arrow_back 原神 クエスト

サイコロ、猫とカードの戦場


「七聖召喚」をやってみよう!
ある人がモンドの錬金場で、奇妙な荷物を受け取ったことについて話し合っているようだ。何があったのか確認しに行ってみよう…
ティマイオス:
それで、スクロースさん、このあいだ受け取った荷物って…危険なものじゃないよね?
ティマイオス:
荷物を開ける時は気を付けたほうがいい。この前、友達に頼んで研究用の素材を運んでもらったら、輸送中の揺れで反応を起こしたことがあるんだ…
ティマイオス:
開けた途端、夢の中にいてもすぐに目が覚めるような「新鮮」な匂いがプンプンしてね。
ティマイオス:
もし中身がそういったものだったら、先にアルベド先生の意見を聞いたほうがいいと思う…
スクロース:
いや、そんな危険なものじゃ…
パイモン:
ティマイオス、スクロース!なんの話してるんだ?
ティマイオス:
ああ、君たちか!実はスクロースさんのところに変な荷物が届いたんだ…
パイモン:
変な荷物?
スクロース:
そう。この前ここへ遊学しに来たスメールの学者から届いたの。一緒に研究してくれたお礼にって。
パイモン:
教令院の学者からの荷物か…なにが入っててもおかしくない気がするな…
旅人:
でもお礼なら…
スクロース:
うん。中身は危険なものじゃなく、ただの変なカードだったんだ。
スクロース:
以前、ティマイオスのところで似たようなものを見た気がしたから、何に使うものなのか聞きたくて。
ティマイオス:
似たようなカード?試薬を見分けるための試験紙とか?
スクロース:
いや、そういうのじゃないの。ほら、これなんだけど…
ティマイオス:
ああ、このカードね…あれ、ていうか、スクロースさんはこれを見たことがないのか?
スクロース:
うん、ないよ。もしかして、この間までずっと雪山で大きさ五倍のスイートフラワーの課題を研究してたからかな…えっと、このカードって最近学界で注目されているような研究なの?
ティマイオス:
ははっ、それを言うなら確かに注目してる人は多いかな。でも研究じゃなく、これは今流行りのテーブルゲームなんだ。
ティマイオス:
その名も——「七聖召喚」!
パイモン:
「七聖召喚」!
パイモン:
ああ、前々からいろんなとこで名前を聞いてはいたけど、カードを見たのはこれが初めてだな!
パイモン:
まさかモンドにもあるなんて。そんなに人気なのか?
ティマイオス:
その通り。最近は「七聖召喚」にハマる人が続出していてね。稲妻の八重堂も「七聖召喚」をテーマにした娯楽小説を出すほどだ。しかも、ストーリーも面白いときた!
ティマイオス:
物語は、あるスメールの少年が自宅の屋根裏から古い「秘典の箱」を見つけるところから始まる。少年がその蓋を開けると、中には古の決闘者「ワニの王」の魂が宿っていることに気づいた。
ティマイオス:
実は、キングデシェレトに仕える「ワニの王」は、「トキの王」と決闘の儀を行った時に相手の罠にはまり、「秘典の箱」へ封印されてしまったんだ。
ティマイオス:
少年にたまたま救い出された「ワニの王」の魂は、少年の体に憑依し、次第に彼を伝説の決闘者へと…
スクロース:
えっと…ティマイオス?
ティマイオス:
どうかした、スクロースさん?あっ、君もこの物語に興味が湧いてきたとか?なら原作を貸してあげるよ。
スクロース:
この間、プライベートな理由で研究レポートの締切を伸ばしてもらってたよね…
ティマイオス:
あ、あはは、この前のは確かにサボりだけど…でも研究に新たな進捗がない限り、しばらく「七聖召喚」には触れないと決めたんだ。
スクロース:
そっか、残念…
パイモン:
ん?どうかしたのか?
スクロース:
協力した学者がせっかく送ってくれたゲームだから、その好意を無下にしないためにも、せめてルールくらい知っておこうと思ったんだけど。
パイモン:
あっ、そうだ。スメールの学者が考案したゲームなんだし、遊んだら賢くなれるんじゃないか!
旅人:
遊びたいならそういえばいいのに…
パイモン:
だって、ちょっと気になるだろ!
パイモン:
…でも、しばらく「七聖召喚」を遊ばないティマイオスからは教えてもらえないよな。
ティマイオス:
ははっ、まあ研究のほうが大事だからね。
ティマイオス:
「七聖召喚」のルールについて詳しく知りたいのなら、キャッツテールに行くことをお勧めするよ。
旅人:
キャッツテール…
ティマイオス:
そう、その店だ。休憩時間になると、みんなキャッツテールで「七聖召喚」を遊んだり、たまにお互いのカードを送り合ったりしてるんだ。初心者にも優しい。
ティマイオス:
ゲームのルールも一見複雑そうだけど、慣れればすぐできるさ。
スクロース:
分かった。旅人さん、パイモン、さっそくキャッツテールで聞いてみよう。
スクロース:
実は、ティマイオスの話を聞いてたら、「七聖召喚」にちょっとだけ興味が湧いてきたの。
パイモン:
やったぜ。じゃあ、さっそく出発しよう!
