから。一応命の恩人の提案なんだけどな。
パイモン:
そうだぞ!
ヴィランドラ:
わ、分かった…規定通りなら、キャンプファイヤーでは何をすればいいんだ?
ムアラニ:
規定?キャンプファイヤーをやるのに規定なんてないでしょ?楽しければいいんだよ。そうだなあ。あたしが質問して、みんなが思ったことをそのまま言うのはどう?
パイモン:
面白そうだな!
ムアラニ:
じゃあ、一問目…旅の意味って、何だと思う?
パイモン:
なるほど、ちょうどこの話をしてたもんな。
ムアラニ:
みんなで考えれば、初代族長があの時、何を考えてたのか分かるかもって思ってさ。
パイモン:
オイラが最初に答えるぜ!そうだな…旅の意味はお宝と、色んな美味しい食べ物だ!でも…
パイモン:
…一番大事なのはやっぱり、一緒に旅をしてくれる仲間だと思うぞ!
ムアラニ:
うんうん、あたしもそう思う!次…旅人はどう思う?
旅人:
旅の意味…
目を閉じて、初めて蛍と別れた時のことを思い出した。
ずいぶん長く歩んできたけど、この旅の当初の目的は蛍を見つけることだった。でも、この目的は未だに達成できてなくて、俺はこの長い旅の意味を見失いそうになっている…
けれど、ふと、モンドの風車が動く音に耳を傾けたこと…そして、璃月港の華やかな明かりに照らされる夜空を思い出した。
稲妻城のピンク色の絨毯の上を歩き、
コーヒーの香りをたどってスメールシティへ——
そして、波音が響く中、フォンテーヌの水に潜って、色とりどりの魚の群れを追いかけた。
このすべてが、旅の意味なのかもしれない。
ムアラニ:
ずいぶん長く考え込んでるね。
旅人:
どこから話せばいいのかな?
ムアラニ:
うーん…分かった。ナタに来る前に、色んな国を旅してきたんでしょ?
ムアラニ:
旅人はガイドのあたしよりも旅の経験が豊富だから、どこから話せばいいか迷っちゃうのもわかるよ。
ムアラニ:
それじゃまずはお預けってことで、答えが出たらまた教えて。
ムアラニ:
次は…カーリャさん、聞かせてくれる?
カーリャ:
私ですか?旅といっても…実は今回、初めて遠出したんです。役に立つ意見は出せないかもしれません。
ムアラニ:
いいのいいの、だってただのキャンプだよ。研究討論会じゃあるまいし。
カーリャ:
分かりました…私は…旅は、「寄り添う」ことだと思います。
カーリャ:
目的地にたどり着くまでは、旅のことだけを考えて、お互い寄り添っていれば、悩みなんて消えるんです。
ムアラニ:
何となく分かるよ。
パイモン:
オイラも!
カーリャ:
本当ですか?笑わないでくださいね…
ムアラニ:
さてと、じゃあ次はヴィランドラさんの番だね!
ヴィランドラ:
…どうしてもというのなら、言わせてもらおう。
ヴィランドラ:
僕の人生の目標や理想は、すべて「結果」だ。「旅」などしょせん、結果に通ずる道のりでしかない。
ヴィランドラ:
正しい「結果」へと導くことこそ、旅の最大の意味だと思う。
ムアラニ:
そうなの?ちょっと理解するのが難しいや…
ヴィランドラ:
何も難しいことはない。君たちの初代族長もきっと同じ決断をした。
ヴィランドラ:
神秘の島で十分な価値のある「結果」を見つけたから、旅を終わらせたのだろう?「結果」を得たからには、それ以上旅を続けても意味はない。
ムアラニ:
それは…
ヴィランドラ:
ここに来る前、ある研究成果を盗まれたんだ。
ヴィランドラ:
やつは僕の研究成果に署名をしただけで、すべての栄誉を持って行ってしまった。まるで僕が注いできた心血は、最初から存在しないかのようだった。
ヴィランドラ:
分かったか、お嬢さん。「結果」のない「過程」には、何の意味もないんだ。
ムアラニ:
…それは気の毒だったね…でも、その考えには賛同できないよ。
ヴィランドラ:
同情などいらない。神秘の島にたどり着き、正しい「結果」さえ得られれば、今の状況はどうでもいい「過程」に過ぎない。
ヴィランドラ:
昼間の出来事を経て、僕の判断が間違っていたことは証明された——ここは君の判断を信じよう。僕が言ったことについては謝る。
ヴィランドラ:
今度こそ、神秘の島にたどり着かないと…命を君に預けることは、僕にとって必須の決断なんだ!
