arrow_back 原神 クエスト
決闘!召喚の頂! 第一ラウンド

いざ対局!浮かび上がる疑問


いざ対局!浮かび上がる疑問
「召喚王グランプリ」、堂々開幕!しかし大会の裏にはなんと、驚くほどのビッグニュースが隠されていた…
アイヒェンドルフ:
…はぁ、それ以上聞かないでくれ。こっちは予選の段階でもう落ちてるんだ…お前は?
レナード:
私だって、「ティミー」くんっていう子に負けてしまった。
レナード:
普段はハトにエサやりばかりしてるみたいだけど、カードゲームがあそこまで強いとは…
アイヒェンドルフ:
そろそろ大会が始まるんじゃないか?見に行ってみようぜ。誰が優勝賞金を手にするのか気になるし!
パイモン:
今の聞いたか?賞金だって!
パイモン:
それに「カードゲーム」とか「大会」って、きっと「七聖召喚」のことだよな?
パイモン:
おう!ディオナに聞いてみようぜ!
ディオナ:
みみみ、見間違いじゃにゃいよね!?お姉ちゃん…しっぽが二つ生えてない?
???:
ええ、見間違いではありません。二つ生えていますよ。触ってみますか?
ディオナ:
わぁ…じゃ、じゃあ、分かれ目のところって痛む?どっちが先に生えてきたの?寝てる時、意思に反して暴れ出したらどうするの?
???:
えっと、それは…
ディオナ:
あれ、答えにくいことだった?あたし、しっぽが二つ生えてる人って見たことないにゃ!
パイモン:
ディオナ、誰と話してるんだろう?あの子の服装からすると…稲妻から来てるっぽいけど。
???:
ふふっ、そう慌てないでください。あなたもすぐしっぽが二つ生えてくると思いますよ!
ディオナ:
ええっ?あ…あたしもしっぽが二つ生えてくるの?
???:
はい!あなたも妖怪でしょう?もう人間の姿に化けられるなんて、きっと妖力が強いのでしょうね。
???:
わたしも木登りをしている時に、いつの間にかしっぽがもう一本生えていました。わたしみたいなのを…人々は「猫又」と呼ぶとか?
ディオナ:
妖怪?猫又?違う違う、勘違いにゃ。この耳としっぽは、あたしたち「カッツェレイン」一族の血統を象徴したものなの。
???:
え?モ…モンドの妖怪じゃなかったのですか?
ディオナ:
モンドにはそんなのいないよ。お姉ちゃん、初めてこっちに来たの?
???:
はい!会社の業務拡大のおかげで、こうして違う都市に行けるようになったのです。あっ!おしゃべりに夢中になっていて、次の配達時間に遅れてしまいそうです!
???:
カッツェレイン一族のディオナさん、お荷物は確かに受け取りました。「狛荷屋」をご利用いただき、誠にありがとうございます!
ディオナ:
うん、時間があったら遊びに来てね、お姉ちゃん!
ディオナ:
…稲妻では妖怪しかしっぽが生えてないのかにゃ?
パイモン:
ディオナ!
ディオナ:
あれ?旅人にパイモン?あなたたちもモンドに来てたの?
パイモン:
へへっ、オイラたち、しばらくキャッツテールに来てなかっただろ。そうだ、さっきのやつは?
ディオナ:
あっ、彼女は稲妻の国際的な物流会社「狛荷屋」の配達員だよ。
パイモン:
ん?キャッツテールって、外国の事業と提携でも始めたのか?
ディオナ:
ううん、あるお客さんが荷物をここに預けて、配達会社にお店まで集荷するよう頼んだだけ。これくらい別に構わないにゃ。
ディオナ:
あなたたちも稲妻に行ったことあるんだよね?稲妻には…本当にお姉ちゃんみたいな妖怪がたくさんいるの?
パイモン:
おう!でもしっぽが二つ生えてるのって…オイラも旅人も初めて見たよな。
ディオナ:
わぁ…機会があったら見に行ってみたいにゃ。そういえば、ここには何か用事があって来たの?
パイモン:
そうそう、忘れるとこだった。ディオナは最近開催してる「七聖召喚」の大会を知ってるか?賞金があるやつなんだけど!
