arrow_back 原神 クエスト
知恵の主の章 第二幕
帰郷
ある日、あなたとパイモンはシティの入り口で、ある友達に出会った…
スメールシティの入り口に行く
パイモン:
ん?あれってナヒーダじゃないか?
パイモン:
ナヒーダ!まさか、ここでおまえに会えるなんて思わなかったぞ。
ナヒーダ:
ええ、私もよ。久しぶりね、最近調子はどうかしら?
ナヒーダ:
ふふっ、楽しんでいるみたいで何よりだわ。
パイモン:
おまえは?どこに行ってたんだ?
ナヒーダ:
手がかりを探しながら、ついでに気分転換でもしようと思ってね。
ナヒーダ:
実は世界樹を救った後から、私の記憶に一部曖昧な断片が存在するの。
ナヒーダ:
まだ一つ、何か凄く大事なことが残っている。それを薄っすらと覚えているのに、それが何なのかどうしても思い出せなくて…
パイモン:
えっ?なんでそんなことが?
旅人:
(恐らく世界樹による影響…)
パイモン:
心配すんな。思い出せるよう、オイラたちが一緒に手伝ってやるぞ。
ナヒーダ:
ええ、ありがとう。それなら、一つ見せたいものがあるわ。
ナヒーダは、あなたたちに不思議な結晶を見せた…
パイモン:
おお、すごくきれいだな。しかも、なんか力に満ち溢れてる感じがするぞ。
ナヒーダ:
これは私がスラサタンナ聖処で見つけたものよ。でも、私はこれについてまったく見覚えがないの。
ナヒーダ:
中には純粋な元素力が詰まっていて、私の力にかなり似ているけど、少し違うみたい…
ナヒーダ:
曖昧になっている記憶と何か関係があると思って調べてもみたわ。でも、収穫は何もなかった。
パイモン:
旅人、おまえはなにか思い当たることないか?
パイモン:
じゃあ、こうしようぜ。ナヒーダ、オイラたちこれからちょうど冒険に出ようとしてたところなんだ。もしなにか手がかりを見つけたら、すぐおまえに教えてやるぜ。
ナヒーダ:
ありがとう。まさか、またあなたたちに面倒をかけることになるなんてね。
パイモン:
そう遠慮すんなって。おまえこそ、まだ心配事がたくさんあるんだろ。
少し離れたところで、一匹のプカプカ水キノコンが突然シティの入り口に現れた…
プカプカ水キノコン:
……!
プカプカ水キノコン:
——!——!
ライス:
ほら、どっか行け!ここはキノコンが来ていい場所じゃない!
プカプカ水キノコン:
——!
ライス:
申し訳ありません、草神様。キノコンは普段、ここに近寄らないのですが。
ライス:
まだどっか行かないのなら、力尽くで追っ払うぞ!
ナヒーダ:
ちょっと待って。この子、何か言おうとしているみたい。
ライス:
草神様、こいつは魔物ですよ?
ナヒーダ:
大丈夫。
プカプカ水キノコン:
——!
ナヒーダ:
ええ、そう。いいわ、だいたい分かった。
ナヒーダ:
どうやらこの子、私たちをどこかに連れて行きたいようね。
パイモン:
今ので分かったのかよ?
ナヒーダ:
ええ、生き物によって生活習慣やコミュニケーションの取り方に違いはあれど、その感情は共通しているわ。
ナヒーダ:
この子からは焦りと恐怖を読み取れた。私たちの助けを必要としているみたい。
パイモン:
まあ…たしかにキノコンは可愛いやつだけど…
旅人:
「ポコポコビーニー」だっていいキノコン。
パイモン:
そうだな。じゃあ、行ってみるか。
ナヒーダ:
ええ、この子が道案内をしてくれるはずよ。
奇妙な行動をするキノコンの後について行く
先頭で道案内しているキノコンを見て、あなたたちはますます興味が湧いてきた…
パイモン:
見た目はみんな似てるけど、キノコンの中には穏やかなやつもいれば、凶暴で人を見たらすぐ襲い掛かるキノコンもいるんだよな。
ナヒーダ:
仕方ないわ。この子たちの目には、人間が凶悪な「魔物」に映っているのかもしれないもの。
ナヒーダ:
この子たちには、人間の行動に攻撃性があるかどうかなんて理解できない。そして、人間が武器を出す頃には手遅れになってしまう。
ナヒーダ:
ならいっそのこと先手を打って、それから考えたほうがいいでしょ。
パイモン:
なんだか、人間の考え方とあんま変わらない気がするな…
ナヒーダ:
だから言ったでしょう、感情は共通しているって。
奇妙な行動をするキノコンと会話する
奇妙な行動をするキノコンが、あなたたちを二匹の仲間のもとへと連れて行った。そのうち一匹は意識不明のようだ…
プカプカ水キノコン:
——!
もう一匹のプカプカ水キノコン:
!!
ナヒーダ:
なるほどね、あんなに焦っていたのは、このキノコンが気絶していたことが原因みたい。
パイモン:
見たところ、こいつら家族っぽいな。
パイモン:
つまり、このキノコンはナヒーダに家族のことを診てもらいたかったってことか?
ナヒーダ:
おそらくそうね。キノコンの思考は単純なものだけれど、元素力に対してはかなり敏感だわ。
ナヒーダ:
きっと私が戻って来た時に気付いたんでしょう、私ならこの子を助けられるかもしれないって。
ナヒーダ:
見せてちょうだい。よくある症状なら、何とかできるはず…
ナヒーダ:
えっ?
パイモン:
どうしたんだ、ナヒーダ?
ナヒーダ:
どういうこと、おかしい…
ナヒーダ:
このキノコン、胞子から進化した生命体ではなく、元素生物だわ。
パイモン:
えっ?元素生物?
ナヒーダ:
ええ、普段あなたたちがよく目にするキノコンは元素力を使えるけど、それはあくまで自然界にある元素力を借りているに過ぎないわ。
ナヒーダ:
でも、このキノコンには…体表の下にキノコン類と同じ生態構造がない。その代わりに元素が渦巻いている。
ナヒーダ:
ええ、実に不思議だわ。こんな生き物、見たことがない。
パイモン:
ナヒーダが知らないなんて…
ナヒーダ:
見たところ、この元素力の塊に巨大な穴ができているわ。
ナヒーダ:
この穴が元素力の正常な流れを阻み、この子を気絶させているみたい。
パイモン:
じゃあ、その穴を埋めれば、こいつは目を覚ますってことか?
ナヒーダ:
ええ、そのはずね。これはちょうど私がもっとも得意とすることよ。今すぐ治療してあげましょう。
ナヒーダの元素力が体内に入っていくにつれて、気を失っていた元素生命は徐々に意識を取り戻した…
プカプカ水キノコン·元素生命:
……
驚いているプカプカ水キノコン:
!!!
喜んでいるプカプカ水キノコン:
~♪
ナヒーダ:
二つの力がうまく融合しているわ。もう心配する必要はなさそうね。
プカプカ水キノコン·元素生命:
草の王…草の王ですか?
プカプカ水キノコン·元素生命:
私をお救いくださったのが草の王だなんて、ありがとうございます。それに隣にいる見知らぬ人と生物にも感謝を。
パイモン:
ええっ!?キノコンが喋った!?
プカプカ水キノコン·元素生命:
見知らぬ生物が言葉を発するなんて、私もあなたと同じくらい驚いています。
パイモン:
オイラはどっからどう見ても喋れるだろ!それからオイラは見知らぬ生物じゃない、パイモンだ!
プカプカ水キノコン·元素生命:
パイモンというのですね、こんにちは。私はまだ見た目で生物の知能指数を判断できません。言葉を発してから初めて、あなたが喋れることを知ったので…
パイモン:
そ、そんなに真面目に答えなくてもいいって。
パイモン:
オイラの見た目って、言葉を話せないように見えるのか?そんな風には見えないと思ってたけど。
旅人:
そんな急に不安がらなくても…
プカプカ水キノコン·元素生命:
誤解です、パイモン。口という器官には、言葉を発する以外にも食事や呼吸といった重要な機能があります。
プカプカ水キノコン·元素生命:
口があっても必ず喋れるとは限りません。あなたは今までに見たことない生物でしたので、憶測だけで定義付けることも憚られました。
プカプカ水キノコン·元素生命:
あなたの見た目が人間と相似したものでも、外見の似たキノコンとスライムのように、中身が全く異なるケースだってよくあります。
パイモン:
…このキノコン、教令院で勉強でもしてたのか?オイラよりよく喋るぞ。
ナヒーダ:
あなた、やはりキノコンではないようね?
プカプカ水キノコン·元素生命:
ええ、あなたたちからしたら少し唐突なことでしょう。きっと聞きたいこともたくさんあるかと思います。まずは場所を変えましょう。
プカプカ水キノコン·元素生命:
私が訳の分からない言葉で長々と喋っていたら、私の「家族」が怖がってしまいますので。
プカプカ水キノコン·元素生命が、その「家族」たちと話し始めた…
プカプカ水キノコン·元素生命:
~♪~♪♪
喜んでいるプカプカ水キノコン:
~♪
プカプカ水キノコン·元素生命:
「助けてくれてありがとう」と言っています。
引き続きキノコンと会話する
ナヒーダ:
私はテイワットにいるすべての生物を知り尽くしていると自負しているわ。この目で見たことがなくとも、相応の知識を持っているつもりよ。
ナヒーダ:
でも、すべての元素生物の特徴と比較しても、あなたと一致するものが見当たらない。
ナヒーダ:
あなたは何者?いったいどこから来たのかしら?
