arrow_back Genshin Impact: задания
彼岸蝶の章 第一幕

如何にして蝶は去り


神秘の「往生堂」
無妄の丘に着くと、パイモンが周囲の異変に気付く…
無妄の丘に向かう
パイモン:
な、なんでこんなとこにわざわざ来たんだ?オイラ、なんだかいやな予感がするんだけど。
パイモン:
べ、別に怖がってなんかないからな!ただおまえの身の安全を心配しているだけで…
パイモン:
ほら、怖い話とかによくあるだろ。薄暗い荒れ地に、いきなり人影が現れるなんてこと…
孟:
ん…?
パイモン:
うわぁあああ——!Путешественник、助けてぇええッ!
パイモン:
オイラの直感が、ここにいるようなやつは普通の人じゃないって言ってる!
パイモン:
もし声なんか掛けられたりしたら、食べられちゃうかもしれないぞ!
孟:
き、君たちは誰?
孟:
た、旅人?もしかして外国の人?いや、そんな恰好、見たことがない。
孟:
ま、まさか「あの世」から来たのか!?
孟:
俺は葬儀のためにここに来ただけで、悪いことをしてたわけじゃないんだ。どうかご勘弁を!
パイモン:
えっと、見たところただの怯えた一般人だな。なんかオイラよりもビビってるぞ。
パイモン:
へへっ、ここはオイラの出番だな。
パイモン:
そう怖がるなって、別になにかしようってわけじゃないから。
孟:
ひぃいっ——!?俺に何を!
パイモン:
おいおい、そんなビビるなよ、とにかく落ち着けって。
孟:
「落ち着け」?それってつまり、大人しくしなかったら酷い目に遭わすってことか!?
孟:
く、来るな!俺は何もしてない、来るな来るなッ!
パイモン:
おい!だからなにもしないって!
パイモン:
オ、オイラ、なにかまずいことでも言ったか?
パイモン:
なにか問題でも起きたら大変だ、とりあえず追いかけよう。
孟に誤解であることを解明する
孟:
堂主、堂主、幽霊がッ!
???:
うん?
???:
いや~そんなにびっくりしなくて大丈夫だよ、{PLAYERAVATAR#SEXPRO[INFO_MALE_PRONOUN_HIM_UPPER_OBJECT|INFO_FEMALE_PRONOUN_HER_UPPER_OBJECT]}は幽霊じゃなくて普通のお客さんだから。
パイモン:
そうだぞ!幽霊じゃないって言ってるだろ、なんで信じないんだよ。
パイモン:
でも、お客さんっていうのもなんか違うけど…
???:
ごめんね、彼はうちの新人の孟。初めて葬儀をやるもんだから少し神経質になってるみたい。
パイモン:
葬儀、葬儀…あっ!鍾離が客卿をやってる「往生堂」も、確かそういうのを専門にしてたよな?
???:
あれ?鍾離さんを知ってるんだ、じゃあ話が早いね。
胡桃:
私は胡桃、往生堂の堂主。主な役割りは…うん、生と死に関わることをちょっとね。
胡桃:
でも、私はこの仕事を気に入ってるの。もし往生堂にして欲しいことがあったら、なんでも言って。
旅人:
お客さんじゃない。
パイモン:
そうだぞ。それに往生堂に頼みたいことがあったとしても、こんな辺鄙なとこまで来ないだろ。
胡桃:
まあ、商売上の「お客さん」じゃなくても、この世に生まれてきた時点でみんな私の「お客さん」だから。
胡桃:
今はそうじゃなくても、いずれ必ずね。
パイモン:
んん…?
胡桃:
往生堂は予約サービスも受け付けてるよ、私たちはあなたにとって最良の選択。
胡桃:
ただし、予約時間は正確にね。じゃないと色々面倒だから。
胡桃:
まだ決まりそうにないなら、そう言ってちょうだい。その気になった私がもし元気なあなたを見たら、絶対にがっかりしちゃうから。
パイモン:
ストップ、ストーーップ!
パイモン:
えっと、その、どっからツッコめばいいんだ?
孟:
悪いな、堂主は少々クセのある人なんだ。代わりに俺が説明しよう。
孟:
最近、無妄の丘で心霊現象が起きたと聞いて、それを鎮めるためにここで葬儀を行っていたんだ。
孟:
葬儀自体は上手くいった。堂主が言うには、しばらくはもう何も起きないらしい。
胡桃:
往生堂、無妄の丘、葬儀、この3つの単語が並べば自然と分かるでしょ。説明する必要はないと思うけど。
胡桃:
それに、用がないのに無妄の丘に来るなんて、あなたたちこそ普通じゃないと思うよ。
パイモン:
「普通」に対する認識がすごいズレてないか。
旅人:
冒険に来た。
胡桃:
冒険?あぁ、見たところ冒険者協会の一員かな?
胡桃:
お客さんはお客さんでも、珍しい「桃」級の客人だったか。
パイモン:
「桃」級?なんだそれ?
胡桃:
お客さんの重要度を決める度合いだよ。「胡」「桃」「竹」「木」の4つ。上に行けば行くほど親身に接する。
孟:
そんなこと初めて聞きましたけど!?
胡桃:
だって今日決めたことだから。別に驚くことないでしょ。
胡桃:
考えてもみて、冒険者は毎日険しい山々を越え、秘境を探索し、数々の戦闘をくぐり抜ける。危険でいっぱいでしょ。
胡桃:
こういうお客さんには常に関心を持っておいた方がそちらにとっても、こちらにとっても良いことじゃない。
胡桃:
え、まさかそんな風に思うなんてね。こういうところに来る冒険者は、そんなの気にしないと思ってたのに。
胡桃:
そうだ、一つお願いできるかな?最近、冒険者協会と商談をしてるんだけど、あなたが往生堂の仲介役になってくれたら色々と融通が利くと思うの。
胡桃:
えっと、何か欲しいものとかある?もしくは、手伝ってほしいこととか。
パイモン:
あ、オイラたち人探しをしてるんだ!いろんな人に聞いたんだけど手がかりがなくて。
胡桃:
それなら私に任せて。あなたたちが「聞けない人」でも、私なら聞けるからね。
胡桃:
だから、私と取引しておくとお得だよ…さあ行こう!友よ!璃月港に戻って商売の話をしに!
パイモン:
いつから友になったんだよ!