ディオナ:
大会?あっ、冒険者協会が最近開催してるあれのこと?確かに規模は大きいね。ポスターも稲妻から輸送されてきたものらしいし。
ディオナ:
でも、あたしはお店があるから申し込んでないの。だから詳細は分からないにゃ。マーガレットさんに聞いてみて。
パイモン:
そっか、わかった。もし賞金を手に入れたら、ディオナに美味しいもんをおごってやるからな!
ディオナ:
ふん!当然でしょ。あの時、カードゲームを教えてあげたのはこのあたしなんだから!
旅人:
ありがとう、ディオナ先生。
ディオナ:
ふ、ふん!見送りはしないからね。この時間帯なら、マーガレットさんは合成台近くの噴水を散歩してるはずだよ。
パイモン:
よし、さっそく行ってみようぜ。
パイモン:
マーガレット!やっぱりここにいた。
マーガレット:
あら、旅人にパイモン?久しぶりね、モンドに戻ったのはカードゲームをするためかしら?
パイモン:
別に毎回カードゲームをするために、モンドに戻ってるわけじゃ…
マーガレット:
あれ?違うの?てっきり、あの「召喚王グランプリ」に参加するのかと思ったわ。
パイモン:
「召喚王グランプリ」?ディオナから冒険者協会が主催してる大会があるって聞いたけど、それのことか?
マーガレット:
そうよ。ここ最近、「七聖召喚」をやる人も増えてきてね。
マーガレット:
冒険者協会は都市ごとに会場を設けて、「召喚王グランプリ」を開催してるの。賞品もとても豪華なのよ。
マーガレット:
モンドエリアはもう決勝戦まで進んでる頃かしら。大会の賞品だけど、君たちとはおそらく無縁かもね…
パイモン:
えっ?そんな…ディオナにごちそうするって言っちゃったのに。
マーガレット:
まあまあ、今回逃してもまた次があるわ。カードゲームがこんなにも人気になるなんて、最初は誰だって思わなかったでしょ?
マーガレット:
「七聖召喚」を考案した人は今頃、きっと大喜びしてると思うわ。何せ、自分が作ったゲームがこんなにも人気になってるんだもの。
パイモン:
おう、ゲームってのは、遊ぶ人が多ければ多いほど楽しくなるもんな。
マーガレット:
正式な大会には参加できないけど、プレイヤーたちが自主的に開催してる民間の大会には興味あるかしら?
パイモン:
民間の大会?
マーガレット:
ええ、正式な大会がワクワクするものなのは確かね。でも、プレイヤー魂に一度火がついたらもう止まらないわ。だから、みんなより多くの人向けに民間の大会を開催してるの。
マーガレット:
いつでも申し込みできるし、何度だって挑戦できる。デッキも最初から組んであるわ。それに、賞品もなかなかいいらしいわよ。
パイモン:
おおっ!じゃあ、あとで見に行ってみようぜ?教えてくれてありがとな、マーガレット。
マーガレット:
どういたしまして。会場には屋台や他のレクリエーションも並んでるから、ぜひ行ってみてちょうだい。昔の友達にも会えるかもしれないわよ。
マーガレット:
それじゃ、私はこのまま散歩に戻るから、失礼させてもらうわ。
パイモン:
はぁ、おまえの実力なら、チャンピオンなんて楽勝だと思ってたのに。
パイモン:
「栄誉騎士{NON_BREAK_SPACE}破竹の勢いで{NON_BREAK_SPACE}召喚王グランプリのチャンピオンに!」へへっ、悪くないだろ?
???:
ん~?私の聞き間違いじゃないよね?お二人は何かとんでもない特ダネを画策してるのかな?
パイモン:
うわぁ!お、おお、おまえ誰だ?なに盗み聞きなんかしてるんだよ?
???:
あっ、ごめんごめん。職業病でね、つい聞き耳を立てちゃってた。
シャルロット:
自己紹介させてもらうね——私はフォンテーヌから来た「スチームバード新聞社」の記者、シャルロット。今回、「召喚王グランプリ」に関する記事を書くために、ここに派遣されたの。
パイモン:
「スチームバード新聞社」?