プカプカ水キノコン·元素生命:
私は非常に古い種族の生まれです。私たちは長い年月もの間、ずっと存在し続けてきました。おそらく、それはどんな記録よりも長いかもしれません。
プカプカ水キノコン·元素生命:
私の故郷は清らかで美しく、緑に溢れたところでした。私と私の家族たちは何の憂いも心配もなく、日々を楽しく過ごしていたのですが…
プカプカ水キノコン·元素生命:
「世界の滅亡」が訪れたことで、故郷は一変しました…
プカプカ水キノコン·元素生命:
恐ろしい力がすべてを飲み込み、災厄の種が私たちの体内に根ざして芽生えると、やがて歪んで制御が効かなくなったのです。
プカプカ水キノコン·元素生命:
「世界の滅亡」の被害者でありながら、「世界の滅亡」そのものとなりました。
パイモン:
「世界の滅亡」…?
ナヒーダ:
私にもよく分からないわ。一種の寓話のようにも聞こえるけど。
プカプカ水キノコン·元素生命:
すごく複雑で、とても長い道のりでしたので、すぐに理解していただけるような説明はできそうにありません…
ナヒーダ:
大丈夫よ、別に責めているわけじゃないから、続けてちょうだい。
プカプカ水キノコン·元素生命:
はい、私は運よく生き残り、一部の家族たちと一緒に故郷を離れました。スメールで故郷を救う方法を探そうとしたのです。
プカプカ水キノコン·元素生命:
私たちは様々な種族と交流をして、その文化と知識を学び、「世界の滅亡」の真相を理解しようとしました。
プカプカ水キノコン·元素生命:
あとになって知ったのですが、「世界の滅亡」の力は人間から「禁忌の知識」と呼ばれているそうです。
旅人:
「禁忌の知識」…!
パイモン:
「禁忌の知識」がおまえの故郷を滅ぼした?じゃ…じゃあ、まさかおまえは砂漠から来たのか?
ナヒーダ:
いえ、今も故郷を救う方法を探しているのよね。でも、砂漠の災いはとっくに終わったはずよ。
プカプカ水キノコン·元素生命:
草の王の言う通り、砂漠ではありません。自分の故郷の場所をあなたたちに教えてあげたいのですが、残念ながら忘れてしまいました。
プカプカ水キノコン·元素生命:
滑稽に聞こえるかもしれませんね——私と私の家族たちにとって、一番大事なことだったというのに。
ナヒーダ:
どうしてそんなことになったの?
プカプカ水キノコン·元素生命:
私は「世界の滅亡」により汚染された生命体。その汚染が消えた時に、一部の知識と記憶も持っていかれたのです。
ナヒーダ:
なるほど、そういうこと…あの元素力の穴も、「禁忌の知識」が消えた後に残されたものね?
ナヒーダ:
ごめんなさい。こんなことが起こるなんて予想していなかったの…
プカプカ水キノコン·元素生命:
大丈夫です、草の王が謝る必要はありません。あなた様が動いてくれていなければ、私が失っていたのは知識と記憶だけではありませんでしたから。
プカプカ水キノコン·元素生命:
それに私だけが救われたわけではなく、この世界に残された「禁忌の知識」も、すべて草の王によって一掃されたのですよね?
ナヒーダ:
ええ、「禁忌の知識」はもうないわ。あなたの故郷も救われたはずよ。
プカプカ水キノコン·元素生命:
私の故郷も、救われた…故郷に帰れる…
プカプカ水キノコン·元素生命:
ずっとずっと、これは希望の見えない願いだと思っていました。それがまさか、こんなにも早く叶うなんて。
プカプカ水キノコン·元素生命:
私は一族の使命を果たせず、故郷を救う方法を見つけられませんでした。あまつさえ故郷の場所さえも忘れてしまいました…
ナヒーダ:
あなたのせいじゃないわ。十分、よくやってきたのだから。
ナヒーダ:
どの種族も「禁忌の知識」に対抗するために、重い代価を払ってきた。これは一つの個体が背負うべき責任ではないの。
ナヒーダ:
さっき言っていたけれど、その故郷の生き残りはあなただけじゃないのよね。他の家族はどこにいるのかしら?もしかしたら、場所を覚えている子がいるかもしれないわ。
プカプカ水キノコン·元素生命:
「世界の滅亡」は私たちを酷く苦しめ、多くの家族の命を終わらせました。誰が生き残っているのかは私にも分かりません…
ナヒーダ:
そうなのね。でも心配無用よ、私に任せてちょうだい。他の子たちを見つけられると思うわ。
ナヒーダ:
雨林はアランナラたちに任せるとして、シティは…善良な子供たちに頼みましょう。
パイモン:
そっか、あいつらに手伝ってもらえばいいんだな!
ナヒーダ:
ちょっと待っててちょうだい、すぐ連絡するから。
ナヒーダは、雨林の眷属たちにメッセージを送った…
ナヒーダ:
これでいいわ。
ナヒーダ:
見つかるまで多少時間がかかるでしょうから、少し待ちましょう。
プカプカ水キノコン·元素生命:
ありがとうございます、草の王。私たちは皆信じていました、草の王が約束を守ってくれることを。
プカプカ水キノコン·元素生命:
目が覚めてあなた様を見たその瞬間から、ある予感がしていたのです。あなた様は約束を果たすために来てくれたのだと。
ナヒーダ:
約束?
プカプカ水キノコン·元素生命:
もう覚えていないかもしれません。でも、これは私たちが深く信じている予言です——災厄が終わった暁には、草の王が私たちを故郷まで連れ戻してくれると。
ナヒーダ:
そうだったのね…本当にごめんなさい。私の記憶にも少しおぼろげな部分があるの。
ナヒーダ:
でも、あなたたちの故郷を心配しているのは事実よ。私に迷惑をかけるとかは考えないでちょうだい。これは私がやるべきことだから。
プカプカ水キノコン·元素生命:
では情報が集まるのを待つ間、ある場所まで一緒に来てもらえませんか?
プカプカ水キノコン·元素生命:
共に帰郷できる家族は、多いほど良いので…
パイモン:
でも、どこにいるのか分からないんだろ?
プカプカ水キノコン·元素生命:
はい。でも、私はその「最後」を知っています。歩きながら説明しましょう。
「最後」の在り処に行く
元素生命が先頭で道案内をしている時、ナヒーダは抱えている疑問をあなたに話した…
ナヒーダ:
一つ、とても気がかりなことがあるわ。
ナヒーダ:
ええ、あの子の前ではあえて口にしなかったんだけど…結晶の力が、私のものと似て非なるものだって話したのは覚えているかしら?
ナヒーダ:
実は結晶の元素力が、あのキノコンのものとまったく同じだったのよ。
パイモン:
なんだって!?
旅人:
結晶はあのキノコンと関係がある…
ナヒーダ:
ええ、あの子が言っていた予言は、その種族を代表する元素生命が、かつて私と結んだ約束のはずよ。
ナヒーダ:
その故郷を救うためには、まず「禁忌の知識」について解決しなければならない。でも、それをすれば私に影響が出ることになる…
ナヒーダ:
今までずっとやり残したことがあるように感じていたけれど、これで説明がつくわ。
パイモン:
なるほど…でも、あいつから得られた情報が少なすぎるよな。残念だけど、これじゃ難しいんじゃないか。
ナヒーダ:
そうね。あの子が説明してくれた故郷を私もずっと考えていたけれど…思い当たるところはなかったわ。
旅人:
引き続き調べるしかない。
ナヒーダ:
ええ、あの子たちを故郷に帰してあげないとね。もう彷徨い続ける必要はないんだから。
元素生命の後について進む
プカプカ水キノコン·元素生命:
案内します、ここは少し歩きにくいので。
パイモン:
安心しろ!オイラに歩きにくい道なんてないからな。
パイモン:
うわぁっ、敵だ!お…おまえに任せた!
元素生命と会話する
「死域の腫瘍」の消滅に伴い、残留していた元素力がプカプカ水キノコン·元素生命の体内に吸収されていく…
プカプカ水キノコン·元素生命:
あなた方はかなりのやり手のようですね。たとえ「世界の滅亡」の中にあったとしても、生き残るすべを見つけられたでしょう。
パイモン:
そういえばずっと聞きたかったんだけど、おまえたちって元からその姿だったのか?
プカプカ水キノコン·元素生命:
いえ、私たち種族は環境に応じて姿が変化するんです。
プカプカ水キノコン·元素生命:
このスメールの土地で様々な生物と交流をした後、キノコンこそがこの土地にもっとも適応した生命形態であると気付きました。
プカプカ水キノコン·元素生命:
そのため、私たちも徐々にキノコンの姿となり、その種族に溶け込んでいったのです。
パイモン:
そんなことができるのかよ!?
プカプカ水キノコン·元素生命:
生命にとって一番重要な本能は、「適応」することではありませんか?これしきのこと、なにも驚くようなことではないと思いますが。
プカプカ水キノコン·元素生命:
あなたの手がそのような形をしているのは、道具を簡単に掴み、それを使うためです。
プカプカ水キノコン·元素生命:
そしてキノコンが元素力を吸収するのは、環境に溶け込み、天敵から身を守るためになります。
プカプカ水キノコン·元素生命:
私たちは草元素生物であり、この大陸に生息するもっとも古い生命の一種。ゆえに適応力もいささか高いのです。
パイモン:
つまりオイラが望めば、オイラも姿を変えられるってことか?
プカプカ水キノコン·元素生命:
もちろん、そこまで自由なものではありません。時間の助けも必要となります。
プカプカ水キノコン·元素生命:
こういったことはすべて私たちにとって常識ですが、説明するとなると難しいものですね…簡単に言えば、形態を変化するには力が必要で、その力は時間に由来します。
プカプカ水キノコン·元素生命:
苗を一瞬で大樹まで成長させることはできませんし、木々を一瞬で実らせることもできません。
ナヒーダ:
なるほど。人間にも似たような言葉があるわよ、つまり「成長」ってことね。
パイモン:
おお、さすがナヒーダ!その言葉ですぐに理解できたぜ。
旅人:
どうやら向こうも比喩に長けてるみたい…
プカプカ水キノコン·元素生命:
「成長」…なるほど、ではこれこそ「成長」ですね。
プカプカ水キノコン·元素生命:
素敵な言葉です。道中、ゆっくりとこれを噛み締めるとしましょう。
引き続き元素生命の後について行く
パイモン:
あとどれくらいで着くんだ?