パイモン:
往生堂、「聞けない人」、もしかしてそれってこの世の人じゃないんじゃ?
パイモン:
うぅ…なんか変わったやつだな。
胡桃と一緒に冒険者協会に行く
嵐姉:
あら、またあなた?そちらの商売には興味がないと言ったはずだけど。
胡桃:
まあまあ、そうすぐ結論付けないでくださいよ。見てください、あなたたち冒険者協会の中には、私のことを深く認めてくれている人もいるんですから!
胡桃:
前回、そちらと話し合った後にもっとお得なプランを作ったんです。
胡桃:
たとえば、往生堂は冒険者協会からの要請を優先的に処理するっていうのはどうでしょう?さらに、最初のお客さんには特製の箱を100個おまけしてあげます。
胡桃:
あとあと!現場回収サービスも付けちゃいますよ!一部の危険な地域は追加料金を取りますけど、璃月のほとんどの地域をカバーしてます!あっ、安心してください、とっても安いですから!
嵐姉:
その…私の考えを全く分かってないようね。
胡桃:
分かってますって、お金の話でしょ。けど、私たち往生堂が出してる条件は十分魅力的なものだと思いますよ?
胡桃:
ほら、外での冒険には危険が付き物じゃないですか。「雨が降り出す前に戸や窓の修繕を行う」っていうでしょ、つまりそういうことです。
嵐姉:
そんなものを事前に準備しとくなんて、聞いたことないけど。
嵐姉:
それに準備するっていうなら、冒険を安全に進めるためのものを備えるべきだと思うけど?
嵐姉:
これ以上は時間の無駄みたいね、私も忙しいの。
胡桃:
ちょっと待ってください!じゃ、じゃあもう一つサービスしちゃいます!利用客が一度に10人いたら3割引きってどうですか!
孟:
堂主!もうやめましょう、これ以上やるとまた千岩軍が来ますよ。
パイモン:
見たところ、往生堂のサービスを売りつけてるみたいだな。
胡桃:
はあ、一旦往生堂に帰るしかないか。
胡桃:
ふん、こんなチャンスを棒に振るなんて、あとになって困るのはあの人たちなのに。
胡桃:
現実から目を背けてどうするんだろう、遅かれ早かれいずれやってくることなのにね。
胡桃と一緒に往生堂に帰る
胡桃:
はあ、こうなったらいつもの手段を使うしかないか。
胡桃:
孟、あなたに任せてた広告はできた?
孟:
あ…すみません、まだ半分しかできてないです。でもこんなおかしな宣伝のやり方、本当に役に立ちます?
胡桃:
絶対に効果があるから安心して。これは往生堂に代々伝わる方法なんだから。
胡桃:
まず必要としているお客さんが、往生堂の門前に置かれた何も書かれていない木札を手に取り、そこに依頼内容を書いた後、門の隙間から堂内へと入れる。
胡桃:
その内容を見た私が、訃報だろうと、火葬だろうと、葬儀だろうとお客さんの要望通り満足させる。
胡桃:
まあ、面倒な方法ではあるよ…あっちこっち走り回ることにもなるし。けど、一度にまとめて焼ければ…
孟:
そうじゃありません、堂主。俺が言ってるのは木札の役割じゃなくて、その木札に「広告」らしき文言が一切ないことです。
胡桃:
いい?商売っていうのは時代に沿って変えていくものなの!往生堂だってそう。もし客層を広げずに過ごしてたら、どんどん顧客を減らすことになっちゃう。
胡桃:
業務先を開拓していくのも、とても大事な仕事よ。私が堂主になってからは、往生堂のために色々な方法を試してきたんだから。
胡桃:
過去には他のお店と同じようにチラシを貼ったこともあるけど、千岩軍に綺麗さっぱり剥がされちゃってね。
胡桃:
「臨死一日体験」を開催しても、誰も来なかったし。
パイモン:
当たり前だろ…
胡桃:
最後の最後で、やっぱり代々伝わる方法が一番良いって気付いたの。これこそが歴代堂主の知恵ってやつだね!
胡桃:
今はいろんなところに話を持ち掛けて、提携先を探してる途中ってわけ、さっきの冒険者協会のようにね!つまり、「業務開拓」を行ってるの。
胡桃:
別の方法がいいなら、木札に「1個買ったら、もう1個おまけ」って言葉を書くとかどう?
パイモン:
な…なにを買うんだ?
胡桃:
へへ、それはもちろん、丈夫な「もう一つの家」だよ。
胡桃:
すぐに使う予定がなくても大丈夫。往生堂の品物は質に自信があるからね、まず先に壊れるなんてことはない。
胡桃:
さあ、孟、引き続き広告の準備をしてちょうだい!私たちの今後の商売に関わってくるんだから。
孟:
けど、やっぱり俺…
胡桃:
ああ、分かった!割引が足りないと思ってるんでしょ?そうでしょ?
胡桃:
確かに、冒険者協会は新規のお客さんだから、多めに割引したけど。
胡桃:
うん、昔からのお客さんにも同じように誠意を見せないとね。うんうん。
胡桃:
少し考えてくる!新入りさん、ちょっと待ってて、すぐ終わるから。
パイモン:
オイラたちは新入りじゃないぞ!
パイモン:
はあ、仕方ない。この辺りを散歩でもしながら彼女を待つか。
往生堂の周りを調査し、胡桃を待つ
木の板を観察する:
(往生堂の門前に木札を掛けるための木札立て。胡桃によれば、木札には何も書かないらしい…)
木の板を観察する:
(木札の背面の文字が、いわゆる「広告」だろう。)
ドアを観察する:
(この中が往生堂…)
ドアを観察する:
(堂主よりは正常な感じがする。)
渡し守:
あなたたちは、堂主の紹介できた新入りですか?
パイモン:
いやいや、オイラたちはただ往生堂と胡桃に興味があるだけで、新入りなんかじゃないぞ。
渡し守:
なるほど、それならあまり興味を持たれない方がいいですよ。一般人が多くを知りすぎてしまうのは、あまり良くないことですから。
渡し守:
何を知り、何を知るべきでないのか、堂主には、堂主なりの節度があります。
パイモン:
あいつに「節度」なんかあるのか?