パイモン:
これって謝ってるのか?なんだか変な感じだぞ…
ムアラニ:
「流泉の衆」のガイドたちは、こんな風に言うの。もし旅の目的が単にゴールにたどり着くことなら、最初から外に出る必要はないってね。
ムアラニ:
だってすべての旅の最終的なゴールは家なんだもん。
ムアラニ:
お客さんを連れて道を急ぐばかりじゃ、ガイド失格だよ。あたしは目的地を目指す過程だって、楽しんでもらいたいの!
ムアラニ:
それこそが「旅」——これがあたしの答えだよ。
ヴィランドラ:
…君が僕に賛同できないように、僕も君の理屈には賛同できない。
ムアラニ:
別にいいんだよ。旅のもう一つの大きな役割は、お互いに分かり合えるようにしてくれることだからね。
ヴィランドラ:
それはまたどういう理屈で…
ムアラニ:
はいはい、この話は終わり。まだ寝るには早いし…怪談でもする?
パイモン:
えっ?オイラ、ちょっと怖いぞ…
ついに神秘の島の場所を突き止めた。しかし、無事に神秘の島の旅を終わらせられるかは、まだ分からない…
ムアラニたちがいる場所へ行く
パイモン:
ムアラニ!
ムアラニ:
ちょうど君たちを呼びに行こうとしてたところだよ。
パイモン:
あ…!渦をもう一度出現させたのか?
ムアラニ:
運が良かったよ!「燃素ノード」は太陽が昇ったら、チャージが完了したみたい。今回は二人が手伝ってくれたから、すぐにギミックを解けたの。
ムアラニ:
「燃素ノード」を操作するコツをつかもうと、朝からずっと練習してくれてたみたい。
パイモン:
おおっ?ちゃんと謝ったら、背中を預けられる仲間になれたみたいだな?
ヴィランドラ:
僕たちをからかってる場合か?渦の出現時間には限りがあることを忘れるなよ。
パイモン:
そうだったぜ。早く渦のほうに向かわないとな!
ムアラニ:
昨日色々と話したけど、もう一回確認させて。みんなはあたしの判断を信じてくれてるよね?
パイモン:
もちろんだ!
ムアラニ:
よし、それじゃ行こう!
地下洞窟を探索する
パイモン:
ゲホッ…うっかり水を飲んじゃって、あせったぞ…ここは?
ヴィランドラ:
水の底にこんな洞窟があったのか?
パイモン:
やっぱりムアラニは正しかったな!
ムアラニ:
この洞窟がどこに通じてるのか見てみよう。ついて来て。
引き続き進む
パイモン:
あれってマグマか…?
ムアラニ:
ここはマグマが作った地下洞窟みたいだね。
ヴィランドラ:
なるほど。「スピリットウェイ」は、地下にあるマグマに影響を与えてたんだな。
ヴィランドラ:
マグマの流れを変えれば、一時的に空洞ができて、水の流れに沿ってここにたどり着けると…ふむ、理論的にも説明できるな。
ムアラニ:
スメールの学者って、みんなこんな感じなの?
パイモン:
どうだろうな…
ヴィランドラ:
でも、こんな地下に「島」なんてあるのか?
ムアラニ:
まだ目的地には着いてないみたいだね。このまま進もう。
周辺の状況を調べる
パイモン:
かなり入り組んでるな…あちこちにマグマがあるから、どこに行けばいいかわからないぞ…
ムアラニ:
みんな、辺りに何かないか調べてみよう。
ヴィランドラ:
いいだろう。ここの環境サンプルを集めるのは、研究に役立ちそうだ。
周辺の状況を調べる
パイモン:
ここって植物まであるのか?