プカプカ水キノコン·元素生命:
もう半分過ぎました。頑張ってください、パイモン。おんぶでもしましょうか?
パイモン:
えっ?いやいや、ただ聞いてみただけだって。別に疲れてなんかないから。
ナヒーダ:
ふふっ、どうやら人の世話を焼くのが好きなようね、あなた。
プカプカ水キノコン·元素生命:
そうなのでしょうか?草の王もいかがです?おんぶしましょうか?
ナヒーダ:
えっと、そんなことしたらお互い動きにくくなると思うわ。それより、私の頭の上に乗るのはどうかしら?
パイモン:
待った、その話は後にしようぜ。また魔物が現れたぞ!
元素生命と会話する
プカプカ水キノコン·元素生命:
どうやら「おんぶ」という行為への理解が違うようです。
プカプカ水キノコン·元素生命:
疲れているかどうかに関係なく、背におんぶして高く持ち上げるだけで、子供はいつも喜んでくれていました。
パイモン:
子供?最初に会った二匹のキノコンのことか?
プカプカ水キノコン·元素生命:
はい、あれは私の友人と、それから私の子供です。
パイモン:
おまえの子供は喋れないんだな?
プカプカ水キノコン·元素生命:
あの子はただのキノコンですから。私の存在によってキノコンの一族に変化をもたらしたり、本来の姿に影響を与えたりはしたくありません。
プカプカ水キノコン·元素生命:
でも、あの子にも普通のキノコンとは違うところがあります。あの子は人間の言葉を漠然と理解することができるんです。ですから、名前を付けてみました。
パイモン:
おっ、きっと可愛い名前なんだろうな。
パイモン:
たとえば、「ポコポコビーニー」みたいに!
プカプカ水キノコン·元素生命:
…パイモンは名前の付け方が独特ですね。
パイモン:
あ…あれ?オイラ、この名前にはすごく自信があったんだけど。
ナヒーダ:
不思議な響きの中に愛らしさが詰め込まれているわ。これはパイモンにしか思いつかない名前ね。
パイモン:
へへっ、そうだろ。
プカプカ水キノコン·元素生命:
私が付けた名前はパイモンのものほど創意に富んだものではなく、冒険者から学んだ言葉です、たしか…
プカプカ水キノコン·元素生命:
たしか…
プカプカ水キノコン·元素生命:
ごめんなさい、これも忘れてしまいました。どうやら私は重要なことをたくさん忘れているようです。
旅人:
大丈夫。道すがら、ゆっくり思い出そう。
プカプカ水キノコン·元素生命:
はい、帰る前に絶対思い出さないと、これは「故郷」と同じくらい大事なことですから。
再び元素生命の後について行く
プカプカ水キノコン·元素生命:
こちらです。もう少しで着きます。
元素生命と会話する
パイモン:
これって、「死域」じゃないか!?
プカプカ水キノコン·元素生命:
そうです。人間がそのように呼んでいるのを聞いたことがあります。
プカプカ水キノコン·元素生命:
これが私たちのような生命の末路であり、最後に見せる姿です。
パイモン:
よ、よく分かんないんだけど…どういうことだ?
ナヒーダ:
この子が言いたいのは、生命が散々苦しめられて最終的に死を迎えると、「死域の腫瘍」になるということでしょうね。
プカプカ水キノコン·元素生命:
はい、草の王の助けがなければ、私もこのような結末を迎えていたでしょう。
パイモン:
「死域」って、そうやって生まれてたのか…
ナヒーダ:
過去の研究によると、「死域」を生み出した元凶は「禁忌の知識」なの。
ナヒーダ:
そして「禁忌の知識」が完全に消えても、それがもたらした影響はそのまま残る。「死域」が一緒に消えたりはしないわ。
ナヒーダ:
この子たちは長いこと「禁忌の知識」に苛まれてきた。だから、最終的に「死域」になってしまうのも頷けるわね。
ナヒーダ:
もっとも悲しく、そして同情せざるを得ない最後だわ…
プカプカ水キノコン·元素生命:
私が故郷を離れた時、このような花が至るところに咲いていました。その花はそれぞれが一つの生命であったことを意味しています。
プカプカ水キノコン·元素生命:
清らかな湖の中から、肥沃な土壌から、私の家から、友人の家から芽生え…
プカプカ水キノコン·元素生命:
どこもかしこも埋め尽くされて、世界は一瞬にして色を失い、混沌へと堕ちました。
プカプカ水キノコン·元素生命:
でも問題ありません。私たちの生命の本質——元素力はまだこの花の中にあります。
プカプカ水キノコン·元素生命:
冒険者が「死域」を処理した後、私はこっそりと近づくんです。もし仲間の元素力を感じたら、それを連れ出すために。
ナヒーダ:
でも、それだと「禁忌の知識」の影響が…
プカプカ水キノコン·元素生命:
いえ、大丈夫です、今はもうそれは重要ではありません。彼らが皆、最後に故郷へと帰れればいいのです。
プカプカ水キノコン·元素生命:
ずっとあのような姿でここに残り、跡も残らずに消えてしまうなんて、あまりに可哀想でしょう?
プカプカ水キノコン·元素生命:
こうして帰郷の機会ができた以上、少しでも多くの同胞を連れて行ければ私も嬉しいですから。
ナヒーダ:
分かったわ、私たちに任せてちょうだい。
ナヒーダ:
私のことを心配してくれているのね…
ナヒーダ:
ふふっ、大丈夫よ。「禁忌の知識」はもう存在しないわ。
ナヒーダ:
「猛毒」を持つ蛇と相対する時は、慎重を期さなければならない。でも脱ぎ捨てられた皮であれば、それはただの抜け殻にすぎないわ。
旅人:
…分かった。
パイモン:
なに言ってるかよく分かんないけど、とにかく意見が一致したってことだよな。
パイモン:
よし、さっそく片付けようぜ。オイラたち、「死域」の処理に関しちゃ経験豊富だからな!
元素生命と会話する
プカプカ水キノコン·元素生命:
やはりこの子だったんですね、私の知る最後の同族まで…
プカプカ水キノコン·元素生命:
あと少しだったのに…あと少しこの子も耐えていれば。
ナヒーダ:
あなたが故郷に帰った後、このような苦しみを二度と味わわないことを祈っているわ。
パイモン:
大勢の元素生命が「死域の腫瘍」になったことを考えると、オイラすごく悲しくなってきたぞ。
プカプカ水キノコン·元素生命:
大丈夫です。元素力が存在している限り、私たちは消えませんから。
プカプカ水キノコン·元素生命:
体はあくまで時間からの贈り物に過ぎません。「成長」によって変化は訪れ、時には体そのものを捨てることだってあります。でも、その本質は簡単には変わりません。
ナヒーダ:
もう少し早くこの子たちを治せていれば、こんなことにならずに済んだのに…
ナヒーダ:
雨林とこの地に息づく数多の生命のためにも、この子たちを全員見つけ出して治してみせるわ。
プカプカ水キノコン·元素生命:
草の王、感謝いたします。信じることを選び、そして待っていたことは、私たちの選択でもっとも賢明な判断だったようです。
森からメッセージが届いた…
ナヒーダ:
あら?待って、情報が届いたみたい。
ナヒーダ:
うん、なるほど…ええ、いいわ、分かった。ありがとう。
ナヒーダ:
一致するキノコンが一体見つかったわ。今は気絶しているそうよ。
プカプカ水キノコン·元素生命:
おそらく、私が陥っていたのと似た状況なのかと。さっそく行ってみましょう。
ナヒーダ:
ええ、そうね。私が案内するわ。
もう一匹の元素生命を探す
あなたたちは、キノコンの集う地までやって来た…
ナヒーダ:
ここよ。もう少し奥にいると思うわ。
パイモン:
けど、キノコンがいっぱいいるぞ。こいつらは普通のキノコンなんだよな?
パイモン:
そうだな、警戒心もかなり強そうだし。
プカプカ水キノコン·元素生命:
どうか戦いは避けてもらえないでしょうか。ここにいるのはすべて、私の同族の家族です。
プカプカ水キノコン·元素生命:
種族は違えど、長い間キノコンと一緒に生活してきた私たちは、この子たちのことをとても大事にしています。
プカプカ水キノコン·元素生命:
ちゃんと話せば、分かってくれるはずです。
パイモン:
じゃあ、どうすればいいんだ?このままだと、おまえしか奥に進めないぞ。
パイモン:
おまえの同族のキノコンを救うには、ナヒーダの力が必要だろ。
ナヒーダ:
一つ方法を思いついたわ。キノコンの姿になる方法を私にも教えてくれないかしら?
プカプカ水キノコン·元素生命:
あなた様もキノコンの姿に?ですが、私たちの「成長」には時間が必要で…
パイモン:
でもナヒーダって神だし、キノコンに変身するくらい楽勝なんじゃないか?
プカプカ水キノコン·元素生命:
いえ、神といえども、時間を無視するのはそう簡単なことではありません。
ナヒーダ:
なら、見つかるリスクを冒して潜入するしかないわね。そうなると戦闘を避けられるとは言い切れないわ。
ナヒーダ:
でも、もし私が力を使うことで、あなたとその家族を助けられるのなら、試す価値はあると思う。
プカプカ水キノコン·元素生命:
分かりました。草の王の元素力は強大なものです。もしかしたら、あなた様ならできるかもしれません。
プカプカ水キノコン·元素生命:
時間の制限を越えるには、相応の代価を支払う必要があります。
プカプカ水キノコン·元素生命:
これに関する知識をあなた様にお貸ししましょう。変化の過程が少し楽になるはずです。
ナヒーダ:
ええ、私の準備はいいわ。キノコンになるなんて、きっと斬新な体験でしょうね。
プカプカ水キノコン·元素生命:
草の王、これは遊びではありません。私は真面目に話しているのです。
ナヒーダ:
あら?私も真面目よ、冗談など言っていないわ。
パイモン:
おいおい、二人ともその辺にしとけよ。ただの語弊だろ。そんなの置いといて、可能性があるならまずは試してみようぜ?