マーガレット:
いらっしゃいませ…あら、旅人にパイモン、珍しいわね。
マーガレット:
それと、錬金術師のスクロースさんも、お久しぶり。
スクロース:
うん、久しぶり…
マーガレット:
けど何度も言っているように、いくら出してもうちの店員の毛髪を買うなんて…絶対ダメだからね。
スクロース:
いや、マーガレットさん、今回はこの間の研究のために来たわけじゃないの。
パイモン:
スクロース、前にキャッツテールでどんな実験をしようとしたんだよ…
スクロース:
私は、ただある推測を検証するために必要な素材を集めようと…ううん、この話はまた今度にしよう。
スクロース:
マーガレットさん、実は今回「七聖召喚」のために来たの…
スクロースはここに来た理由をマーガレットに説明した…
マーガレット:
「七聖召喚」のことだったのね。今ちょうどその話をしてたところよ。
マーガレット:
最近「七聖召喚」を目当てにキャッツテールへ来る人が増えてるの。だから、そういったゲーマーたちにサービスを提供するため、スタッフを配置しようと思っていてね…
マーガレット:
そういえば、君たちも会ったことがあるはずだわ…
パイモン:
会ったことがある?
マーガレット:
「リトルプリンス」よ。ほら、キャッツテールの猫が「ゲーマー」の皆さんにサービスを提供するなんて、ぴったしだと思わない?
「リトルプリンス」:
にゃ…
ジョイン:
コホン、僕が翻訳しよう。「リトルプリンス」様はこうおっしゃった。「ゲーマー」という呼び方はあまりにも範囲が広いから、カードで決闘に夢中になっている人のことは「プレイヤー」と呼ぶべきだと。
マーガレット:
はぁ…まあ、いいわ。まだ紹介したことがなかったけど、こちらは「プレイヤー」たちにサービスを提供する「リトルプリンス」とジョインよ。
ジョイン:
ああ、マーガレットさん、それは違う。プレイヤー諸君を最強の使い手へと導いてくれるのは「リトルプリンス」様のみ。
ジョイン:
しかし、一般のプレイヤーでは「リトルプリンス」様の行動に込められた深意を理解できない。だから、僕が間に入って交流しているんだ。僕はいわゆる「リトルプリンス」様の執事のような存在さ。
パイモン:
おおっ。また現れたな、動物の言葉が分かる人!
ジョイン:
「動物」で「リトルプリンス」様を一括りにするとは。「リトルプリンス」様は特別で唯一無二。今のは「リトルプリンス」様への冒涜だ!
「リトルプリンス」:
にゃ…
ジョイン:
ん、何でしょう?「ジョインよ、俗世の凡人の目には、我は普通の猫と変わらない。誤解されるのも常のこと。言いすぎだ。」おっと、これは失礼した。
スクロース:
猫と交流ができるなんて、言語中枢が改造されてるのかな?
パイモン:
鳴き声一つでそこまで分かるのかよ?
ジョイン:
何せ僕は「七聖召喚」という神聖な決闘を通して、「リトルプリンス」様と心が通じ合ったからな。プレイヤーのみんなも、決闘することで理解し合えるようになると信じている。
スクロース:
「七聖召喚」の決闘で心が通じ合うんだ…
パイモン:
う~ん、にわかには信じがたいな。
マーガレット:
ふふっ、「七聖召喚」についてならジョインに…いや「リトルプリンス」に聞いてね。
マーガレット:
私が直々に説明してあげたいところだけど、もう日課の散歩の時間だから。「リトルプリンス」と一回遊んで、ルールについて教えてもらって。
ジョイン:
にゃ…「卓越した武者が敵の意図を見抜けるように、この手のことはトップレベルの我に相応しくない。ゆえに断らせてもらおう。」
ジョイン:
…と、「リトルプリンス」様はおっしゃっている。
パイモン:
おまえがやりたくないだけだろ!じゃあ「リトルプリンス」じゃなくて、おまえと遊んでやるよ!
ジョイン:
すまない。「リトルプリンス」様のような偉大なプレイヤーと出会った「その日」から、僕の手は「リトルプリンス」様のカードを持つためにある。決闘はもうしないと誓ったのさ。
旅人:
猫の手じゃカードは持てないからね…
マーガレット:
「リトルプリンス」が嫌なら仕方ないわね。じゃあ…ディオナちゃん!