ムアラニ:
珍しいことじゃないよ。これはスピネルの実——マグマの近くに生えるんだ。
ムアラニ:
あれ…?やっぱりちょっとおかしい…これ、普通のスピネルの実じゃないよ。お守りに使われてるスピネルの実と同じ種だ。
パイモン:
それっておまえの先生がくれたお守りのことだよな?
ムアラニ:
うん…だとすると、ヌウおじさんはここに来たことがあるのかな?でもおじさん、神秘の島にはたどり着いてないって言ってたけど…
ムアラニ:
帰ったらおじさんに聞いてみるよ!
周辺の状況を調べる
パイモン:
ここから見ると、あの光…やたら眩しく見えるぞ。そもそも、なにが光ってるんだ?
ムアラニ:
あそこの光は…ちょっと待って、地図にヒントがあるみたい…
カーリャ:
ガイドさん、先輩も何か気付いたみたいです…
次の行動について相談する
ヴィランドラ:
遠くの、あの金色の光が見えるか?あそこが「神秘の島」——目指すべき場所だ!
パイモン:
本当か?
ヴィランドラ:
僕はスメール教令院の素論派の学者で、鉱石が専門なんだ。
ヴィランドラ:
初めて神秘の島の伝説を耳にした時、こんな描写があることに気づいた。
ヴィランドラ:
「金色の光に輝く島」だと。大げさな表現に聞こえるかもしれないが、これは極めて稀な鉱物——「凝火鉱」のことだ。
ヴィランドラ:
特定の条件において、大量のマグマが急に冷却されると、この鉱物が生成される。
ヴィランドラ:
流される前に固まったが故に、膨大な塊が魅惑的な金色の輝きを放つ…
ヴィランドラ:
僕の推測が正しければ、この先にはマグマのエリアが広がっているはずだ。そして「神秘の島」というのは、マグマの上に浮かぶ、島のように大きな凝火鉱のことだろう!
パイモン:
つまり、オイラたちは本当に神秘の島にたどり着いたってことか?
ヴィランドラ:
喜べ。この鉱石はたとえ小さな塊でも、計り知れない価値がある!
パイモン:
本当か?じゃあ、急がないと…
ムアラニ:
ちょっと待って、パイモン。そろそろ戻らないと。
パイモン:
えっ?どうして?
ヴィランドラ:
それはどういう意味だ?
ムアラニ:
地図のヒントはほとんどなぞなぞみたいなものだけど、ここだけははっきり言ってる。「遠くにある金色の光を見つけたら、反対方向へ進め」って。
ムアラニ:
今の話は理にかなってるけど、金色の光を放ってる場所は、ご先祖様がたどり着いた神秘の島じゃないよ。
ヴィランドラ:
冗談じゃない!ここまで来て、引き返せるわけがないだろ!
パイモン:
でも、今までもムアラニの判断は正しかっただろ…財宝に気をとられてないで、さっさと引き返そうぜ!
ヴィランドラ:
財宝のためだとでも?ハハハ…
パイモン:
おい、また様子がおかしくなっちゃったぞ…
ヴィランドラ:
研究成果を奪われた後、僕は新しい研究を始めた…研究の中心はまさにこの鉱石だ。
ヴィランドラ:
この鉱石さえ持ち帰れば、僕の理論を証明できる。これで失ったすべてを取り戻せるんだ。
ヴィランドラ:
僕にとって、この鉱石は必ず手に入れるべき「結果」なんだ。でないと、ここまでの苦労には何の意味もない!君たちにそれが分かるか?
ムアラニ:
前に約束したことを守って、あたしの判断を信じて。
ヴィランドラ:
何故だ…まさか僕を疑っているのか?伝説の宝が実在することを確認した今、部外者の手に落ちるのが惜しくなったんだろう!
カーリャ:
先輩、ガイドさんはそんな人じゃありませんよ…
ヴィランドラ:
「結果」は目の前なんだ。絶対にここで諦めたりしない!
パイモン:
あっ、あいつ、奥に入ったぞ!なんでまた…!