プカプカ水キノコン·元素生命:
そうですね。では草の王、お願いします。
元素生命の知識と自身の力を合わせて、ナヒーダは体をキノコンに変えた…
パイモン:
わぁ、本当にキノコンになったぞ!
ナヒーダ:
悪くない感じだわ。視線の高さはほぼ変わっていないわね。
ナヒーダ:
探している子はこの下のそう遠くないところにいるみたい。どの子がそうか見つけてくれるかしら?
パイモン:
えっ?どうすればいいんだ?
ナヒーダ:
私がまずあの子たちに近づいてみるから、あなたたちは上から来るといいわ。
ナヒーダ:
相手は元素生物だから、元素視角を使うことで区別できるはずよ。
ナヒーダ:
見つけたら、心の中で正解を念じて。私の視界にあなたたちが映っている限り、私はその心の声を聞くことができるわ。
パイモン:
おう、任せとけ!
プカプカ水キノコン·元素生命:
では、私は上にいるキノコンたちを他のところに引き離します。あなたたちのために道を開けましょう。
パイモン:
分かった、よし行こうぜ。ここからは二手に分かれる必要があるみたいだ。
キノコンの生息地に潜入してみる
ナヒーダはキノコンの姿と声調を慎重に模倣して、警戒している守衛を避けた…
元素生命を治療して、会話する
あなたたちは二手に分かれて行動し、ナヒーダのために正しいキノコンを見つけた…
ナヒーダ:
(なるほど…この子ね、分かったわ。)
ナヒーダが正しいキノコンに元素力を使った。
仲間が意識を取り戻したのを見て、ここにいるキノコンたちもあなたたちに対する警戒を解いてくれたようだ。
あなたたちは無事合流し、ナヒーダもいつもの姿に戻った。
ナヒーダ:
はぁ…はぁ…
パイモン:
ナヒーダ、どうしたんだ?
ナヒーダ:
自分の姿を変えるのが、これほど消耗の激しいことだとは思わなかったわ。
ナヒーダ:
借りた知識を使ってもこれなのだから…どうやらこの子の慎重さには、ちゃんと意味があったようね。
プカプカ水キノコン·元素生命:
時間の力は、まるで雨垂れが石を穿つようなものです。普段は気にしませんが、一瞬で変化を求めようとすれば、極めて大きな代価を支払うことになります。
プカプカ水キノコン·元素生命:
そのような代価を支払っていただいたこと、心より感謝します。すべて順調ですので、あとはこの子が起きるのを待ちましょう。
プカプカ風キノコン·元素生命:
キミたち、誰?
プカプカ風キノコン·元素生命:
ごめん。言葉、下手。理解、時間、必要、たくさん。
プカプカ水キノコン·元素生命:
大丈夫です。いい知らせがあるので、キノコンの伝達方法で説明しましょう。
しばらくして——
プカプカ風キノコン·元素生命:
世界の滅亡。終わった。今、帰る?
プカプカ水キノコン·元素生命:
はい、でも残念ながら私は故郷の場所を忘れてしまったのです。あなたが覚えているといいのですが。
プカプカ風キノコン·元素生命:
ボク、覚えてる。
パイモン:
本当か?やったぜ!
プカプカ風キノコン·元素生命:
故郷。草龍。
旅人:
草龍?
プカプカ水キノコン·元素生命:
草龍…そう、そうでした!草龍!
プカプカ水キノコン·元素生命:
すみません、つい興奮してしまいました。これほど感情を表に出したことは今までになかったかもしれません。ですが、この子の言うように草龍が故郷です。
パイモン:
ま、待った!えっと、オイラぜんぜん理解できてないんだけど、草龍って元素の龍のことか?トワリンみたいな?
ナヒーダ:
ええ、同じ龍に属するものよ。ただ、草龍アペプはもっと古い存在で、その元素力の蓄積もかなりの量になるわ…
ナヒーダ:
でも、どういうこと?どうして龍を故郷と呼ぶのかしら?
プカプカ水キノコン·元素生命:
私たちが草龍の体内で暮らしていたからです。
パイモン:
えっと…
プカプカ風キノコン·元素生命:
草龍。内部、大きい。山、水、木々、ボクたち。
プカプカ水キノコン·元素生命:
草龍の体内には、もう一つの世界があります。草龍が最初の生命を誕生させた後、私たちをその体内で守ってくれていたんです。
プカプカ水キノコン·元素生命:
かつて、草龍は威厳のある声で私たちにこう告げました——成熟した暁には、新たな世界で生活ができると。
プカプカ水キノコン·元素生命:
ですが、その日は最後になっても来ませんでした。世界の滅亡が訪れるまで、故郷こそがもっとも良い場所だったのです。
パイモン:
オイラ、まだ理解が追いついてないんだけど…
旅人:
草スライムが小さいのを生むのと同じ感じ?
プカプカ水キノコン·元素生命:
はい、それと似たような関係です。どうやらあなたはパイモンよりずっと賢いようですね。ただ、草龍は草スライムよりも何倍も大きい体を持っています。
ナヒーダ:
待って…そうなると、まるでアペプも「禁忌の知識」によって汚染されているかのように聞こえるけど。
プカプカ水キノコン·元素生命:
ええ、その通りです。
プカプカ水キノコン·元素生命:
いきなり思い詰めた顔をされて、どうかしましたか?あなた様がそのような表情を見せるのは初めてですが。
ナヒーダ:
アペプはこの世界でもっとも適応力を持った生物よ。「禁忌の知識」もとっくにその体の一部になっていたはず。
ナヒーダ:
つまり、「禁忌の知識」をすべて消したことで…
パイモン:
そいつにも巨大な穴ができた!
ナヒーダ:
おそらくそうなるわね…その体や魂は、もう目も当てられないような惨状になっているでしょう。
ナヒーダ:
どうりで長いことアペプを見なかったわけだわ。一体どうやって汚染されたのかしら…キングデシェレト文明が滅亡したせい?
ナヒーダ:
それ以来ずっと、身を隠しながら苦痛に耐えてきたんでしょうね。今も酷く苦しんでいるはずだわ。
旅人:
草龍を救うのが「大事なこと」だった?
ナヒーダ:
そうなるわね。どうして忘れてしまっていたのかしら…!
ナヒーダ:
草龍が限界を迎えた時、その元素力は生命の形態を維持できず、体内に留まることもできなくなる。アペプの元素力がすべて外に放出されることになるわ。
ナヒーダ:
そして放出された高濃度の草元素は、雨林を過度に生長させ…
ナヒーダ:
高い木々は太陽を完全に遮り、植物が人間と空気を奪い合うことになる。スメール全土が生命の住処として適さなくなるわ。
旅人:
ナヒーダ、落ち着いて。
パイモン:
そうだ、あの結晶はどうだ?あれをこいつらに見せたら、なにか分かるかも!
ナヒーダ:
そうね、ごめんなさい、あなたたちの言う通りだわ。慌てている場合ではないわね。
ナヒーダ:
あなたたち、これを見たことはあるかしら?
プカプカ風キノコン·元素生命:
ない。
プカプカ水キノコン·元素生命:
その力からは懐かしさを感じます。私たちの故郷に由来するものだと思いますが、その正体は私にも分かりません。
プカプカ水キノコン·元素生命:
すみません。私たちの記憶が曖昧なせいで。
ナヒーダ:
ううん、気にしないで。前と同じように助っ人に連絡して、他の家族を見つけられないか試してみましょう。
ナヒーダ:
お願い、あなたたちの情報はとても重要なの。
ナヒーダ:
情報を待ちましょう。耐え難い時間かもしれないけど…
ナヒーダが森にメッセージを送った後、隣のキノコンたちが果物を届けてくれた…
プカプカ風キノコン:
♩~
ボヨヨン風キノコン:
~♬~♬
プカプカ風キノコン·元素生命:
キミたち、感謝。家族。果物。届いた。
プカプカ水キノコン·元素生命:
この子たちに、あなたたちは悪い人ではないと説明したんです。この子のことを助けたのを見て、その家族たちも感謝しています。
プカプカ風キノコン·元素生命:
故郷に帰る。離れる。難しすぎる。分からない。
プカプカ風キノコン·元素生命:
こいつら、弱い。心配。
プカプカ風キノコン·元素生命:
待つ。待ってる…なら、手伝って…
プカプカ水キノコン·元素生命:
そう焦らないでください、言いたいことは分かりました。
プカプカ水キノコン·元素生命:
私たちは家族を大事にします。それはどの時期の家族であってもです。この場所を守るために、この子は色んなことをしてきたそうですが、いざ離れるとなると心配で仕方がないようです。
プカプカ水キノコン·元素生命:
現状、待つことしかできないのなら、最後にこの子の手伝いをしていただけないでしょうか?
ナヒーダ:
ええ、もちろん。その気持ちは私にも分かるわ。
ナヒーダ:
それに私も自分の考えを整理する必要があるから…
プカプカ風キノコン·元素生命:
ありがとう。感謝。
プカプカ風キノコン·元素生命:
畑。食べ物。面倒を見る。
プカプカ風キノコン·元素生命:
植物。侵入。嫌い。
プカプカ水キノコン·元素生命:
手伝ってほしいことが二つあるようです。一つは食料源である畑の面倒を見ること。もう一つが侵入してきた植物を追い払うことになります。
プカプカ風キノコン·元素生命:
畑、あっち。まず行く。種、ここ。
パイモン:
おう、任せろ。これは翻訳しなくて大丈夫だ、行ってくるぜ!
ナヒーダと会話する
パイモン:
ふぅ、これで解決っと、楽勝だったな。
旅人:
ナヒーダ、少しは良くなった?