シャルロット:
「スチームバード新聞社」はフォンテーヌに本社を置く、様々な地域でかなり高い影響力を持つ新聞社よ。モンドにも専属ライターがいるの。
パイモン:
へぇ、そうなのか。オイラはパイモン、こいつは旅人だ。さっきはえっと…とんでもない特ダネって言ってたよな?なにかあったのか?
シャルロット:
ほう?お二人はどうやら興味があるみたいだね。何を隠そう、今回の「召喚王グランプリ」には、すごいスクープが潜んでると記者としての勘が教えてくれてるの!
パイモン:
スクープ?その勘って信じられるのか…?
シャルロット:
もちろん!なぜなら…さっき会場に「カード怪盗」が出没したのを目撃したんだから!
パイモン:
「カード怪盗」?
シャルロット:
そう。彼はプレイヤーの目を盗んで、相手のカードをすったの。ただ私が追おうとした時には、「怪盗」はもう姿を消してたけど。
パイモン:
でも、なんでカードなんか狙うんだ?
旅人:
イカサマをするために?
シャルロット:
ふふん、我々新聞記者がその不可解な部分をどんどん掘り下げていって、自分だけの「独占記事」にするのよ!
シャルロット:
どうかしら?この私と一緒に、大会の裏に隠された真実を暴いてみる気はない?
パイモン:
気にはなるけど…でも、どうして他のやつじゃなくて、オイラたちに?
シャルロット:
そんなの言うまでもないでしょ?
シャルロット:
君たちはモンドを救った栄誉騎士、璃月の仙人と肩を並べて戦った大英雄、稲妻の鎖国令を解除した功労者、スメール教令院を救った…
パイモン:
おお、わかったわかった…いつの間にか、オイラたちの肩書きってこんなに長くなってたんだな。
旅人:
調べ尽くされてる…
パイモン:
恐ろしいぜ…これがプロの新聞記者の腕なのか?
シャルロット:
安心してちょうだい。私と協力するメリットだってもちろんあるんだから。「独占記事」のライター名のところに、君たちの名前を入れてあげるわ。
シャルロット:
それに、私の新聞社での人脈を利用すれば、君たちのフォンテーヌでの旅もより便利になるわ。新聞に広告を載せることだって、簡単にできちゃうんだから。
パイモン:
悪くなさそうだけど、おまえはどう思う?
旅人:
どうせ暇だから。
シャルロット:
それじゃ決まりね。ふふっ、百聞は一見に如かずってこのことよね。噂の旅人ってやっぱり優しいわ。
シャルロット:
ただ、「怪盗」のことを調べる前に、ちょっとした用事を済ませないといけないの。
シャルロット:
スチームバード新聞社に寄稿してるモンドのライターさんがいるって、さっき言ったでしょ。その人って結構読者に人気でね。新聞社がボーナスを出すことになったから、私はついでにそれを届けることになってるの。
パイモン:
じゃあ、これからそのライターのところに行くのか?
シャルロット:
うん。先生の住所は分かってるから安心して。ちょっと歩いて、ボーナスを届けるだけで終わりよ。
シャルロット:
でも…君たちなら私の言ってる人が誰だか分かると思ったけど。その先生は君たちの知り合いのはずだから。
パイモン:
知り合い?モンドには知り合いがたくさんいるからな…
パイモン:
まあいいや。とりあえず案内してくれ!
シャルロット:
ここよ。先生にボーナスを届けてくるから、ちょっと待っててね。
パイモン:
あれ?ここって…
モナ:
どちら様ですか?何のご用でしょう?あれ?旅人にパイモン、どうしたんですか?それにこちらは…
シャルロット:
あなたがアストローギスト·モナ·メギストス先生ですね?お噂はかねがね伺っております。
シャルロット:
私はスチームバード新聞社の記者、シャルロット。今回お伺いしたのは、寄稿コラムが長きにわたり好評なため、先生にボーナスを届けるようにと新聞社に言われたんです。
パイモン:
モナの名前を一発で正しく言えるなんて!