パイモン:
そろそろいい時間だ、胡桃を探しに行こうぜ。
もう一度胡桃と会話する
胡桃:
うん、決めた。こう書いてちょうだい。
胡桃:
「往生堂、期間限定割引!1個買ったらおまけが1個、2個買ったらおまけが3個、どんどん増えるよ!」
胡桃:
うんうん、これで良し。以前の薄暗い広告と比べたら大違い!これならきっといける!
孟:
堂主…葬儀って、そもそも薄暗いものじゃないですか。
胡桃:
それじゃあ目立たないから、だめ。
孟:
どうして往生堂に目立つ必要が…はあ、まあいいか、これで。
パイモン:
抵抗することを諦めたみたいだな。
胡桃:
よし、私たちも出発しよう、新しい商売のために。
パイモン:
「私たち」って…オイラたちも入ってないよな?
胡桃:
他に誰がいるのよ?周りに変な人でも見えてるの?まあ、いたとしても…あなたたちには見えないか。
パイモン:
最後の一言はなんだよ!おどかすなよ!
胡桃:
へへ、ごめんね、冗談だよ。あなたたちが見えないものはここにはいない、少なくとも、今は。
胡桃:
そう堅く考えないで。私からすれば、みんな死を恐ろしく考えすぎなんだよ。
胡桃:
人は痛みや後悔、死による別れを恐れている。その心の傷を埋めるために、人は死に対する幻想を創造した。そう、例えば幽霊とかね。
胡桃:
確たる証拠もないのに、今では大っぴらに話すような話題ではなくなっている。もし私まで忌避するようになったら、それこそ往生堂の終わりよ。
旅人:
けど、幽霊なら見たことがある。
胡桃:
お?どんなやつだった?想像よりも友好的で話が通じたでしょ。
パイモン:
そうでもなかったよな、結果的にはオイラたちにケガはなかったけど…
胡桃:
じゃあ、あなたたちが遭遇したのは相当厄介なやつね。ただの幽霊に人を傷つける力はないもの。
胡桃:
往生堂の仕事は「生と死の境界を維持する」こと。これには一般人が抱く、死や幽霊に対する認識を正すことも含まれてるの。簡単に言えば、「境界」が見えない人たちをそれらから遠ざけてあげることね。
胡桃:
つまり、一般人にとって一番いいことは、幽霊を信じることも知ることもなく過ごしてもらうことなの。
パイモン:
だったら、怖い冗談で人を驚かすなよ。
胡桃:
あはは、そんなに怖かった?ただ単に「冗談」で片付くものばかりだってことを、みんなに早く理解してもらいたかっただけなんだけど。
胡桃:
そんなに真面目に聞いてくれるなんて思わなかったよ。でも大丈夫、私についてくれば自ずと分かるはずだから。
胡桃:
さあ、こっちだよ、そろそろ出発しよう。
孟:
堂主、狼兄貴のことをくれぐれも頼みます。
パイモン:
狼兄貴?誰だ、それ?璃月に来てもう結構経つけど、そんな名前のやつ聞いたことないぞ。
胡桃:
なんでもないよ、以前孟に頼まれてたこと。すぐに解決するから気にしないで。
パイモン:
オイラたちどこに向かってるんだ?
胡桃:
重要な「潜在顧客」のところだよ。ついてきて。
胡桃と一緒に「潜在顧客」を訪ねる
小五:
君たちは?
胡桃:
こんにちは。私は往生堂の堂主、胡桃。
小五:
往生堂の人が、なんで僕のところに?
胡桃:
いえ…大した理由じゃありません。最近体の調子や具合が悪いなんてことはないですか?
胡桃:
もし具合が悪かったらそれは一大事、病の予兆かもしれません。
胡桃:
人は健康でいる時ほど、命がどれだけ脆いものなのか想像がつかないんですよ。だから、予兆があったとしてもあまり重要視しません。
小五:
何を言ってるのかさっぱりだよ!僕は健康だし幸せだ。何も不自由はない!
小五:
もういいだろ、帰ってくれ!
胡桃:
あれ、どうして怒ってるんだろう?私はただ健康の重要性を話しただけなのに。
パイモン:
でも、「往生堂」の堂主がそれを説くのはちょっとおかしいだろ。
続けて「潜在顧客」を訪ねる
木木:
君たちは誰だい?今忙しいから手短に話してくれ。
胡桃:
こんにちは。往生堂に何か依頼はありませんか?
木木:
往生堂?うーん…別に必要ないかな。
木木:
まさか、押し売りに来たのかい?ずいぶんと考えなしなやり方だね。
胡桃:
そうです?「一つ一つのサービスを、一人一人のもとまで」っていうのが、今の流行りだと思ってましたが?
木木:
いや…サービスが特殊な場合、あまり良くないんじゃないか…
木木:
まあ…とりあえず、他をあたってくれ。
胡桃:
また失敗か。はぁ、まあいっか。
パイモン:
これで成功したことあるのか?
続けて「潜在顧客」を訪ねる
聡子:
あなた…往生堂の堂主よね?悪いけど、他をあたってくれる…
胡桃:
まあまあ、少し話を聞いてください。最近、新しい割引サービスを開始したんです。
胡桃:
ほら、「古いものを捨てないと、新しいものは使えない」って言うじゃありませんか。終わりというのは新しい旅の始まりでもあって…
聡子:
これ以上しつこいと、千岩軍を呼ぶわよ。
胡桃:
分かりました分かりました、落ち着いてください。
胡桃:
でも、往生堂はいつでもあなたをウェルカムですから。
パイモン:
まだあきらめないのかよ?
胡桃:
あれ?私を慰めてくれてる?
胡桃:
ありがとう、やっぱりあなたたちが一番私のことを理解してくれてるのね!
パイモン:
いや、ただこれ以上付き合いたくないだけなんだけど。
旅人:
「業務開拓」の次は人探しをしてほしい。
胡桃:
「業務開拓」?うん?「業務開拓」…
胡桃:
えええ?もしかして、私が「業務開拓」のために回ってたと思ってる?
パイモン:
違うのか!?じゃあ、単に迷惑をかけて回ってただけか!?
胡桃:
違う違う、「業務開拓」は冒険者協会との商談でもう終わってるの。
胡桃:
ここに来たのは孟のための人探し。さっき言った狼兄貴、覚えてる?