ムアラニ:
早く止めて…マズい!
パイモン:
気のせいか?なんか地面が揺れてるような…
道を阻む魔物を倒す
パイモン:
うわぁ、この魔物たち、どこから出てきたんだ!?
ムアラニ:
この魔物…マグマの動きがまた活発になってるみたいだね。
カーリャ:
ガイドさん、ヴィランドラ先輩は…
ムアラニ:
うん、このままだとマグマに閉じ込められちゃう。魔物たちを早く片付けて向かいましょ!
ムアラニと対策を練る
パイモン:
マグマがどんどん上がってきてるぞ…
カーリャ:
ヴィランドラ先輩…
ムアラニ:
…旅人、パイモン、カーリャさんをお願い。行ってくるから待ってて!
パイモン:
ムアラニ、なにする気だ?
ムアラニ:
あたしのサーフボードはマグマの上でも短時間なら使えるよ。水の上で使うよりはだいぶスリル満点だけど…
パイモン:
いやいや、危なすぎるだろ…!
パイモン:
…わかった。こっちはオイラたちに任せろ!
ヴィランドラに追いつく
ヴィランドラ:
あとちょっとだったのに…!
ムアラニ:
よく見て。このマグマを通り抜けることなんてできない。無理に進んだら死ぬよ!どうして諦めてくれなかったの?
ヴィランドラ:
どうして諦めなかった、か…確かに僕は通り抜けられないかもしれないが、君はどうだ?
ムアラニ:
あたしは…
ヴィランドラ:
君にはマグマの上で動く能力がある。頑張れば、あそこにたどり着き、ガイドとして最高の栄誉を手に入れていたかもしれない!
ヴィランドラ:
そうすれば、君は「結果」を得られる。あのコオラウだって、君をとやかく言えなくなる。
ヴィランドラ:
どうして諦めなかったかと聞かれたが——逆に君なら、このチャンスを諦めきれるのか?
ムアラニ:
…マグマが来ちゃう。あたしがリスクを冒して行っちゃったら、みんなはどうなる?忘れたの?あたしはとっくに答えを出してたでしょ。
ヴィランドラ:
君は…
ムアラニ:
ついて来て!
ヴィランドラ:
なっ——
ムアラニは驚くほどの力で、嫌がるヴィランドラをサーフボードの上に投げつけた。
安全な場所に戻る
パイモン:
ムアラニたちが戻ってきたぞ!
ムアラニ:
ただいま。ヴィランドラさんって運がいいね、大したことなかったよ。
カーリャ:
本当に良かった…ありがとうございます、ガイドさん。
ムアラニ:
どういたしまして。もうここも危ないから、早く何とかして脱出しよう!
ヴィランドラ:
嫌だ!まだ立てる。戻らせてくれ…
パイモン:
勘弁してくれよ!こんな時にまだ争う気でいるのか?
カーリャ:
ヴィランドラさん!
ムアラニ:
わお…
カーリャ:
先輩は今まで出会った中で、最も才能のある人です。研究の成果を盗まれて、栄誉を手にできなくても尚…その思いは揺らいでいません。
カーリャ:
今回だって、たとえ「結果」を出せなくても、新しい研究で成功を収められると思ってたんです。だって、才能までは奪われようがないもの!
カーリャ:
あなたは憧れの先輩なんです。ですから…こんなことにこだわったせいで死ぬなんて、絶対に許しません!
ヴィランドラ:
カーリャ…
ムアラニ:
やっと落ち着いてくれた。最初からカーリャさんに任せるべきだったかな。
パイモン:
ムアラニ、マグマが上がってきちゃうぞ!
ムアラニ:
慌てないで。ヌウおじさんに教えてもらった技が役に立つ時が来たみたい。
ムアラニ:
ピューッ♪
パイモン:
コホラ竜…一体どこから来たんだ?
ムアラニ:
説明は後よ。みんな、早く乗って!
パイモン:
おう!