モナ:
シャルロットさんですね?歓迎します。それとモナで大丈夫ですよ。フォンテーヌから遠路はるばる、お疲れ様です。
シャルロット:
とんでもありません。ついでにお伺いしただけですから。
パイモン:
へぇ、モナが書いてるコラムって外国でそんなに人気なんだな?
モナ:
あれ?言っていませんでしたか?ずっと『スチームバード新聞社』の『星座占い相談』コラムに寄稿しているんです。
モナ:
ボーナスのことは、編集長の手紙で伺っています。いつ届くのかと思っていたところです。シャルロットさんのおかげで助かりました…
シャルロット:
あれ?その言い方ですと、モナ先生はもしかしてお金に困っていらっしゃるのですか?
モナ:
そ…そんなことはありません!ただボーナスがあると知って、生活費を高い機材セットに充ててしまっただけです!
パイモン:
へへっ、モナらしいな。
シャルロット:
ふむふむ…「有名な占星術師が食うに食えず{NON_BREAK_SPACE}果たして占星術で将来は見えるのだろうか?」…この見出し、悪くないわ。
モナ:
…ゲホゲホッ!
パイモン:
モナって実は金持ちなんだよ。でも普段は占星術の研究で出費がかさんでるから…
モナ:
すごくお金を持っているというわけじゃありませんけど…それより、旅人とパイモンがモンドに戻ってきたのは、何か用事があったからですか?
パイモン:
最初は昔の友達を見に来ただけだったんだけど、途中で色々あって、今はシャルロットと一緒に「カード怪盗」の件について調べてるんだ。
シャルロット:
そういえば、モナ先生はあの「召喚王グランプリ」に出なかったんですか?結構、賞品が豪華らしいですよ。
モナ:
最近は研究ばかりしていますから、大会に参加する暇がないんです。それに、参加したからって必ず優勝できるとは限らないでしょう?
シャルロット:
そうですか?占星術で相手のカードを占えば、必ず勝てると思ってましたけど。
モナ:
偉大なる占星術をそんなことには使いません。それにそんなことをしたら、他の選手にとっても不公平でしょう。
シャルロット:
モナ先生って学術的なレベルが高いだけじゃなく、生き方もまっすぐでモラルのある方なんですね。
モナ:
当たり前じゃないですか?それよりあなたたち、また変な事件に巻き込まれたんじゃないですよね?その「カード怪盗」っていうのを、私が占ってあげましょうか?
シャルロット:
いえ、お気持ちは嬉しいですけど、大丈夫です。モナ先生の占星術で謎を解いてしまったら、このシャルロットの「独占記事」とは言えなくなってしまいますからね。
シャルロット:
ご安心ください。記者には記者なりの解決方法があるんです。
モナ:
そうですか、分かりました。では調査がうまく行くよう祈っています。ボーナスを届けてくれてありがとうございました、シャルロットさん。編集長にもよろしくお伝えください。
旅人:
モナも元気でね。
モナ:
ええ、約束ですよ。
シャルロット:
それじゃ、そろそろ会場へ行ってみましょうか。モンドエリアの決勝戦がもうすぐ始まるだろうからね。
パイモン:
おう。決勝戦に参加するのって、どんな二人なんだろうな?
パイモン:
わぁ、ここが「召喚王グランプリ」の会場か?すっごく賑やかだな。
ガイア:
ん?旅人にパイモンじゃないか?久しぶりだな。俺とティミーの決勝戦をわざわざ見に来てくれたのか?
パイモン:
おお、ガイアが決勝まで残ったんだな?うーん…騎士団の仕事は大丈夫なのかよ?なんだかいつもサボってるような…
ガイア:
おっと、何を言うかと思えば…俺はちゃんと仕事を済ませてから大会に参加してるぞ。
ガイア:
酒を飲んで、カードゲームをやる。これこそ仕事外の時間を楽しむ際の最高の過ごし方じゃないか?おっと、今のはディオナに内緒にしといてくれよ。
パイモン:
カードゲームといえば…ガイアは試合中に、誰か怪しいやつを見なかったか?例えば…えっと、他の人のカードを盗むやつとか!
ガイア:
他人のカードを盗む?いや、見てないな。少なくとも俺が試合していた時にはいなかった。どうしたんだ急に?