ナヒーダ:
ええ、落ち着いたわ。でも、新しい手がかりが見つかるまで、できることもなさそうね。
パイモン:
じゃあ、オイラたちに草龍のことを教えてくれないか。その龍について知らないことだらけだし、キングデシェレトとはいったいどういう関係なんだ?
ナヒーダ:
ええ、いいわよ。知ってのとおり、龍の歴史はテイワットの誕生から始まったわ。
ナヒーダ:
スメールはアペプの領地で、当初は一面が青々と茂った雨林だったの。
パイモン:
えっ?昔は砂漠がなかったのか?
ナヒーダ:
そうよ、巨大な釘が天から降ってきて、雨林を完全な砂漠に変えるまではね。
ナヒーダ:
アペプもエメラルドグリーンの巨龍から、砂色に姿を変えたわ。これもまた、その環境に適応しようとしたことの表れね。
パイモン:
どうりであの元素生命の二匹は、事あるごとに「適応」って言ってたんだな…
ナヒーダ:
アペプはずっと、自分こそがスメールの主だと思い込んでいた。だから、その後に訪れた秩序を認めようとしなかったの。アペプは魔神を敵視していて、その考えは今も変わっていないはずよ。
ナヒーダ:
ただ、天の力が降りかかり、その後の「禁忌の知識」の影響によって、騒ぎを起こす余裕がなかったのでしょうね。
旅人:
神と龍はいい関係を築いていると思ってた。
ナヒーダ:
二つの秩序がある種のバランスを取れるまで、果てしない大戦が続くのは必然のことよ。
ナヒーダ:
私の知る限り、アペプはずっと砂漠に引きこもっていたわ。そしてキングデシェレトはそれに興味を持った。もしかしたら、そのこともアペプが汚染された原因なのかもしれないわね。
ナヒーダ:
何を考えているかは分からないけれど、アペプを救うことが最優先事項なのは間違いないわ。
ナヒーダ:
私の手にあるこの結晶こそ、二つの事柄を結ぶカギになるはずよ。
生息地に戻って、元素生命と会話する
プカプカ風キノコン·元素生命:
ありがとう。草の王。家族。嬉しい。
パイモン:
おまえ、本当にあいつらが大好きなんだな。
プカプカ風キノコン·元素生命:
家族。好き。キミ。家族。好きじゃない?
パイモン:
そうじゃなくってさ、だっておまえらは同じ種族じゃないだろ?
プカプカ風キノコン·元素生命:
関係ない。ボク。家族。好き。家族。ボク。好き。
パイモン:
うぅ、ちょっとわからないぞ…
プカプカ水キノコン·元素生命:
家族が愛し合っているなら、他のことは重要じゃないと言いたいんですよ。
プカプカ水キノコン·元素生命:
あなたたちは見た目を重視しますが、私たちはそうではありません。そんなことよりも、歩んできた道を、学んだ知識を、築いた関係を大切にします。
プカプカ水キノコン·元素生命:
見た目よりも頼りになるし——どれも時間からの贈り物ですから、つまりは「成長」の「本質」なんです。
パイモン:
なるほどな、わかったぜ。見た目は変わっちゃうものだから、内面の方が重要ってことだな。
パイモン:
大丈夫だぞ。オイラはそれでもすぐにおまえがわかる自信があるからな。
ナヒーダ:
そうなのね…分かったわ。いいえ、いいの。ありがとう。
ナヒーダ:
森にはこれ以上、情報がないわ。しばらくはあなたたちの家族を探せなさそうね。
ナヒーダ:
手がかりはここで途絶えてるみたい。もし誰もこの結晶の使い道を知らなかったら…アペプは危ないわ。
プカプカ風キノコン·元素生命:
ごめん。
ナヒーダ:
大丈夫、あなたのせいじゃないわ。二人ともが結晶のことを忘れてしまってるのは、偶然じゃないかもしれない。
ナヒーダ:
結晶は「禁忌の知識」と深く関わってるんだもの。記憶が影響された可能性もあるわ。
ナヒーダ:
もしそうなら、他のキノコンを見つけたとしても意味がない…
プカプカ水キノコン·元素生命:
結晶と「世界の滅亡」、「世界の滅亡」と記憶…
プカプカ水キノコン·元素生命:
草の王、今、唐突に思い出しました。予言のことはまだ覚えていらっしゃいますか?
ナヒーダ:
ええ、なんとなく。それがどうしたの?
プカプカ水キノコン·元素生命:
予言とは、過去と未来を結び付けた物語。「世界の滅亡」も私たちの一部だから、保存しておく価値があると、私の家族が言っていました。
プカプカ水キノコン·元素生命:
当時、我々一族はその子の観点を認めなかったので、あの子は去っていきましたが。
パイモン:
保存?まだ消されてないやつがあるってことか?
ナヒーダ:
その可能性は低いわ。世界樹の力は隅々にまで行き届いているもの。
ナヒーダ:
予言ではどこへ行ったか言及していたかしら?
プカプカ水キノコン·元素生命:
スメールの東、底知れぬ地下、帰らぬ混沌の地。
旅人:
層岩巨淵。
パイモン:
うん、きっと層岩巨淵だよな。でも、あんなとこまでなにしに…?
ナヒーダ:
そうね。「禁忌の知識」を保存しておくことは不可能だけど…
ナヒーダ:
もし保存したものが最早「禁忌の知識」でなくなっていたとしたら?
ナヒーダ:
急に難しい話をしてごめんなさいね。でも、可能性は高いと思うの。
ナヒーダ:
私について来てちょうだい。その元素生命が見つかったら、説明するわ。
調査したところ、アペプは重い病にかかっている可能性が高いということが分かった。アペプを救う方法を知るために、あなたたちは層岩巨淵に行き、とある特殊な元素生物を探さなければならない。
層岩巨淵の最も深いところへ向かう
パイモン:
その元素生命は一人ぼっちでここまで来て、ずっと長い間過ごしてたってことか?
パイモン:
そしたら、他の個体と同じように…とっくに「死域」になってるんじゃないのか?
ナヒーダ:
ここだからこそ、「あれ」の力を借りて、その結末を回避できているかもしれないわ。
ナヒーダ:
あれはアビスに対抗する道具で、遥か昔、テイワットの亀裂を修復したの。
ナヒーダ:
テイワットに属さぬ力を浄化して、安定させる力を持っているのよ。
ナヒーダ:
その光に照らされた「禁忌の知識」は、別の形となって、ここで永久に保存される…
旅人:
まさか…あの沈泥。
ナヒーダ:
ええ。まるで石鹸が水に濡れて作った泡のようにね。
パイモン:
また変な比喩だけど、なんとなく分かる気がするぞ…
プカプカ水キノコン·元素生命:
草の王はつまり、「世界の滅亡」は巨大な釘の力によって変化させられ、沈泥の中へと隠されているとおっしゃりたいのですね。
ナヒーダ:
ええ。近くにあるはずよ。近づいてみましょう。
層岩巨淵の最も深いところへ向かう
パイモン:
見ろ!あっちだ!
ナヒーダ:
どうやら周りの沈泥を取り除かないといけないみたいね。あなたたちならできるでしょう?
パイモン:
おう!流明石で「沈泥の湧き出し口」を照らしてやればいいんだな!
新たな元素生命と会話する
パイモン:
やっと救い出せた…
プカプカ水キノコン·元素生命:
この子が予言に出てきた子のはずです。
ナヒーダ:
あの光は…
ナヒーダは目の前のキノコンから消えた光を些か身近に感じているようだ…
トコトコ岩マッシュロン·元素生命:
——!
パイモン:
待て。黒いのが出てきた。様子がおかしいぞ!
旅人:
みんな下がって。
パイモン:
どういうことだよ。もう浄化されてるんじゃなかったのか?
プカプカ水キノコン·元素生命:
長い時間が経ったからでしょうか?
プカプカ水キノコン·元素生命:
沈泥の力は「世界の滅亡」よりも安定していますが、それでも友好的な力ではありません。
プカプカ水キノコン·元素生命:
長くそれに浸かっていたわけですから、まだ意識があるとは限らないでしょう。
パイモン:
そんな…こっちはまだ聞きたいことがいっぱいあるんだぞ。
ナヒーダ:
私の元素力を使えば、追い払えるはずよ。
ナヒーダ:
でも、この方法だけが勝機なのよ。
旅人:
ダメって言ったらダメ。
旅人:
二度と繰り返しちゃいけない。
パイモン:
旅人…
旅人:
ごめん、焦っちゃって。
ナヒーダ:
…いいえ、あなたの判断を信じるわ。私もちょっと軽率だった。他の方法を考えてみましょう。
旅人:
あの結晶は…
パイモン:
あっ、そうだ!この前言ってたよな。「あれ」に含まれてる元素力はあいつらのと同じだって。
ナヒーダ:
あれの力を使うの?でも…
プカプカ水キノコン·元素生命:
草の王が躊躇っていらっしゃいます。私もです。
プカプカ水キノコン·元素生命:
本当の使い道が分かる前に使ってしまうことには、大きなリスクが伴います。
プカプカ風キノコン·元素生命:
分からない。あれもダメ。これもダメ。命を救う。大事。
プカプカ水キノコン·元素生命:
気持ちは分かります。でも、これが故郷に帰る唯一の道なのですから、慎重にしなければ。
ナヒーダ:
大丈夫よ、喧嘩しないで。消費する元素力については何とかするから。
ナヒーダ:
ということで、旅人に任せてもいいかしら?
ナヒーダ:
私が知る限り、あなたは「禁忌の知識」に対して不思議な耐性を持っているわ。
旅人:
任せて。
パイモン:
無理するなよ。オイラ、心配だぞ。
あなたは前に出て、結晶の力で異様な元素生命を治した…
トコトコ岩マッシュロン·元素生命:
……
トコトコ岩マッシュロン·元素生命:
ああ……
トコトコ岩マッシュロン·元素生命:
草の王。そして、あなたたちは…わしは、どれくらい待っておったんだろうか。
パイモン:
よかった。助かったみたいだ!