地下の洞窟から脱出する
パイモン:
ゲホッ、ゲホッ…竜に乗って水に入った時、また水を飲んじゃったぞ…
ムアラニ:
みんな無事?揃ってる?一、二、三、四、五、ふぅ…全員ちゃんといるね。
ムアラニ:
ギリギリ脱出成功、そして全員生存!よかったぁ。金運アップも間違いなしだね。
パイモン:
ええ、本当か?
ヴィランドラ:
何の意味がある?結局神秘の島にはたどり着けなかったじゃないか…
パイモン:
ずっとそんな顔してたら、財運まで逃げちゃうぞ!
ムアラニ:
地図のヒントによると、まだ道があるみたい…
パイモン:
えっ?じゃあ、次はどこに行けばいいんだ?…ん?なんか出発地点に戻ってるみたいだぞ。
ムアラニ:
…みんな、あの彫像のところに行こう。
みんなは彫像の近くにやってきた。
パイモン:
またここに戻ってきたけど…これってどういうことなんだ?
ムアラニ:
…彫像に文字が隠されてたみたい。ほら、触れると出てくる。
パイモン:
本当だ。オイラもやってみるぜ!
movie
彫像に隠された文字は、初代族長の冒険譚を物語っている——彼もかつて、自らの実力を証明しようと伝説の神秘の島を探していたのだ。仲間たちと助け合い、信頼関係を築き、互いに協力して目的地にたどり着いた。しかし、最後の危機に直面した彼は、「成果」を諦めることを選んだ。手ぶらで帰った彼は、無事でいる仲間たちを見て、自分が欲していた宝物は、ずっと目の前にあったのだと気づいた。彼は旅を始めた場所で仲間たちと「流泉の衆」という名の部族を立ち上げた。
パイモン:
文字がまた消えたぞ…
ムアラニ:
これが初代族長が後の人たちに伝えようとしたことだったんだね。
パイモン:
つまり、伝説の神秘の島は今の「流泉の衆」の集落なのか?
ムアラニ:
あっ、思い出した。部族の年長者から聞いたんだけど、あたしたちの部族って、最初は小さな島の上にあったんだって。水域が変わったから、今はあんなだけどね。
ムアラニ:
神秘の島の旅の出発地点は、そのゴールでもあった…
ムアラニ:
うん。族長の選択を理解した気がするよ。
ヴィランドラ:
金色の光は周期的なマグマ噴出の兆し…ということは…
ヴィランドラ:
形成原理から考えて、凝火鉱はマグマが活発になり始めた頃にしか出現しない。そして活発になったマグマは再び凝火鉱を飲み込み、すべてを消し去る…
ヴィランドラ:
つまり凝火鉱を手にするチャンスなど初めからなかったということだ。今回僕が追い求めた「結果」は、結局遠くから眺めることしかできない幻だったのか?
カーリャ:
先輩…
ムアラニ:
ヴィランドラさん、旅はまだ終わってないよ。約束通り、一緒に「流泉の衆」に帰って、この旅をちゃんと終わらせましょ。
ヴィランドラ:
…いいだろう。これもある意味では「結果」だ。
ムアラニ:
そんなに落ち込まないでよ。あたしが今から手に入れる答えは、君にとっても役立つと思うよ。
パイモン:
そうだった。ムアラニの先生に大事なことを聞かないとな!
ムアラニがお守りを返すのに同行する
ムアラニ:
ヌウおじさん、ただいま~!
ヌウ:
おかえり、ムアラニ…必ず無事に帰ってくると信じていた。
ムアラニ:
おじさん、旅が終わったから、お守りを返しに来たよ。
ヌウ:
…それから、私に質問しに来た。そうだろう?
ムアラニ:
うん…おじさんもあそこに行ったことがあったんだね。
ヌウ:
ああ。
ムアラニ:
神秘の島にとっくに辿りついてたんなら、どうして誰にも教えなかったの?
ヌウ:
選択を…したからだ。
パイモン:
選択?
ヌウ:
読み終えた頃、彫像の文字が消えてしまったことに気付いたかい?