ディオナ:
何?言っとくけど、あたし今忙しいから…
ディオナ:
最近、お店で「七聖召喚」をやってる人が、みんな何かしらお酒を頼むの…ゲームをするのに一番重要なのは理性を保つことだって、なんで分からないのかな!
ディオナ:
もう、ゲームもお酒もほどほどが大事なのに、まったく分かってないにゃ!
マーガレット:
なんと言うか、オーナーとしてはそういうニュースを聞けて嬉しいけど。
マーガレット:
ほら、ちょうど疲れてきたところでしょ。ちょっと休憩して…二人のお客さんに「七聖召喚」のルールを説明してあげて。
ディオナ:
何が休憩よ。やだも~ん、ふん。
ディオナ:
それに、だらしないおじさんが酒場で「七聖召喚」をやるのをこのまま受け入れろって言うの!そしたら、お店のお酒がますます売れて…
ディオナ:
モンドの酒造業がもっと繁盛しちゃうじゃない。
ディオナ:
うぅ~…モンドの酒造業を破壊するためにも、当面の急務は「七聖召喚」がこの国で広まるのを阻止することにゃ!
ジョイン:
にゃ…「それは違う。ディオナちゃんが言った通り、勝利するために理性を保つ必要があるのなら、そのために酒を飲む欲求も抑えられるはず…」
ジョイン:
「リトルプリンス」様のおっしゃる通り、ディオナさん、「七聖召喚」を広めることは君のモンドの酒造業を破壊する夢を妨げるどころか、手助けをするものだ!
ディオナ:
本当に?
マーガレット:
そう言うことにしときましょ。ほらほら、お客さんたちが待ちくたびれちゃうわよ…バーテンダーの仕事は、しばらくジョインに任せていいから。
ジョイン:
にゃ…「ジョインの身にはより重い使命が…」
マーガレット:
バーテンダーの仕事、ジョインに任せたわよ。
ジョイン:
わ、分かった。
ディオナ:
うん。それじゃ、そこの空いてるテーブルに移ろっか。
ディオナ:
もう、またお酒の注文?…って、あれ、あなたたちだったんだ。どう?「七聖召喚」の対戦は順調?
ディオナ:
三回勝って正式なプレイヤーになる?あっ、確かにそんなルールあったっけ。でも、高レベルのプレイヤーを目指すより、シンプルに楽しんだほうがいいんじゃない?
ディオナ:
ふん、大人たちはいつも必要ないところにルールを作りたがるんだから。
ジョイン:
にゃ…「ディオナちゃんが待ってるから、彼女からルールを学ぶといい。」
ジョイン:
「リトルプリンス」様はそうおっしゃった…はぁ、僕もお客さんのためにお酒を作らないと。横で見学できないなんて、残念だ。
ディオナ:
さて、ルールを知りたいなら、まずあなたたちが構築したデッキを見せてくれる?
スクロース:
構築したデッキ?
ディオナ:
対戦に使える基本デッキのことだけど…
ディオナ:
その顔…ちょっと、まさか手ぶらで「七聖召喚」を勉強しに来たわけ?
スクロース:
そうなの。実は友達からもらったカードを何枚か持ってきてるんだ。
ディオナ:
その数枚だけじゃ足りないんだけど…
ディオナ:
えっと、基本のルールを勉強するなら、せめて切り替えるためのキャラカードが二枚ないといけないにゃ…
ディオナ:
そうだ。先日、営業が終了した後にお客さんがキャラカードを何枚かカウンターに忘れてったの。それを貸してあげる!
スクロース:
本当にいいの?
ディオナ:
数日経ったし、受け取りにも来てないから…でも、もしかしたらわざと置いてったのかも…
ディオナ:
あっ、も、持ってたのはお客さんが取りに来た時にいつでも出せるようにするためだからね。別にカードゲームが好きなわけじゃないから…
パイモン:
よし。これでキャラカードが二枚揃ったな。ルールの勉強を始められるぞ!
ディオナ:
そうだね。どうする?さっそく今からルールの勉強をする?
旅人:
今から始める!
ディオナ:
よし、じゃあ始めるよ!
ジョイン:
にゃ…「秘典の箱を受け取り、決闘に勝利して立派なプレイヤーになるがよい!」
ジョイン:
「リトルプリンス」様は、君に高い期待を寄せていらっしゃるみたいだ。
ディオナ:
準備完了だね。「七聖召喚」のルールを勉強しよっか!
ディオナ:
よし、じゃあ始めるよ!
ディオナ:
引き続き「七聖召喚」のルールを勉強するよ!
ディオナ:
よし、じゃあ始めよっか!
スクロース:
早く「七聖召喚」のルールを勉強しよう!