胡桃:
実はね、孟が探してる「狼兄貴」は、この世を彷徨う人の魂なの。
胡桃:
さっき会った3人は、狼兄貴が憑りつくかもしれない標的。でも会った感じ、霊の気配は感じられなかった。
胡桃:
だから適当に話をして、早々に切り上げたってわけ。
パイモン:
なんでもっと早く言ってくれなかったんだよ!オイラはてっきりおまえが…その…健康かそうじゃないかを見ただけで判断できる超能力者かと思ったぞ。
胡桃:
ん?そんな能力、私には必要ないって。医者じゃあるまいし。
胡桃:
って、ええっ——!?まさか往生堂が病気で苦しむ人をわざわざ助けるとでも思ってたの?
パイモン:
遠回しにひどいこと言ってるぞ!まあ…「遠回し」に言ってる気なんて、おまえにはさらさらないんだろうけど。
胡桃:
まあまあ、とりあえず往生堂に戻ってから詳しい話をしてあげる。狼兄貴のことは孟と深く関係してくるからね。

存在なき人を探せ
胡桃を手伝うために冒険者協会へ向かったが、意外にも彼女の目的が往生堂の「業務開拓」であったことを知る。生と死の話題をちっとも避けない彼女は、自分なりの理があったが、あなたはどうにも納得できなかった。あなたが疑いを胡桃に告げると彼女は驚きながら、「業務開拓」はとっくに終わっていて今は狼兄貴という人物を探さなければならないと言い出す。
往生堂に帰って孟から状況を理解する
胡桃:
孟、帰ったよ!残念だけど、狼兄貴は見つからなかった。
孟:
そうですか、困りましたね。探せるところはもう探したはずなのに…
パイモン:
狼兄貴って一体誰なんだ?
孟:
そうだな、一から説明しよう。俺の実家は無妄の丘の近くにあってな、小さい頃から仲の良い幼馴染が数人いたんだ。
孟:
その中の一人が狼兄貴、特に俺と仲がよくていつも遊んでいた。けど、ある日突然、不慮の事故で亡くなったんだよ。
孟:
そのことがずっと忘れられなくてな。今も時々、俺は無妄の丘に足を運ぶんだ。
孟:
だがこの前、無妄の丘から戻ってくると体に違和感を感じたんだ。そして毎晩、夢の中に狼兄貴が現れるようになった。
孟:
それで思ったんだ。もしかしたら、本当に狼兄貴が何かをしているんじゃないかって。
孟:
ただの予想だし証拠はないが、どうにも落ち着かない。考えれば考えるほど不安が募る。
孟:
幼馴染の友達がもし悪鬼にでもなっていたら、そんなのどう受け止めればいいんだ?
胡桃:
彼はそれが原因で往生堂に入ったの。だから、このことに関しては給料も受け取ってない。
胡桃:
でも、孟の心配が的中する可能性はあるの。だって、鬼の霊が現世を彷徨うことは時々あるからね。
胡桃:
でも悪鬼は言い過ぎかな。私ですらめったに悪鬼なんて見ないもの。
孟:
けど、狼兄貴の危険性を否定する材料にはなりません。あいつが誰かを傷つける姿を、俺は見たくないんです。
胡桃:
まあ、こんな感じ。狼兄貴が見つかるまで、孟は仕事に身が入らないの。
胡桃:
さっき私たちが訪ねたあの人たちも、その数人いる孟の幼馴染でね。狼兄貴がその中に潜んでるんじゃないかって睨んでたんだけど、ハズレだったみたい。
孟:
無妄の丘を探し、あいつらのところも探した、これで手がかりが全て途絶えた…
???:
ごめんください、往生堂の方ですか?
洛成:
僕は洛成と言います。最近具合が悪くて、何かにまとわりつかれてる気がするんです。
洛成:
先日、友達と無妄の丘で肝試しを行ったんですが、帰ったあとに倒れてしまって、それからは毎晩悪夢を見るように。医者に診てもらいましたが、原因は何も分からずじまいでして。
洛成:
僕、きっと呪われたんです!魔神に!
胡桃:
うん、そうですね、あたり、魔神に呪われてます。それもやばいくらいに。
洛成:
あなたも知ってますよね!魔神戦争で死んだ伝説の魔神が、この世に苦痛をもたらす呪いをかけたっていう。
洛成:
この呪いを解かないと、五臓六腑がはじけ飛んで、凄惨な死を遂げるとかなんとか!
洛成:
伝説にあった呪いの症状と、今の僕は同じなんです!
孟:
無妄の丘、呪い…いや、これは呪いじゃなく、たぶん狼兄貴が…
胡桃:
はぁ、待った待った。二人とも静かに、勝手にしゃべらないで。
パイモン:
おまえにだけは言われたくない。
洛成:
往生堂はこういった鬼とか魔神のことに詳しいんですよね!助けてください!まだ死にたくありません!
胡桃:
いいですよ、問題ありません、私に任せてください。
胡桃:
でも呪いを解くにはそれに適した場が必要です、準備しないといけません。
胡桃:
新入り、あなたの手が必要だから、私と一緒に来て。
孟:
お、俺も一緒に…
胡桃:
あなたはまず彼に焚香駆邪を行ってあげて、前に教えたはずだよ。
胡桃:
準備ができたら私のとこに来て。これが終わったらまた狼兄貴のことについて話そう。
孟:
分かりました。
胡桃:
じゃあ私たちは行きましょう。
祓いの地点に行く
パイモン:
なあ、コソコソしてなにをする気なんだ?
胡桃:
何もしないよ、ただここで待ってるだけ。
パイモン:
はあ!?
胡桃:
まさか魔神の呪いとか本当に信じてるの?あんなもの、とっくになくなってるよ!
旅人:
じゃあ、なんでここに?
胡桃:
あの二人を見たでしょ。一人は自分が呪いにかけられたと、もう一人は自分の友達が悪鬼になったと思い込んでる。それで二人とも人の話を聞き入れられない状態になってる。
胡桃:
はぁ、だから言ったの。一般人は何も知るべきじゃないって。
胡桃:
こういうことで冷静さを失う人をたくさん見てきた。あの人たちを落ち着かせるためには、あの人たちが思い込んでいるものを見せてあげるしかない。
胡桃:
鬼を信じてる人の目の前で、鬼を退治する。
パイモン:
えっと…子供をあやすのと同じ感じか…
パイモン:
そうだぞ、恐怖が未知から来てるものなら、その方がいいと思う。
胡桃:
そんなの、真実を告げても事態が良くなる保証がないからに決まってるでしょ。
胡桃:
「境界」に近づいた人を離れさせる。心理的な問題は、心理的な手法で対処するのが一番。
パイモン:
それもそうだな…じゃあ、呪いのことはどう言うんだ?