パイモン:
確かにそうだったな…
ヌウ:
彫像には特殊な塗料が塗られている。火山の粉塵と反応を起こすと色が変わるものだ。
ヌウ:
あの地下空間にいた者だけが粉塵を身に纏い、隠されたメッセージを読むことができる。しかし時が経つと、文字は再び消えてなくなる——
ヌウ:
これは、初代族長が私たちに託した選択なんだ。
ヌウ:
自身の武勇伝を語れば、最高の栄誉を手にできるだろう。しかし、神秘の島の伝説も消えてしまうことになる。
ヌウ:
沈黙を選べば、神秘の島は永遠に伝説のままで、後の者たちもこれに挑戦できる。
ヌウ:
私も一緒に行った仲間たちも、後者を選んだんだ。
ムアラニ:
なるほど…
ヴィランドラ:
でも、こんなに大きな成果を他人に言えず、その上コオラウみたいなやつに嫌味を言われるなんて、悔しくないのか?
ヌウ:
神秘の島にたどり着いたとあちこち自慢する彼が、実は神秘の島に辿りつけていないということには気付いたかな?
ヴィランドラ:
ええっ?
パイモン:
そういえば、コオラウは一人で神秘の島に行ったって言ってたよな。それだと「スピリットウェイ」を突破できないはずだぞ。
ヌウ:
依頼人をムアラニに押し付けたのは、どうせ神秘の島にはたどり着けず、真実を暴くことなどできないと踏んだんだろう。
ヌウ:
私たちはガイドであって、冒険者やトレジャーハンターじゃない。ガイドの最大の使命は、依頼人を安全に目的地まで案内することだ。
ヌウ:
でも私たちは危機を乗り越えるコツや経験を多く持っている。だから他人の行けない場所に行けるし、他人には入手できない宝物を見つけることができる。
ヌウ:
多くのガイドはそうしていくうちに、初心を見失い…コオラウのような人物になっていってしまう。
ヌウ:
彼らは一切を顧みずマグマの向こうへと走る命知らずであって、引き返して友人を助けるようなガイドじゃない。
ヌウ:
それで、初代族長は伝説と地図を残して、後継者に挑戦してもらい、そして自分が悟ったことを教えようとした。
ヌウ:
私以外にも、神秘の島の旅を終わらせた部族の者は数多くいた。皆、私と同じように、初代族長のメッセージを理解したんだろう。
ヌウ:
だから、自分を証明するための「結果」を諦めて、代わりに後継者に挑戦するチャンスを残すことを連れと約束したんだ。
ヴィランドラ:
「結果」を諦める、か…
ヌウ:
私が諦めたのは「結果」だけであって、すべてを諦めたわけじゃない。
ヌウ:
ムアラニの資質を考えれば、トップガイドのコオラウを師に選ぶこともできたはずなのに、それでもこいつは私を選んでくれた。
ヌウ:
こんな優秀な子を生徒にできて、その生徒が伝説の挑戦をクリアするのを見届けることができたのは、私がコオラウのような人間にならなかったからだろう。
ヌウ:
旅の時間を長めに定義すれば、私は手ぶらで帰ったわけじゃないわけだ。お前はどうだ?
ヴィランドラ:
……
ヴィランドラ:
カーリャ…新しい研究テーマを思いついた。引き続き、助手をやってくれないか?
カーリャ:
先輩はいつも結論を出す前に、論拠を探すんですね。
ヴィランドラ:
僕は…
カーリャ:
今はまだお答えできません。
ヴィランドラ:
カーリャ?
カーリャ:
だって先輩はまだテーマを教えてくれていないでしょう?助手を募集するなら、必須の情報ですよ?まさか、忘れたわけじゃないですよね?
ヴィランドラ:
もちろん。ちゃんと準備するよ…
カーリャ:
ふふ。まあ、先輩が用意してくださる研究テーマはいつも魅力的なので、今回も断れないと思います。
ヴィランドラ:
…カーリャ、その論拠をもとに、ある結論を導き出した。あの族長の言葉で表すと——
ヴィランドラ:
もしかしたら、僕が探していた宝物は旅の途中に…いや、正確に言うと、旅の出発地点に、もうあったのかもしれない。
カーリャ:
…分かります、先輩。
ヌウ:
どうやら、こっちの観光客も自分の答えを見つけたようだな。
パイモン:
頑固者がやっとわかってくれたな。
ヴィランドラ:
もう思い悩むことはない。カーリャの言う通り、新しい研究を始めて、失ったものは後から全部取り戻せばいい。
パイモン:
素直じゃないのは相変わらずだけどな…
ヌウ:
ムアラニ、今度はお前たちの番だぞ。
ムアラニ:
…神秘の島に辿り着けた人は、きっとみんな選択をするはず。そうでしょ?