パイモン:
それがな、さっきフォンテーヌから来た記者に会ったんだけど…あれ?シャルロットは?いつの間にいなくなったんだ?
パイモン:
くぅ…あいつ、一人で美味しいもんを食べに行ったんだな!
ガイア:
フォンテーヌから来た記者か…ああ、スチームバード新聞社のあの人のことか?騎士団の来訪者リストで見た記憶がある。
パイモン:
そうそう、そいつだ。会場に出没した「カード怪盗」を見たっていうから、オイラたちそいつと一緒に調査してるんだ。
ガイア:
「カード怪盗」…ほう、面白そうだな。だがパイモン、その「怪盗」のターゲットは「カード」で間違いないのか?
パイモン:
えっ?どういう意味だ?
試合司会者:
皆さん!決勝戦がまもなく始まります。選手のお二方は準備をお願いいたします!
ガイア:
あいにく、この話はお預けのようだな。
ガイア:
ああ、ありがとな。
パイモン:
頑張れよ、ガイア!またあとでな。
パイモン:
この決勝戦、どっちが勝つと思う?
旅人:
ティミーが勝つと思う。
パイモン:
おう、ティミーって強いもんな。
パイモン:
今回の大会の優勝者って、たぶん新聞に載るよな?あっ、新聞といえば、大会の報道ってシャルロットの仕事だぞ!
パイモン:
うぅ…あいつ、まさかモンドの屋台に気を取られてるんじゃないよな?探してみようぜ。
シャルロット:
止まったみたい。ここで様子を見ましょ。
パイモン:
なんでこんな遠くまで来たんだろう?まさか、なにかを隠そうとしてるとか?
パイモン:
あいつ、うずくまって頭を抱え始めた…って違う!宝盗団だ!あいつ、宝盗団に狙われてるぞ!
パイモン:
早く助けてやろう!
パイモン:
シャルロット!ここでなにしてるんだよ?なにも言わずに消えるなんて。
シャルロット:
あっ、だってお二人は知り合いに会ってたんでしょ。積もる話もあるだろうし、邪魔をしたら悪いかなって。
パイモン:
ガイアは今回の決勝戦に出る選手の一人なんだぞ。てっきり、あいつを取材するもんかと思ったけど…おまえ、大会を報道する記者なんじゃなかったのか?
シャルロット:
まあまあ、大会の記事なんて目をつむってても書けちゃうから。それより、あそこの二人を見て。
シャルロット:
さっきから気になってたんだけど、あの二人の行動って、すごく不自然なの。ずっと人の視線を避けてるし、何か知られちゃいけないことをしようとしてるみたい。
パイモン:
えっ?まさか本当に「カード怪盗」がいるのか?
シャルロット:
しっ!静かに!悟られちゃダメよ!決定的な証拠を出したら、私の写真機で…
シャルロット:
って!ちょっと、なんで一人しかいないの?
パイモン:
もう行っちゃったぞ!
シャルロット:
追いかけましょう!
シャルロット:
あの人はモンド城の側門へ向かったわ。気づかれないように、こっそりついて行きましょ。
パイモン:
城門から外に出たぞ。どこまでついていけばいいんだ?
パイモン:
くぅ…このままじゃ、ガイアとティミーの試合に間に合わないぞ。
パイモン:
大丈夫か?
エイドリアン:
あ、ああ…助かった。もうおしまいかと思ったよ。
シャルロット:
さっきの宝盗団の人とは知り合いだったの?なんだか君を狙ってた気がしたけど。
エイドリアン:
知り合いなわけないだろ!私はただ…散歩を、ここを散歩してたら、なぜかあいつらに囲まれたんだ!
シャルロット:
へぇ、つまり、あの人たちが君を狙ったのも、君が会場で怪しい取引をしたからじゃないってことね?
エイドリアン:
取引?な…何のことかよく分からないんだが。
シャルロット:
あら、困ったわね。私って新聞記者なの。さっき会場で取材してた時、君がこっそり誰かと取引してたところを、ちょうど写真機に収めてね。
シャルロット:
取材しようと思ったけど、君がトラブルに巻き込まれたうえに、さっきの取引まで否定したとなると…
シャルロット:
うん…この証拠は、騎士団に渡したほうがいいかしら?