トコトコ岩マッシュロン·元素生命:
草の王が自ら見つけてくれた、ということは…「世界の滅亡」はもう終わったのか。
トコトコ岩マッシュロン·元素生命:
また小さく、なられたのだな。
ナヒーダ:
ごめんなさい。その辺りの記憶は頼りなくて、あなたのことはもう覚えていないの…
トコトコ岩マッシュロン·元素生命:
うむ、そうだな。その「頼りなき」部分のために、わしは存在するのだ。
トコトコ岩マッシュロン·元素生命:
「世界の滅亡」は徹底的に排除され、それに関連する記憶は不安定な状態となる——そう、あなたは仰った。
トコトコ岩マッシュロン·元素生命:
その後も、我々一族との約束を覚えていられるかどうかは、あなたにも保障できないと…
トコトコ岩マッシュロン·元素生命:
だが、あなたは決して約束を違えないお方だ。あなたのお覚悟に比べれば、わしの犠牲なぞ取るに足らん。
ナヒーダ:
これが、あなたとの約束だったの?
トコトコ岩マッシュロン·元素生命:
そうだ。あなたはご自身のお力でわしをお守りくださった。でなければここで生き長らえることはできなかったはずだ。
トコトコ岩マッシュロン·元素生命:
しかし実を言えば、もう耐えられん。もっと自分は強いと思っていたのだが。
プカプカ水キノコン·元素生命:
「世界の滅亡」の力を前にすれば、誰だって無力さを感じずにはいられないでしょう。
トコトコ岩マッシュロン·元素生命:
比較的安定した記憶を保つために、わしは「世界の滅亡」の力を別の形に変換しなければならんかった。
トコトコ岩マッシュロン·元素生命:
そのようなことは本来、天から降ってきた巨大な釘にしかできぬことだ。その道を選んだわしは…
トコトコ岩マッシュロン·元素生命:
——同時に草の王に救われる機会を失ってしまった。
トコトコ岩マッシュロン·元素生命:
…わしのことは重要ではない。草の王、本題に入ろう。ご覧の通り、わしは…もう長くは持たない。
ナヒーダ:
…ごめんなさい、分かったわ。ありがとう。
ナヒーダ:
ところで、あなたはこれが何かわかるかしら?
トコトコ岩マッシュロン·元素生命:
これは…「火種」だ。草龍を救うのに必要なものだ。状態も悪くなさそうで、本当に良かった。
トコトコ岩マッシュロン·元素生命:
これは当初、草の王と我々一族が一緒に作ったもので、草龍の「オアシスの心」の作動方法を模倣している。
トコトコ岩マッシュロン·元素生命:
草龍は「世界の滅亡」によって長い間苦しめられてきた。その力は、あまり残っていない。
トコトコ岩マッシュロン·元素生命:
だが「火種」を使い、その「オアシスの心」を再び活性化させれば、自己回復できるはずだ。
トコトコ岩マッシュロン·元素生命:
そして、我々の故郷も元通りになる。
ナヒーダ:
「オアシスの心」はアペプの力の源なのでしょうね。なるほど…
パイモン:
どうりでこの結晶で治せたわけだ。これがこいつの使い道なんだな。
トコトコ岩マッシュロン·元素生命:
何?
トコトコ岩マッシュロン·元素生命:
わしを救うために…「火種」を使ったのか?
パイモン:
そうだぞ。それがどうかしたか?
トコトコ岩マッシュロン·元素生命:
それは…いや、あなたたちの責任ではない。あなたたちは事情を知らなかったのだからな。
トコトコ岩マッシュロン·元素生命:
「火種」とは、濃度の極めて高い元素力を小さな塊に凝縮させたものだ。それは強く、脆い。
トコトコ岩マッシュロン·元素生命:
存在形態が不安定なものだから、不慮の事故を避けるためにも、もう二度と使わないでくれ。
ナヒーダ:
私が作ったからには、責任もちゃんと負うわ。心配しないでちょうだい。
トコトコ岩マッシュロン·元素生命:
うむ。「火種」は草龍を癒す以外にも、「オアシスの心」と共鳴することもできる。
トコトコ岩マッシュロン·元素生命:
つまり、あなたたちは「火種」の導きを頼りに、草龍の在処を見つけられるはずだ。
トコトコ岩マッシュロン·元素生命:
さあ、行きなさい。ことは一刻を争う。
プカプカ風キノコン·元素生命:
キミは?
トコトコ岩マッシュロン·元素生命:
わしのことはいいから、早く故郷に帰りなさい。
プカプカ水キノコン·元素生命:
みんな一緒に帰りましょう。あなただって例外じゃありませんよ。
トコトコ岩マッシュロン·元素生命:
さっきも言ったはずだ。草の王に救われる機会は、とっくに失った。
トコトコ岩マッシュロン·元素生命:
草の王、会いに来てくれてありがとう。草龍を救うと言ってくれて、ありがとう。
トコトコ岩マッシュロン·元素生命:
おかげで我々一族の過去は守られ、我々一族の未来も続いていく。
トコトコ岩マッシュロン·元素生命:
この子たちが帰れるだけで、わしは満足だ。
使命が終わり、その命も終わりを迎えた…
パイモン:
えっ…!ちょっと、待てよ!
パイモン:
あいつ…沈泥になったのか。
プカプカ水キノコン·元素生命:
もう一度流明石を使っていただけませんか?あの子の元素力を感じるのです。
プカプカ水キノコン·元素生命:
お願いします。一番帰郷するべきなのはあの子です。それがあの子の、しかるべき結末です。
旅人:
うん。
あなたは再び流明石を使った…
ナヒーダ:
これが、あの子の残した小さな光…
プカプカ水キノコン·元素生命:
感じます。あの子の知識と感情…すべては元素本来の姿に戻り、他の家族たちと一体になりました。
プカプカ水キノコン·元素生命:
悲しまないでください、みんな。あの子の願いは叶いました。今はとても幸せなはずですよ。
ナヒーダ:
見た目は重要じゃない…そうよね?
プカプカ水キノコン·元素生命:
ええ、見た目は重要じゃありません。故郷が救われ、家族が再会する。それが何よりも重要です。
プカプカ風キノコン·元素生命:
帰ろう。故郷に。
ナヒーダ:
故郷に…
導きに従って、スメールの砂漠に行く
草龍アペプを探すため、あなたたちは砂漠の奥深くまでやって来た…
ナヒーダ:
近くよ。ついてきて、もうそう遠くはないはず。
ナヒーダ:
あの力が辺りに潜んでいるのを感じる。時には近く、時には遠く…これはアペプからの警告よ。
ナヒーダ:
向こうもすでに、こちらに気づいている。
風砂の深いところに進む
パイモン:
これ以上そっちに行くと、なんにも見えなくなっちゃうぞ。
空に満ちる風砂が視界を覆い、天空を覆う巨大な影が遠くから現れた…
パイモン:
えっ、あっちを見てみろ!なにか出てきたぞ!
ナヒーダ:
間違いないわ。あれが草龍のアペプよ。
パイモン:
デカいだろうとは思ってたけど、あそこまでデカいなんてな!
アペプ:
小さな神と、小さな人間よ。余の領地を離れなさい。
アペプ:
一面に広がる黄砂の中で、汝らのようにか弱き命は生きてゆけぬ。
ナヒーダ:
あなたを救いに来たわ、アペプ。
アペプ:
救いなどいらぬ。特にブエル、汝の助けなど。
アペプ:
汝はアモンと同じく、須臾の間しか存在していなかった。なのに天からの威光を借りて、この地の主を自称する。
アペプ:
汝の進む道を見てみるがよい。汝も、最後には覆轍を踏むだけだ。
ナヒーダ:
神と人間を憎んでいるのは分かっているけれど、今のあなたは弱っているわ。恨みを今だけ忘れることはできないの?
アペプ:
「今だけ忘れる」…
アペプ:
愚かなブエルよ。余を癒したとしても、感謝はせんぞ。
アペプ:
汝はスメールと七国を滅ぼす巨龍を蘇らせようとしておるのだ!
ナヒーダ:
あなたは病にかかっているだけよ。
アペプ:
さよう。時間は不治の病であり、すべての者を死なせる。ただし…余の病は重篤だが、頭は冴えておる。
アペプ:
汝らに妥協した古代の龍とは違うぞ!
ナヒーダ:
そこまで頑なにならなくても。私たちに必要なのは「対立」ではなく、「真実」よ。
アペプ:
ふん、「真実」か…これぞ、「知恵の神」の逃れられぬ檻。
アペプ:
余は既に「真実」のために悲惨な代償を支払った。汝も、遅かれ早かれ同じことになる。
パイモン:
おい、行くなよ!
ナヒーダ:
気を付けて。何か出てきたわ!
パイモン:
うわっ、なんだこれ。初めてみるぞ!
プカプカ水キノコン·元素生命:
「家族」です。
パイモン:
え?こいつらも家族なのか!?キノコンの姿じゃなかったのかよ!
プカプカ風キノコン·元素生命:
見た目。重要。違う。本質。同じ。
プカプカ水キノコン·元素生命:
この子たちを構成する元素力は、私たちのものと同じです。つまり、この子たちは故郷の住民だということです。
ナヒーダ:
これは、この子たちが「世界の滅亡」を経験した後の姿なの?
プカプカ水キノコン·元素生命:
とても悲惨ですが、これも一種の「適応」です。…家族の多くは、逃げられませんでした。
プカプカ水キノコン·元素生命:
そして「世界の滅亡」を生き抜くために形態を変え…この子たちは、今の姿になりました。
ナヒーダ:
本当に、戦わないといけないの?