ヌウ:
よし…もうお前に教えられることは何もない。このお守りをやろう。いつか、お前の弟子に渡すといい。
ヴィランドラ:
そろそろお別れの時間だ。色々と世話になったな。礼と言っては何だが、この秘密を一緒に守ってみせよう。
ムアラニ:
じゃあ約束だよ。次にここへ来るときは、あたしたちに声かけてよね。もう友達なんだから。
ヴィランドラ:
友達、か——?理論上はあり得ると思う。次に論文を発表する時は、スペシャルサンクスとして君たちの名を書き記そう。
パイモン:
ずいぶん変わったお礼だな…
カーリャ:
では、私とヴィランドラ先輩はここで失礼します。またいつかお会いできることを願っています!
パイモン:
おう、またな!
ヴィランドラとカーリャが離れると、コオラウがあなたたちのところにやってきた…
コオラウ:
もう戻ってきたのか。それで、神秘の島は見つけたか?ヌウの弟子。
パイモン:
こいつ、なにしに来たんだ?
ムアラニ:
えっと…神秘の島よりも貴重なものを見つけたんだ。命を預けることのできる、二人の友達をね!
コオラウ:
ふん、能天気さはヌウからしっかりと学んだみたいだな。分かってたさ。足手纏いをあれだけ連れて行って、神秘の島にたどり着けるわけがないだろう。
ムアラニ:
そうだね!
ヌウ:
はは…
パイモン:
へへっ!
旅人:
ははっ!
コオラウ:
お前たち…なんでそんな目で俺を見るんだ?部族の先輩がたも同じ目で俺を見ていた…何故だ?
コオラウ:
ヌウ、俺はお前より優秀だということを証明した。より危険な場所に行き、より貴重な宝を見つけたんだ。
コオラウ:
神秘の島にも…たどり着いたんだぞ!何故、そんな余裕な顔をしていられる?
ヌウ:
コオラウ、たとえ神秘の島に行ったことがなかったとしても、みんなはお前の努力を否定したりしない。
ヌウ:
何が認められていないのかは、自分で答えを見つけるしかないんだ。
コオラウ:
俺は…フンッ!
パイモン:
これで、神秘の島の旅は無事に終わったんだよな?
旅人:
別れの時が来たね。
ムアラニ:
うん…でも、さよならの前に連れていきたい場所があるんだ。ついて来て!
記念写真を撮る
ムアラニ:
ここだ…ここで写真を撮れば運勢が上がるって、占いで教えてもらったの。きっとご利益があるよ!
パイモン:
どうして写真を撮るんだ?
ムアラニ:
せっかく協力して神秘の島の旅を終わらせたんだから、記念を残さなきゃでしょ。
パイモン:
ガイドとして最高の栄誉を手に入れられるところだったのに、友達と写真を撮るだけで我慢するなんて、ムアラニはえらいな。
ムアラニ:
そうなのかな?あたしはそうは思わないけど。ヌウおじさんの答えを聞いて、何となく思ったんだ。
ムアラニ:
一緒に色々経験できたから、結果はどうでもよくなったっていうか…えと、うまく説明できないんだけど、分かってくれるかな…
旅人:
分かるよ。
旅人:
(この旅で出会った色んな出来事を思い返しながら、ようやく満足できる「答え」を伝えた。)
パイモン:
旅人…
ムアラニ:
…それがこの前保留にしてた、君の「答え」?
ムアラニ:
いい答えだね…じゃあ、この記念写真も、君の旅の一部にしてよ!
パイモン:
おう!準備できたぞ!
ムアラニ:
コホラ竜が…三匹ぃ!