エイドリアン:
や、やめてくれ!言うから!認めるから!別に知られちゃマズい取引なんかじゃない!
パイモン:
シャルロットのやつ、ハッタリがうまいな。さっきはなにも撮れなかったのに。
エイドリアン:
会場にいたら、私が使ってる「カードの裏面」を高値で買い取ると、急に声を掛けられたんだ。値段を聞いたら、びっくりするような額でね!
シャルロット:
ほう?どんな裏面なの?
エイドリアン:
えっと…雑貨店で適当に見つけた裏面のセットだ。宝箱の絵が描いてあって、すごく安いやつなんだけど…
エイドリアン:
あの人はなんと三倍の額を出して買ってくれた。それも現金で!
エイドリアン:
あまりに信じられないことが起きたから、人が少ない場所で受け取った金を確かめようとして、そしたら宝盗団に…
シャルロット:
その裏面のセットをどうして欲しがってたのか、相手には聞かなかったの?
エイドリアン:
それは聞かなかったな…最近「七聖召喚」が流行ってるだろ。みんな工夫して自分のカードを格好よく見せようとしてるから、別におかしいとは思わなかったのさ。
エイドリアン:
でも、それを渡したら、彼はほっとしたようだった。モンドのはこれで全部集まったとか、次は璃月に行くとか言ってたな…
シャルロット:
…本当に?でまかせじゃなくて?
エイドリアン:
ああ、本当だ!確かにこの耳で聞いた!私がその裏面を渡すと、彼は肩の荷が下りたかのような感じだった、とても真摯な感情が伝わってきたよ!あの裏面って、そこまで金になるのか?
シャルロット:
お金になるかどうかは分からないけど、ご自身の安全のためにも、騎士団には報告したほうがいいと思うわ。
シャルロット:
だって、知られちゃマズい取引じゃない、でしょ?
エイドリアン:
そうだな、その通りだ。さっそく、騎士団に報告しに行くよ!
パイモン:
あいつの話だと、相手はただレアなカードの裏面を集めてるやつみたいだけど、本当にシャルロットが探してる人なのかな?
シャルロット:
やっぱりちょっと引っかかるわ。様々な国を行き来して、雑貨店で売ってるような裏面のセットを高値で買うなんて…そんな人、本当にいるのかしら?
シャルロット:
そのセットの背後には、きっと知られざる秘密が隠されてるに違いない。そう私の勘が囁いてるわ。へへっ、これぞ「スクープ」の匂い!
パイモン:
お宝!宝の地図みたいな感じか?すべての裏面をつなげたら、秘密の通路が現れるとか!
シャルロット:
とにかく、この手がかりを追い続ければ間違いないはずよ。
シャルロット:
相手の顔はよく見えなかったけど、体形や身のこなしが前に見た「カード怪盗」とそっくりだったの。たぶん同じ人物だと思うわ。
シャルロット:
今回、直接手を出さなかったのは、おそらく会場で人目が多かったからね。だから、比較的穏便な方法を選んだんでしょう。
パイモン:
となると、次は璃月に行くんだよな?やったな、また友達にたくさん会えるぞ。
パイモン:
でもその前に、まずはガイアに挨拶しとこうぜ?決勝戦の結果が気になるしな。
シャルロット:
うん、私も一緒に行くわ。
試合司会者:
それでは結果を発表します。今回の「召喚王グランプリ」モンドエリアのチャンピオンは——ティミーくんです!
パイモン:
わぁ!すごいぞ。ティミーが勝ったって!
ガイア:
やれやれ、負けちまったな。相手が強すぎた、一時も気を抜けなかったぜ。
ガイア:
ははっ、慰めはいいさ。
ガイア:
それより、こちらがお前たちの言ってたフォンテーヌの記者、シャルロットさんだろ?ようこそ、歓迎するぜ。
ガイア:
俺は西風騎士団騎兵隊長のガイアだ。モンドを楽しんでるか?