胡桃:
「夜叉」の歴史って、聞いたことある?
胡桃:
その昔、彼らは魔神と激しく戦った。魔神は敗れたけど、怨嗟はずっと残り続けた。
胡桃:
その怨嗟が疫病となり、人々を蝕んだ。人々はそれを、「魔神が下した呪い」だと信じて疑わなかったの。
胡桃:
たくさんの命が疫病によって奪われ、死んだ体を媒介に疫病はどんどん拡散していった。
胡桃:
後になって、人々はやっと疫病の拡散を阻止する方法を見つけたの。空気を浄化し、死骸を焼く。そして初めてそれを行ったのが、この「往生堂」の創始者なの。
パイモン:
そ、そうだったのか。
胡桃:
うん、それから何年か経ち、疫病は完全に消滅した。
胡桃:
同じような出来事を、「往生堂」は何回も処理してきた。そのおかげで璃月の生と死の均衡を保ってきたの。
胡桃:
簡単に言えば、私たちは「守り人」。人々を見守り、人じゃないものも見守る、へへ。
胡桃:
だから、「呪い」は全部気のせいなの。もちろん、昔本当にあったことも、一般人には絶対言わないけど。
胡桃:
少しここで待ちましょう。あとでこの地脈鎮石を使って一芝居打つから。
しばらく待った後…
胡桃:
やっと来ましたか、ちょうど今準備が終わったところですよ。
胡桃:
見てください、これが邪を払う特殊な装置。あなたの体から呪いを吸い出し、具現化します。
胡桃:
危険は及ばないから安心してください、この旅人さんは百戦錬磨の実力の持ち主だから。
胡桃:
あっ、そうだった、言うの忘れてた。あはは、まあ大丈夫でしょ。
洛成:
これで本当に解決するんですか?
孟:
堂主を信じろ、あの人は性格こそ変わってるが、やる時はしっかりやる。
胡桃:
ちょっと、「変わってる」なんて単語で私を語らないでよ?少なくとも天真爛漫で無邪気って言って!
胡桃:
とりあえず、さっそく始めましょう!新入り、装置を起動して。
胡桃が洛成に呪いの真相を明かすところを聞く
胡桃:
どう、呪いが祓われた気がしませんか?
洛成:
します、これ以上にないすっきりした気持ちです!凄く清々しい!
洛成:
ありがとうございました。それからそこの旅人さんも!あなたたちが助けてくれなければ、私は呪いで死んでいたでしょう。
胡桃:
じゃあ、今ならもう言っていいですね——
胡桃:
テッテテー!騙されました!
洛成:
え?な、なんですか?
胡桃:
一般人には分からないでしょうけど、これはただの地脈鎮石で、魔物を引き寄せるものなんです。
胡桃:
あの魔物たちも呪いの具現化じゃなくて、本物の魔物です。
胡桃:
あれれ?おかしいですねぇ。何もしてないのに、具合が良くなるだなんて、なんででしょうね?
洛成:
ま、まさか…実は呪いにかけられてないってこと?
洛成:
では、どうして病気に?
胡桃:
風邪を引いたか、食あたりか、はたまた心理的なものか…私的には最後のやつがよくある原因だと思いますよ。
孟:
まさかそんなことが…
洛成:
こんな原因、思いもしませんでした。と、とにかくありがとうございました。
胡桃:
礼には及びませんよ、これからはそんなに疑心暗鬼にならないように。私も毎回こんな方法できませんから。
胡桃:
人生とは短きもの、生きている内に生を謳歌してください。
洛成:
その一言は…少しモヤモヤしますが。
洛成:
で、では僕はこれで。ご迷惑をおかけしました。
孟:
どうやら狼兄貴が原因じゃなかったんですね。少しほっとしました。しかし、狼兄貴の行方が分からない以上、事態は変わっていません…
孟:
一段落しましたし、引き続き狼兄貴を探しに行きませんか?
胡桃:
その必要はないと思うよ。
胡桃:
だって、もう本人が来てるから。
孟:
狼、狼兄貴——!?
狼兄貴:
あ、あの…ごめんなさい、お邪魔だったかな…
パイモン:
あれが狼兄貴?なんで子供なんだ!?
胡桃:
幽霊だもの、当時の姿のままなのは当然だよ。
パイモン:
えっと、「狼兄貴」って名前とのギャップが大きすぎるんだけど。
胡桃:
往生堂に連れて行こう。やるべきことがたくさん待ってる。

友情、願い、未練
孟の話から、狼兄貴が彼の幼馴染で、昔事故でなくなったことを知った。そして今霊異事件が多発しているのは、恐らく狼兄貴の祟りであると孟は嘆いた。それに孟と同じく幽霊の話を信じる者はもう1人いた。それは往生堂を訪ね呪を祓おうとする洛成。胡桃は彼らの恐れがただの気のせいであることに気付き、偽の儀式を仕掛けた。しかし儀式が終わった後、なんと本当に狼兄貴の魂が出てきてしまった。
往生堂に帰って事の経緯を聞く
パイモン:
予想外のことばっかで、オイラもうついていけないぞ。
胡桃:
そこは私の想像通りだったね。前に言ったでしょ?この世に悪鬼なんてそういないって。
胡桃:
彼は何かのきっかけで無妄の丘を離れ、そして何かが原因となり戻れなくなったんじゃないかな。
パイモン:
なんかその説明、無理やりすぎないか?
狼兄貴:
実は…そうなんだ。
パイモン:
えっ!?
胡桃:
ふふん、さすが私!
狼兄貴:
僕はただ、友達が元気かどうか気になったから、璃月港に来たんだ。
狼兄貴:
悪いことやいたずらなんかしてないよ!人を驚かすなんてことも絶対にない!
狼兄貴:
前に無妄の丘へ肝試しに来た人がいて、その人が璃月港から来たのを聞いたから、その人の後をついて行ったんだ。
胡桃:
あのかわいそうな洛成だね、どうりで誰かにまとわりつかれてる気がして悪夢を見てたわけね。
狼兄貴:
え?ぼ、僕気づかれてた?