パイモン:
おい、おまえら話せるか?助けに来たぞ。
怪しい元素生命:
……
旅人:
ダメだ。反応がない。
ナヒーダ:
ただ生きていくためだけに、力を尽くしたのね。
プカプカ水キノコン·元素生命:
「火種」に引き寄せられたんです。この力だけが、苦しみをしばし消してくれます。
プカプカ水キノコン·元素生命:
ただ生きて、生きるためのエネルギーを探す本能だけが残って、他はすべて「適応」の過程で捨てられました。
パイモン:
これが…「禁忌の知識」…
ナヒーダ:
もし「禁忌の知識」がテイワットで暴走したら、私たちの世界もこんな風になってしまうのね…
ナヒーダ:
陸に打ち上げられた魚たちは、世界中を探し回っても一滴の水も見つけられない。
プカプカ水キノコン·元素生命:
ええ、でもどうか手加減してくださいませんか。その子たちは悪くないんです。ただ生きたいだけなんですから。
元素生命と会話する
パイモン:
力尽きたみたいだな。しばらくは攻撃的にならないだろ…
プカプカ風キノコン·元素生命:
あいつら。帰りたい。故郷。
プカプカ水キノコン·元素生命:
ええ、分かっています。草龍の体内から離れるのも不本意だったのですね。
ナヒーダ:
元素力の状態に戻してあげられないかしら?
ナヒーダ:
長年苦しめられて、こんな姿になって。外形がこの子たちの枷になってるみたい…
ナヒーダ:
「火種」、或いはアペプの「オアシスの心」だけが、この子たちを救えるわ。
ナヒーダ:
だけど「火種」を使うことは、大きなリスクを伴う。
プカプカ水キノコン·元素生命:
そうですね。「火種」はもう使えません。
プカプカ風キノコン·元素生命:
ボクたち。だけ。帰郷。ダメ。
パイモン:
なかなか難しい問題だぞ…
ナヒーダ:
ちょっと考えさせて。
ナヒーダ:
——いいわ。やっぱり「火種」の力を使いましょう。この子たちを砂漠に残すなんて可哀想だもの。
旅人:
でもそうすれば…
ナヒーダ:
心配しないで。これは私が決めたことだから、たとえどんな結果になったとしても私が背負うわ。
ナヒーダ:
消費される元素力は多くないのだけど、「火種」が不安定になってしまうことだけがちょっと心配ね。
ナヒーダ:
でも私の元素力でちょっと固めてあげれば、問題ないはず。
プカプカ風キノコン·元素生命:
ありがとう。わがまま。ごめん。
プカプカ水キノコン·元素生命:
ありがとうございます、草の王。
ナヒーダ:
あなたたちにとって一番重要なのは、故郷に帰ることのはずよ。今までたくさん経験を共にしたから、もうわかったわ。
ナヒーダ:
それに、あなたたちを守るだけでなく、あなたたちの経験したことを根拠に、アペプともう一度お話したいの。
ナヒーダ:
なにせ、あの巨大な草龍も、あなたたちの「家族」のはずでしょ。
プカプカ水キノコン·元素生命:
私はあなたの味方ですよ、草の王。あなたから受けた御恩は一生忘れません。
プカプカ風キノコン·元素生命:
そう。そう。
ナヒーダ:
ありがとう。じゃあ始めるわね。
プカプカ水キノコン·元素生命:
故郷に帰りましょう、みんな。もうすぐ帰れますよ。
残った元素力が、すべてその体内に流れ込んでいった。まばゆい光を伴いながら、その姿は「成長」し始める…
パイモン:
うわぁぁ、ひ、光ってる!?
旅人:
大きくなった…
トコトコ水マッシュロン·元素生命:
無数の知識と感情が私の体中を流れています。みんなも興奮していますよ。
トコトコ水マッシュロン·元素生命:
こんな短い時間で、本来なら長い時間を要する「成長」を遂げられるなんて…
パイモン:
おまえはみんなの期待を背負ってるってことだぜ。
トコトコ水マッシュロン·元素生命:
ええ、やっと故郷に帰れます…
ナヒーダ:
それじゃあ、出発しましょう。最後の旅路へ。
アペプの居所を探す
あなたたちは巨大な穴にたどり着いた…
パイモン:
大きな穴だな。草龍はこの中に住んでるのか?
旅人:
これ以上は進めない。
パイモン:
そうだな。この穴になにがあるのか、誰もわからないもんな。
ナヒーダ:
ええ、それにアペプを見つけて終わりじゃないわ。草龍の体内にある世界にも入らなくちゃいけないんだもの。
ナヒーダ:
アペプ自身の協力なしではできないことよ。
パイモン:
でもあんな態度じゃ、どうやったら協力してくれるんだ…
ナヒーダ:
試してみましょう。
ナヒーダは穴に向かって呼びかけた…
ナヒーダ:
アペプ、私たちの立場は違うし、世界と秩序についても違う理解を持っている。
ナヒーダ:
けれど私もあなたも元素力から生まれ、「禁忌の知識」に深く毒されていたわ。
ナヒーダ:
私たちの本質は同じで、同じ敵と対抗しなければならない。だから、偏見から交流を拒むのはよくないことだわ。
パイモン:
草龍は本当に聞き入れてくれるのか?
ナヒーダ:
あなたが何を考え、誰を恨み、その恨みから何をしたか…私は気にしていない。まして、感謝してほしいとも思わないわ。
ナヒーダ:
救うために来たの。あなただけじゃないわ、あなたの民も、私の民もよ。
ナヒーダ:
あの子たちは故郷を離れてから、ずっとあなたを救う方法を探し続けてきた。あの子たちは故郷に帰りたがっているの。
ナヒーダ:
すべてが終わった今、すべての恨みは状況を改善するのに何の役にも立たない。対立よりも、あなたが育んだ命と向き合うことを選ぶべきだわ。
穴:
……
トコトコ水マッシュロン·元素生命:
返答がありませんね…
ナヒーダ:
あなたがどうしても生きたいと思うのは、あの世界をまだ諦めてないからでしょう!
ナヒーダ:
私より知ってると言うならば、何のために生きて、何のために恨んでいるのか、ちゃんと考えて!
穴:
……
旅人:
やっぱりダメか…
穴の中に突然吸い込まれ、全員巻き込まれた…
切羽詰まったナヒーダは、「火種」の力を使った…
パイモン:
う、うわぁ——吸い込まれるぞ!
旅人:
捕まって!
ナヒーダ:
お願い、みんなの安全を守って——
ナヒーダ:
私たちを「故郷」まで送ってちょうだい!
所在地の状況を確認する
パイモン:
う…うぅ…
パイモン:
ナヒーダ、ここはどこだ…
パイモン:
え?旅人は?あいつはなんでいないんだ?
ナヒーダ:
無事にここに来ていることだけは保証できるわ。ただ、入るところがちょっと違ったかも。
パイモン:
じゃ、じゃあ、この先を探してみようぜ…オイラ、すごく心配だぞ。
ナヒーダ:
ええ、でもきっと大丈夫よ。彼の腕を信じていいと思うわ。
パイモン:
それはわかってるけど…なんだか落ち着かないんだ。
パイモン:
なあ、早く行こうぜ。あいつがこの先にいるかもしれない。
「オアシスの心」の蘇生を見届ける
そう遠くないところに、とある奇妙な物体がドームの下に吊られている…
パイモン:
こ、これは…!
ナヒーダ:
これが「オアシスの心」のはずよ。「火種」を使って灯せば、アペプの元素力を補充できるわ。
ナヒーダ:
そうすれば体内の損傷も徐々に癒え、本来の健常な状態を取り戻せる。
パイモン:
じゃ、じゃあ早く灯してから旅人を探そうぜ!
ナヒーダ:
ええ、わかっているわ。ちょっと待って…
「火種」がナヒーダの手の中で砕け散った…
ナヒーダ:
え…
パイモン:
なんでだよ?「火種」が…
ナヒーダ:
砕けた…
ナヒーダ:
こんなに不安定なものだったなんて。
パイモン:
なんでだよ?そこまで使ってないだろ?
ナヒーダ:
私にも分からないわ。もしかすると、「火種」が守れるのは一人だけなのかしら…
ナヒーダ:
でもあの状況で、もし全員に力を使わなかったら、みんなどこに飛ばされていたか分からないわ。
ナヒーダ:
それにしても、すぐに砕けるなんてことは起こらないはずなのに。もしかしたら…
パイモン:
もしかしたら?
ナヒーダ:
この「火種」を作った当時、私は比較的弱っていたのかも。
ナヒーダ:
つまり、砂漠を救ったあの頃…
パイモン:
そんな…
パイモン:
いや、それはともかく!
パイモン:
「火種」が砕けちゃったら、ここまで来た意味がないじゃないか!
パイモン:
ナヒーダ、他に方法はないのか?オ、オイラも一緒に考えるぞ…
ナヒーダ:
私は…
ナヒーダ:
心配ないわ、パイモン。責任は私がとるわ。「火種」の本質は、高濃度の元素力の塊だということなの。
ナヒーダ:
元素生命と私の元素力には微細な違いがあるけれど、キノコンに変身した時に、触れられたわ。
ナヒーダ:
あの力を模倣して、自分の力を加えれば、「火種」と同じ役目を果たせるはずよ…
パイモン:
「火種」に…なるってこと?
ナヒーダ:
ええ。とても力を使うことだけど、砂漠の時ほどじゃないはず…
ナヒーダ:
でも、また小さくなるかもしれないわね。
パイモン:
え?もっと小さくなるって、どうなっちゃうんだ?
ナヒーダ:
草か枝になるわ。つまり、生まれたばかりの姿に。
ナヒーダ:
「成長」する過程を逆転させれば、私は限界を超える力を発動できる。
パイモン:
でもたくさん失っちゃうんだろ!見た目だけじゃない。感情とか、記憶とかだって!
ナヒーダ:
大丈夫。命が危ないアペプに比べれば、そんなのどうってことないわ。
パイモン:
ぜったいダメだぞ!きっと他の方法があるはずだ!それにおまえがそんなことになったら、スメールのことはどうするんだよ!