シャルロット:
ええ、お気遣いありがとう。モンドは自由と詩歌の都だって昔から聞いてるし、ここの雰囲気も噂通り、穏やかな香りが漂ってるわ。
ガイア:
ハハッ、気に入ってくれてよかった。そうだ、さっき急いで側門へ向かうのを見たんだが、何かあったのか?試合中、ずっとそのことが気になっててな。
さっき起こったことをガイアに伝えた…
ガイア:
なるほど…
パイモン:
ガイアが言ってた「カード怪盗」の本当のターゲットだけど、その答えって「カードの裏面」なんだよな?どうしてそこまで裏面にこだわってるかは、まだわかんないけど。
ガイア:
ああ、お前たちと一緒に璃月に行ってやりたいところだが、俺にはまだ騎士団の仕事が残っていてな。
ガイア:
それに、当面の急務はモンド周辺の警戒を強めることだ。最近、宝盗団がますます活発になってきているからな。
パイモン:
へへっ、安心しろ。なにか情報があったらおまえにも教えてやる。シャルロットの勘が正しければ、『スチームバード新聞』でその独占記事を読めると思うぞ!
ガイア:
ああ、それじゃ楽しみにしてるぜ。
シャルロット:
ふふっ、ありがとう。それじゃ今晩は一休みして、明日璃月へ出発しましょ。今日起こったことを整理して記録する時間も、ちょうど必要だからね。
パイモン:
あっ、そういえばずっと聞きたかったんだけど、このポスターに描いてあるのって「七聖召喚」の考案者の二人だよな?かなり若そうだけど。
シャルロット:
うーん…彼らに関する噂は少ないのよね。
シャルロット:
名誉を気にしないからか、あんまり外出しないからか、この人たちに会ったことある人ってほとんどいないの。
ガイア:
ポスターはイメージで書いたものだろう。重要なのは大まかな特徴で、細部じゃない。
パイモン:
二人は控えめな学者ってことか。オイラだったら、会場でサインしたりカードを売ったり、おまけにタダで飲み食いしたりしてるだろうけど。
ガイア:
ハハハッ、そいつは俺も同感だ。みんなで七聖召喚でもやったら、もっと楽しいだろうな。
シャルロット:
実はこっちに来る前に、資料をたくさん読んだの。その二人を取材しようと思ってね。
シャルロット:
でも、どの資料にも二人の住所は書いてなかった。「七聖召喚」のイベントに出たっていう記載もなかったわ。
シャルロット:
まるでこのゲームを作った後、一度も遊んだことがないって、そう言ってるみたい…
旅人:
謎めいた人だね。
ガイア:
遊びたくない、あるいは遊べない理由でもあるんだろうな。
シャルロット:
今回の「召喚王グランプリ」には、参加してくれるかしら…
ガイア:
それはお前らの運次第だろうな。ただ俺の経験から言わせると、旅人の運はそう悪くないはずだぜ。
シャルロット:
そうなの?なら安心したわ。
旅人:
それなら安心。
シャルロット:
とにかく、今はあの「怪盗」を捕らえるほうが重要よ。
シャルロット:
スネージナヤには、こういうことわざがあるらしいわ——「二兎を追う者は一兎をも得ず」ってね。
パイモン:
でも、オイラと旅人なら手分けして探せるけどな!
パイモン:
ふぅ、いっぱい話したらお腹が減ってきたぞ。これからのことはまたあとで考えよう!まずは食べ物を探しに行こうぜ…
ガイア:
ハハッ…なかなかいい生き方だな。もしよかったら、近くの屋台を見て回るといいだろう。
ガイア:
最近は大会に引き寄せられて人が集まってるから、会場には楽しいもんがいっぱいあるぞ。
パイモン:
おお、いいな!ありがとな、ガイア!
ティミー:
全力を出して、この勝負に勝つ!
ガイア:
この会場の雰囲気…ふぅ、俺まで緊張してきちまったぜ。
ホフマン:
西風騎士団の栄誉のために!必ず勝ってください、ガイア隊長!
レナード:
ティミーくんには勝ってほしいな…そうすれば、少なくとも私はチャンピオンに負けたって言えるし…
アイヒェンドルフ:
なかなか面白い考え方だな。ただ俺が思うに、あいつはあの騎兵隊長に勝てないかもしれないぞ。