胡桃:
じゃないと、あんなに怯えないでしょ。
旅人:
どうして孟を訪ねなかったの?
パイモン:
そうだぞ、胡桃と孟が必死に探してたのに。
狼兄貴:
実は僕、璃月港に来たことなかったから、道に迷っちゃって。みんなのところに辿り着けなかったんだ。
孟:
ああ、そういえば、狼兄貴は小さい頃から方向音痴だったな。俺たちがいなきゃ、自分で下山もできないくらいに。
パイモン:
そんなしょうもない理由だったのかよ!?
パイモン:
幽霊は飛べるだろ、飛べば道が見つかったんじゃないか?
狼兄貴:
こ、怖いんだ…
狼兄貴:
高すぎて、怖い。
孟:
うんうん、そうだった。小さい頃、山から下を見るのも怖がってたな。
孟:
ははは、お前やっぱり全然変わってないな!
狼兄貴:
人前に出ちゃだめだって知ってたんだけど、璃月港は人が多すぎるから、どこかに隠れるしかなかったんだ。
狼兄貴:
ただその時、この地脈鎮石に引き寄せられて、ここに来たの。
孟:
お前が悪鬼になってなくてよかった、本当に、よかった…
胡桃:
私の専門家としての判断を信じてって言ったでしょ。さてと、あとはこの迷子を無妄の丘に連れて行ったら全部解決だね。
孟:
ですが、さっきあいつは友達を見に来たと言ってました。多分俺だけじゃなくて、小五、木木、聡子の3人のことも。
胡桃:
じゃあ…それなら、狼兄貴の願いを叶えるために送別儀式でもやろっか。
胡桃:
私と孟は狼兄貴を無妄の丘に連れて行くから、あなたは幼馴染の3人から自身を象徴する物を貰ってきてちょうだい。
パイモン:
みんな友達なんだし、直接ここに呼べばいいじゃないか?それか、狼兄貴を連れて行くとか?
狼兄貴:
それは…だめだよ。驚かせちゃう。
胡桃:
一般人は関わらない方がいいって言ったでしょ。知らないことは、知らないままでいいの。
胡桃:
だから、物を貰いに行く時、このことがバレないように注意してね!
パイモン:
本当に胡桃が言ったやり方でいいのかな?
パイモン:
でもまあ、その方がびっくりさせずに済みそうだもんな…
小五から象徴物を貰う
パイモン:
こんにちは、オイラたちのことを覚えてるか?
小五:
君たち…悪いけど、往生堂にやっかいになることなんて本当にないんだ。
小五:
ああ、僕と孟は幼馴染でよく遊んでたよ。
小五:
でも、なぜか彼は往生堂に入ったんだ。正直言って、あそこの堂主は変わった人なのに。
小五:
まあ、彼には彼なりの理由があるんだろうけどさ。だって僕たちの中で彼だけが、まだ狼兄貴のことを…
小五:
そうだ、狼兄貴のことは彼から聞いてる?
パイモン:
うん、全部聞いたぞ。じゃあさ、もし仮に狼兄貴になにか一つ物をあげられるとしたら、なにを選ぶ?
パイモン:
か、仮にだぞ!本当に渡せるなんてことは、ないからな。
小五:
そうだね…
小五:
僕だったら、彼のために料理を作るかな。彼は辛いものが好きだったんだ。通常の何倍も辛い椒椒鶏が大好物でね。
小五:
そうだ、もし絶雲の唐辛子を持って来てくれたら、作ってあげるよ。
小五:
小さい頃に食べてた味だから、きっと喜ぶはずだ。
パイモン:
分かった、少し待っててくれ!
小五と会話する
小五:
うん、これなら足りると思う。
小五:
じゃあ、椒椒鶏を作ってくるよ。君たちは他の人のところにも行くんでしょ?
小五:
他の人のが終わったら、僕も料理を渡すから。
パイモン:
おう、分かったぞ、じゃあ後でな!
パイモン:
(あれ?どうして知ってるんだ?)
木木から象徴物を貰う
木木:
また君たちか。はぁ、往生堂の商売には興味ないと言ったはずだが。
パイモン:
今回は孟からの紹介なんだ、おまえたち友達だろ?
木木:
ああ、それは確かだが…そういえば最近、往生堂に入ったと聞いたな。
木木:
理由は大方察しがつく、俺たちの幼馴染だった狼兄貴のことが原因だろうな。
木木:
そう簡単に納得することはできないと分かってる。過去を忘れるっていうのは容易なことじゃない、俺もそうだった。
木木:
それで、君たちは狼兄貴のことでここに来たのか?
パイモン:
鋭いな!まだなにも言ってないのに。
木木:
ははっ、これでも商人なんでね。人の機微に関しては敏感なんだ。
木木:
皆は俺のことを鈍感だと言うが、この商売を続けているうちにそれも少しは改善できた。最初の頃はヘマばっかしてたがな。
木木:
これを君たちにあげるよ。これは俺たちが小さい頃、夢見てた豪華なおもちゃ箱だ。その頃は金がなくて買えなかったが。
木木:
今は商売が上手くいって、こういう箱を何十個だって買える。昔の夢も叶ったかな。
パイモン:
うわっ、これがお金持ちってやつか?
木木:
ははっ、俺にとってそれは思い出の象徴でもある。それを夢見ていたからこそ、今の俺たちがあるんだ。
木木:
そうだ、見たところ、俺の次は小五と聡子のところに行くんだろ?
パイモン:
うん、小五にはもう会ったから、今から聡子のとこに行くところだ。
木木:
おう、聡子なら、あとで緋雲の丘の空中通路で会う予定だ。埠頭に向かう階段の上だな。
木木:
俺は少し用事を済ませてから行く。
聡子から象徴物を貰う
パイモン:
あれ?おまえたちも来てたのか?
小五:
一緒に集まって昔話をしてるんだ、僕たちの長年の習慣だよ。
木木:
俺たちの故郷は、災害のせいで崩落した。帰るところがもうないんだ。だから故郷の人がいるところを故郷だと思うようにしている。
聡子:
二人から聞いたわ、自身を象徴する物を探してるんでしょ?