ナヒーダ:
ことが終わったら、パイモンと旅人は私をスメールの土に植えてちょうだい。
ナヒーダ:
そんな姿になっても、ちゃんと森を通じて、世界と交流できるわ。ただ、あなたたちにはしばらく見えなくなるだけ。
パイモン:
そんな…
パイモン:
もし旅人がいたら、あいつだって絶対止めてたぞ!
パイモン:
いや、「責任を負う」方法がこんなことだって知ってたら、オイラたちは最初からぜったい認めなかった!
ナヒーダ:
ごめんね、パイモン。私たちの選択肢はあまりないのよ。
ナヒーダ:
翼が折れて墜ちた鷹は、みんながみんな再び空を飛べるわけじゃない。だけどリスクを冒さなくては、空には永遠に届かないわ。
パイモン:
ダメだ。そんなの絶対ダメだぞ!
movie
ナヒーダは自分を犠牲にして「オアシスの心」を灯そうとしている。危機一髪のところで、あなたと元素生命は彼女たちのそばに駆けつけた。
元素生命たちは草の王に代わって犠牲になることにした。同行した二匹の仲間、それと集めてきたすべての同族が…自分の知識、言語、感情、記憶をすべて…純粋な元素力に変え、「故郷」の新生を起こした。
悲しみから立ち直ったナヒーダとあなたは、元素生命たちとともに、「オアシスの心」に向かって元素力を放つ。
三つの力の集結により、「オアシスの心」は回復し始めた…
元素生命の故郷を救う
アペプと共に幾多の時を過ごした守護者も、強力な力の波動に引き寄せられ、あなたたちに襲い掛かる。
武器のぶつかり合う音の狭間、耳元に少し前の思い出が響いたようだ…
追憶の中の声:
こんな短い時間で、本来なら長い時間を要する「成長」を遂げられるなんて…
追憶の中の声:
おまえはみんなの期待を背負ってるってことだぜ。
追憶の中の声:
ええ、やっと故郷に帰れます…
追憶の中の声:
そう。そう。
また遠い思い出の声が響いた…
追憶の中の声:
元素力で守ってくれて、ありがとう。「またいつか」…
追憶の中の声:
いや、もう再会の日は来ないのだったな。
追憶の中の声:
███████████████
追憶の中の声:
うむ、待っておる——どれほど長くても。約束したからな。
また遠い思い出の声が響いた…
追憶の中の声:
いい言葉を学びました。「ヌール」と言って、「光」という意味なのです。
追憶の中の声:
それがあなたの名前ですよ。
追憶の中の声:
~♪
追憶の中の声:
喜んでもらえたようで、良かったです。
アペプと会話する
元素生命たちの「故郷」は息を吹き返したが、その声はもう聞こえてこない…
パイモン:
おい、まだ聞こえてるか?聞こえてるなら、答えてくれよ!
パイモン:
姿形が重要じゃないって、そう言っただろ?言ってくれよ。大丈夫だって、言ってくれ…
アペプ:
あやつらの知識、記憶、感情はすべて逆転し、力となり、解放された。もちろんもう答えることはない。
アペプ:
数え切れないほど長い時間を共に過ごしてきた守護者は、今やあやつらと同じで、ただ余の元素力となった。
アペプ:
あやつらは融合し、一体となってまた再び生まれ変わる機会がある。悲しむ必要など、どこにあるというのだ?
パイモン:
違うぞ!同じなわけないだろ…
ナヒーダ:
パイモン、私たちとアペプが理解し合えることはないわ。
ナヒーダ:
でもアペプ、あなたが回復してくれさえすれば、他のことについては深追いするつもりもない。
ナヒーダ:
この状態を維持していれば、スメールの安全が脅かされることはないもの。
アペプ:
力が戻れば、怒りも増すかと思ったが…
アペプ:
今感じるのは、とっくに忘れ去ったはずの——「穏やかさ」のみだ。
ナヒーダ:
「禁忌の知識」は知らずのうちにあなたを変えて、その怒りと恨みを増幅させたのよ。
アペプ:
…返す言葉もない。世界の外から来たあやつをこれ以上ないほどに恨んでいるが、汝と汝の民を滅ぼしても意味がない。
アペプ:
だがそれでも、余は立場を変えたり、汝と関わったりするつもりはない。
アペプ:
汝もまた無限に膨らむ好奇心によって命を落とせば…そのときは心底から軽蔑し、嘲笑ってやろう。
パイモン:
本当に口の悪いやつだな。
ナヒーダ:
あなたの選択を尊重するわ。そして二の舞は演じないと、私たちが証明して見せる。
ナヒーダ:
ねえ、あなたが休養に入る前に、最後に確かめておきたいことがあるの。
ナヒーダ:
どうやって「禁忌の知識」と関わったの?
アペプ:
話せば長くなるが…遥か昔、我らはあれこそが天理に勝てる唯一の力だと思った。
アペプ:
「龍王」が世界の外から手に入れた漆黒の力は我らを導き、外来者が定義した秩序に抗う手段になると。
パイモン:
りゅ、龍王!?
アペプ:
空前絶後の戦いがテイワットで繰り広げられた。その悲惨さと言ったら…危うく世界全体を崩壊させるところだった。
アペプ:
勝者は世界を形作る権利があるが、敗者は灰となるのみ…
アペプ:
だが「龍王」が逝去された後も、余は局面を逆転させる方法を探すことを諦めなかった。
アペプ:
粉々になろうとする世界の境界線でより多くの「禁忌の知識」を得ようとしたが…それもまた天から落とされた巨大な釘によって差し止められた。
アペプ:
スメールの天地異変は、龍の時代は既に終わったと告げているようだった…
ナヒーダ:
でもあなたは諦めなかった。そうでしょ?アモン…つまり「アフマル」のことがあったから。
アペプ:
そうだ。その後「アフマル」は「ナブ·マリカッタ」の助けのもと、その力を手に入れた。
アペプ:
やつは野心を膨らませ、我が領土で強く栄えた国を作ろうとしておった。
アペプ:
軽蔑はしたが、余はそやつの行動を黙認した。その代わり…
アペプ:
やつの死後、そのすべての知識は余のものとなる、と。
アペプ:
——それでも心の底に、心残りがある。当初「龍王」が帰ってきた頃、世界は既に変わり果てていた。
アペプ:
一部の龍は汝らと近づきすぎて、世界を奪われた恨みをも忘れてしまった…
アペプ:
一部は戦死し、骨しか残らなかった。一部は傷を負い、逃げることを選んだ…
アペプ:
「龍王」の鱗と意志とは、余にとって未だに心の中で不滅の光を放つものだ。
アペプ:
この命尽きるまで、ついてゆく。
ナヒーダ:
あなた、狂ってるわ…
アペプ:
「アフマル」が誇った国が滅んだとき、余は約束通りあやつを飲み込み、その元素力を吸収した。
アペプ:
だが、そうして手に入ったものは成果ではなく、「世界の滅亡」だった。
アペプ:
あやつの知識を分析する暇もなく、苦しみに耐えるのに精いっぱいで、力が尽きてしまった…
アペプ:
それでも、あやつの狂気は余以上であったと思うがな。
パイモン:
それが世界の滅亡の由来か…
アペプ:
その件については、あやつに嵌められたと認めざるを得ない。余はあやつの計画の、最後の保険に過ぎなかった。
アペプ:
小さなブエル、そして汝らよ、引き続き進むがいい。余はずっと見ておるぞ。
アペプ:
天理の大切にしておる命が、一体どこまでできるのかを…
ナヒーダと会話する
アペプはこれ以上話したくないようで、あなたたちを体外に送り出した…
パイモン:
なんだかよく分からないけど、無事に送り出されたみたいだぞ…
ナヒーダ:
健康に回復するまでには、まだ長い休養が必要なの。
ナヒーダ:
アペプの本性は初めて会った時のように乱暴じゃなかったし、治してあげたら理屈が通じるようになったわね。
パイモン:
病気の時はキレやすいものだからな。
パイモン:
なんか…すっごく大きな事件を解決できたのに、素直に喜べないぜ。
ナヒーダ:
そうね。再び生まれ変わる機会があったとしても、旅の記憶も、故郷への感情も、もう二度と戻らないわ。
ナヒーダ:
…一つひとつの「成長」は、唯一無二なんだもの。
ナヒーダ:
このかけがえのない感情の積み重ねこそ、大きな力に逆転できるものなんでしょうね。
パイモン:
はぁ…家族のいないところなんか、故郷って呼べるのかよ…
ナヒーダ:
家族…そうね。あの子は家族を残していったわ。
ナヒーダ:
あの二匹のキノコンは、まだ帰りを待ってるかもしれない。
パイモン:
そうだな、戻ってみようぜ。こんな複雑な事情、どう伝えればいいか分からないけど…
スメールシティの外に戻って、キノコンを探す
スメールシティの外、最初に助けを求めてきた二匹のキノコンは、まだ「家族」の帰りを待っている…
パイモン:
本当にまだいたぞ。ずっとここで待ってたのか?
ナヒーダ:
ただいま、戻ってきたわ。
喜んでいるプカプカ水キノコン:
~♪
困惑しているプカプカ水キノコン:
……?
ナヒーダ:
本当にごめんなさい…あの子は故郷に帰ったの。もう、長く戻ることはないわ。
プカプカ水キノコン:
!!
ナヒーダ:
悲しまないで、あなたたちを守るためだったのよ。幸せになってほしいって。
ナヒーダ:
「ヌール」は大切な家族だって、あの子が言ってたわ。
ナヒーダ:
「ヌール」はあなたの名前、そうでしょう?
悲しんでいるプカプカ水キノコン:
……
唸り声を上げるプカプカ水キノコン:
……
プカプカ水キノコン·ヌール:
ヌ…ヌール…
パイモン:
わあ!?
ナヒーダ:
よかった…少なくとも、足跡を残せたわね。
ナヒーダ:
この子たちはまた巡り会える、いつかきっと…