聡子:
私はいま璃月港の霄灯職人をやっているの。私を象徴するものは、その霄灯くらいね。
聡子:
先日、何個か高品質な浮生の石片を手に入れたの、それが埠頭の倉庫にあるわ。
聡子:
もう管理員に話は通してあるから、悪いけどそれを持ってきてくれないかしら。
パイモン:
どうやら、説明する必要もなかったみたいだな。Путешественник、早く持ってこようぜ。
倉庫管理者と会話する
パイモン:
こんにちは、オイラたち聡子の代わりに浮生の石片を取りに来たんだけど。
犬三:
ああ、聞いてるよ。すでに記録もしてあるから問題ない。
犬三:
浮生の石片はあそこの箱の中だ、探してみてくれ。
貨物の中で浮生の石片を探す
パイモン:
聡子が言ってたのはこれだな、これを持っていこう。
浮生の石片を聡子に渡す
聡子:
お疲れ様、やっぱり申し分ない品質だわ。少し待ってて、もう最後の仕上げに入れるから。
聡子は霄灯に浮生の石片を飾った。
聡子:
よし、これで出来たわ。
聡子:
霄灯の中に私たち5人の名前を入れたわ。毎年行われる海灯祭でも、名前を入れた霄灯を一つ用意してるのよ。
聡子:
この先どんなことが起ころうとも、たとえ歩む道を違えようとも、この習慣が続く限り、私たちは変わらない。
小五:
狼兄貴のことは、これ以上何も聞かないって、さっき3人で相談して決めたんだ。
木木:
もしそういう機会があるんなら、俺たちは元気にやってると伝えてくれ。
木木:
それから、昔に言ったことは、もう全部実現したっていうのもな。
パイモン:
ありがとう、オイラたちがしっかり伝えるぞ!
パイモン:
こんなに良い友達を持って、狼兄貴もきっと喜んでくれるな!
パイモン:
全部揃ったから、無妄の丘にいる胡桃のところに行こう。

円満な送別のために
狼兄貴の魂は儀式に引き付けられただけで、怨霊ではなかった。彼はただ孟と幼い頃の友達が気になっただけであった。それを知った胡桃は狼兄貴の望みを叶え、送別の儀式を行うことを決める。狼兄貴の心のわだかまりを解くために、あなたは彼の友達から象徴物と狼兄貴への祝福を貰った。すべての手配が整った、残るは旅立ちと送別のみ。
象徴物を無妄の丘にいる胡桃に渡す
胡桃:
おっ、戻ってきた!想定してたよりも早い!
胡桃:
パイモン、バレてないよね?
パイモン:
オイラ、そんなに信用できないか!?
胡桃:
えへへ、冗談だよ。別に大丈夫。自分たちを象徴する物をくれたということは、多かれ少なかれ勘付かれてるだろうし。
胡桃:
でも、幽霊や亡霊に関しては、何が起きてもおかしくないの。
胡桃:
彼らがそれ以上追及してこない理由はそこにあるのかもね。もし後々何かに付け狙われることになったら、その時は…一線を越えることになる。
胡桃:
「生と死の境界を維持する」、往生堂にとって一番重要な仕事だもの、普段よりも真面目になるよ。
パイモン:
オイラたちはもう特例なのか?「境界」を越えても大丈夫なんだな?
胡桃:
もちろん、あなたたちを巻き込んだ以上、孟と同じように何も隠すつもりはないよ。
胡桃:
これから行く場所で、何を見ても、何があっても、驚かないでね。
胡桃:
そこは生と死の境界にある場所だけど、ただの平凡な地。一つ特別なところを挙げるとすれば、人々に知られていないってところくらいかな。
胡桃:
ほんとうに、ほんとぉーに驚かないでよ?じゃないと、あとであなたたちの記憶を消さなきゃいけなくなるから。
胡桃:
行こう!お互いのためにも肝に銘じておいてね。
パイモン:
な、なんか怖いな…
パイモン:
でも、ここまで巻き込まれた以上、最後まで付き合おうぜ。
胡桃の言う「平凡な地」に行く
パイモン:
うわっ、なんだここ?
胡桃:
「死」に最も近い場所、でも伝説にうたわれる地獄や冥府とかじゃない。ただ単に地脈が入れ乱れているだけの場所だよ。
胡桃:
深呼吸して、私について来れば大丈夫。送別儀式の会場はすぐそこだから。
道に沿って境界へ進む
パイモン:
やっと辿り着いた。あのおかしな空間から抜け出せないかと思ったぞ。
胡桃:
わざとそういう風にすることで、勝手に入ってきた人を驚かせて近づけさせないようにしているの。
パイモン:
もう変なものは出てこないよな?
胡桃:
うん、あとはここから飛び降りるだけ。
パイモン:
はあ——!?
続けて進み、送別の儀式を見届ける
思い出の中の小五:
また海灯祭の時期か、いつの日か灯を見にいけたらいいなあ。
思い出の中の聡子:
灯がなくても願い事はできるよ、お母さんが教えてくれたの。大声で願いを言えば、将来きっと叶うって。
思い出の中の狼兄貴:
大声で?それは…恥ずかしくない?
思い出の中の孟:
誰かが先にやって、みんなが続けば、お前も恥ずかしくなくなる。
思い出の中の聡子:
そうだそうだ。小五、先にやってよ。
思い出の中の小五:
僕は、いつの日か、食べきれないほどのご飯とお菓子がある大きな料理屋を開く!毎日、椒椒鶏が食べられるように!
思い出の中の木木:
ははは、それだけかよ。
思い出の中の小五:
笑うな、そっちはどうなんだよ?
思い出の中の木木:
もちろんお金を稼ぐことさ!たくさん商売をして、たくさんお金を稼ぐ!お金があれば何でもできる、こんないいことはないだろ!
思い出の中の孟:
そうだな、お金があれば、あの高いおもちゃ箱だって買えるんじゃないか?
思い出の中の木木:
買うなんてもんじゃねえ、一人一個ずつ……いや、一人何個でもだ!
思い出の中の聡子:
じゃあ、木木が大商人になったら、私はお金を稼がなくてもいいってことね。
思い出の中の木木:
いやいや、お金を稼ぐのは大変なんだ。俺だけに頼るなよ!
思い出の中の聡子:
私は、大きな明霄の灯を作りたい。霄灯作りも学びたい。将来は最も腕の立つ職人になるの。
思い出の中の狼兄貴:
そうだね、そうなったら璃月港に行かなくても、霄灯を飛ばせる!
思い出の中の小五:
それで、孟と狼兄貴は?
思い出の中の狼兄貴:
僕は…
パイモン:
あっ、一番肝心なところで消えちゃったぞ。
孟:
懐かしいなあ。あれが俺たち5人の揃った最後の海灯祭だった。
狼兄貴:
時間が経って、みんなこんなに大きくなったんだね…
狼兄貴:
あの時言ってた願いは、叶えられたかな?
パイモン:
3人に会ってきて、それぞれ自分を象徴する物を貰ってきたぞ!
パイモン:
小五は料理人に、木木は大商人に、聡子は霄灯職人だ!
狼兄貴:
そうなんだ…
狼兄貴:
うぅ…
孟:
あの時言ってたことは、ずっと俺たちの心に残ってる。何がなんでも叶えるという約束だ。
孟:
とりあえず、この灯を飛ばそう。
胡桃:
ちょっと、Путешественник、空気を読んであげてよ。
胡桃:
彼らが話してる間は、遠くでそっと見守りましょう。
胡桃と話しながら2人の昔話が終わるのを待つ
パイモン:
空気が読めないって、おまえに一番言われたくないぞ。
胡桃:
孟はすでに「境界」を越えた人間、だからこれでいいの。
胡桃:
前にも言ったけど、往生堂が最初に行ってたのは葬儀じゃなくて、お医者さんみたいな仕事だった。
胡桃:
魔神戦争の時期は、死体の山、おびただしい数の霊、蔓延する疫病、すなわち「死」が私たち生者の世界を蝕んでいた。
胡桃:
その時に、往生堂ができたの。弱々しい人間という身分で、長い時をかけ、死を追い返した。
パイモン:
大きな代償を払ってきたみたいだな。
胡桃:
それからまた長い年月が経ち、璃月港は栄えた。人々は名誉とモラを追い求め、やがて狂気に達した人が死の「遺産」に触れた。
胡桃:
魔神の残滓が人の世を壊したの。具体的なことは省くけど、それは「生」という自滅と、「死」という終焉でもあった。
胡桃:
それから凄く凄く長い時を経て、やっと均衡が整い、境界を保てるようになったの。そのおかげであなたたちが見た今の璃月港がある。今の往生堂と、私もね。
胡桃:
あははっ、これは以前の堂主が好んで語ってたことだよ。彼らよりは上手く話せてると思うけど。
胡桃:
どれだけ理解できてるかは、あなたたち次第。私からしたら、何も知らない方が楽だけどね。
胡桃:
この時代は恵まれてるよ。生と死がこんなに平和に寄り添ってる。こんなの当たり前じゃないんだから。
胡桃:
ふぅ、そろそろ時間だね。行こう!彼らを「始まりと終わりの地」へ送らないと!
パイモン:
それってどこのことだ?
胡桃:
私たちが初めて会った場所。適当につけた名前だから、気にしないで!
無妄の丘に戻り、狼兄貴を送る
胡桃:
狼兄貴、満足できたかな?
胡桃:
もし何かのきっかけで悪鬼になったら、その時は容赦なく滅却するけど。
狼兄貴:
しないしない、こんなにしてもらって、もう大満足だよ。
狼兄貴:
みんなが元気にやってるのが分かって、本当によかった。
孟:
お前たちにも感謝しないとな。ある意味、俺の夢を叶えてくれたんだ。
胡桃:
さっき言ったことはあなたも同じよ、孟。もしまだこれ以上クヨクヨするようなら、覚悟してちょうだい。
孟:
い、いや…そんな笑いながら怖いこと言わないでくださいよ。
胡桃:
あはは。じゃあ、最後の最後に、狼兄貴に一言言ってあげて。
パイモン:
またな、狼兄貴。
胡桃:
違う違う、またなはだめ、「いってらっしゃい」とかにしないと。また会ったら困るでしょ。
狼兄貴:
はは、大丈夫、僕はそっと離れることにするよ。
狼兄貴:
ごめんね、僕たち二人が言った夢だけは、叶えられそうにない。
孟:
気にするな、どうってことない。安心していけ。
狼兄貴:
うん、みんなのことは忘れない、それじゃ!
孟:
行っちまったな、はぁ…
孟:
何だか人生の一大事を成し遂げたみたいで、心が空っぽな感じだ。
パイモン:
さっき言ってた、二人の願いって?
孟:
「お互い家庭を築いたら、家族皆を連れて海灯祭を過ごす。」
孟:
だから俺はあいつらが羨ましいんだ。あいつらはもう夢を叶えたが、俺の夢は、もう一生…
胡桃:
そうだそうだ、それに誰だって死ぬ日はいつか来るものなんだから。
胡桃:
生きているうちにしっかり生きて、やるべきことをやってから、会いたい人に会う、それもいいことだと思わない?
孟:
うぅ…あ、ありがとうございます。
孟:
とにかく、もう無妄の丘には戻らないと思うから、しっかりと気持ちの整理をしなきゃな。
胡桃:
それじゃあ、この機会にどこか遊びに行ってきなよ、許可する。あ、もちろん今と同じく給料は出ないけど。
パイモン:
待てよ、なにか忘れてないか?
旅人:
「人探し」を手伝うって言ってたのに。
胡桃:
ん?「境界」に連れて行ったのは、人探しを手伝うのも兼ねてたんだよ。その反応じゃ、見つからなかったみたいだね。残念、惜しい惜しい。
パイモン:
いや、ちっとも惜しくない!
胡桃:
ははは、私もあなたたちが見てないところで探してみたんだけど、残念ながら何も見つからなくて。
胡桃:
これからも気には留めておくから、何か分かったらあなたに連絡する。
パイモン:
適当に言ってるだけじゃないよな…
胡桃:
えへへ、生きてる人を探すのは得意じゃないんだ。もし「境界」の向こうにいる人探しなら…
パイモン:
縁起でもないこと言うなよ——!
胡桃:
安心して、その生きた人もしっかりと探してあげる。もう、いつになったら私の冗談に慣れてくれるの。
胡桃:
あはは…私にも私なりの理由があるから。
パイモン:
理由?
胡桃:
今日私たちが行った場所で見てきたものは、生者の世界に執念を持つ死者たちなの。
胡桃:
でも、私はそこで歴代の「堂主」を見たことがない…一度も。
胡桃:
往生堂の堂主になることは、きっと悔いの残らない正しいことなんだと思う。