ジョイン:
にゃ…「汝らはまだ正式なプレイヤーではない。ルールを学び、ある程度のレベルに達してから挑戦しに来い。」
ジョイン:
「リトルプリンス」様のおっしゃる通り…それに僕もバーテンダーの仕事がある。暇ができたら、「リトルプリンス」様に説明していただこう…
スクロース:
対戦する?
スクロース:
うん。それじゃあ今から「決闘」を始めよう!
ディオナ:
はい、これが基本のルールだよ。どう?分かった?
ディオナ:
さっきのはチュートリアルの「冒険挑戦」モードね!
ディオナ:
「七聖召喚」はそれぞれ三枚のキャラカードを使って対戦する「決闘対戦」と、特殊デッキで構成されたクエストの「冒険挑戦」があるの。
ディオナ:
でもルールは一緒だから、これさえ分かってれば、酔っ払いながら決闘したいと喚いてるおじさん相手なら十分かな!
スクロース:
えっと、まだ細かいところまでは把握しきれてないけど、大体のルールは分かった。
ディルック:
確かに、詳しい説明だった。あの有名な「キャッツテール」のバーテンダーに、まさかこんな才能があるとは。
ディオナ:
うわっ!い、いつからそこにいたの…
ディルック:
ディオナが夢中になって説明していた時からだ…邪魔をしていなければいいんだが。
パイモン:
いつ近づいたのか、それすら分からなかったぜ…
ディオナ:
もう、なんでこいつがここに…
ディルック:
「キャッツテール」もモンドの酒造業の一部だ。当然、ワイナリーと協力関係にある。
ディルック:
今日来たのは、マーガレットさんと商談をするためなんだが…
ディオナ:
あの人ならここにいないよ。マーガレットさんを探してるなら、さっさと出てってくれる?
ディルック:
いや、構わない。急を要する商談じゃないからね…それよりも、君たちがレクチャー用に使っていた「そのカード」のほうが気になる。
ディオナ:
えっと、このカードは…
パイモン:
「ディルック」のキャラカードだな。
ディルック:
「七聖召喚」については知っていたが、このカードを見たのは初めてだ…
ディオナ:
このカードは、先日あるお客さんが「キャッツテール」に来た時に置いてったものなの。でもあのお客さん、カードで遊んでなかったみたいだけど…
ディルック:
ふむ、どんな客だったか覚えているか?
ディオナ:
顔に眼帯を付けてない、肌が雪のように白い、真面目な表情で、お酒を飲む時には一言もしゃべらず、ずっと黙ったまま飲んでる知らない人だったよ!全然知らないやつだから!
ディルック:
なるほど…眼帯か…
旅人:
ガイアだよね…
ディオナ:
うぅ、真逆のことを言おうとしたら…緊張して口が滑っちゃった。ごめんにゃさい、「護衛隊長」…
ディルック:
平気さ。それにあいつはもうそんなことを気にする暇もなくなるだろう。
パイモン:
じゃあ…この「ディルック」のキャラカードは…
ディルック:
大丈夫。ただ僕をイメージしたカードというだけだ。
スクロース:
でもまさか、ディルックさんも「七聖召喚」を知ってるなんて。
ディルック:
近ごろ流行りのゲームだからな。ルールも格別に面白いものだ。最近はたまに「エンジェルズシェア」のお客さんと勝負することもある。
旅人:
今から一勝負しない?
ディルック:
僕もそのつもりだったが…僕をイメージしたカードがキャッツテールに残されていたのは、いささか興味深い。
ディルック:
そろそろ帰る時間だ。一度「関係者」にじっくり話を聞いてみないと。僕との決闘はしばらくお預けだ。
旅人:
そっか、なら大丈夫!
ディルック:
ああ。じゃあ僕はこれで。
ディオナ:
いってらっしゃい、見送りはしないから!
ディオナ:
うぅ…「護衛隊長」…
スクロース:
ガイアさん、何事もなければいいけど…
スクロース:
そうだ。ルールも学んだことだし、「七聖召喚」で一回遊んでみない?
ディオナ:
ルールを覚えたばかりの初心者同士で「決闘対戦」するなんて、面白そうだにゃ!
ディオナ:
でも正式な決闘には、三枚のキャラカードを揃えないとダメなの。
ディオナ:
三枚のキャラカードと三十枚のアクションカード、これで一つのデッキが完成するんだ。
スクロース:
じゃあ、私をモデルにしたカードを使ってみよう…前に送られてきたカードの中に混ざってたんだけど、ルールを知るまで使い道が分からなかったんだ…でも今にして見れば、これは「スクロース」のキャラカードだったんだね。
スクロース:
これで、私もあなたも「ガイア」、「ディルック」、「スクロース」の三枚のキャラカードが揃った。試しに「決闘」してみよう?
旅人:
じゃあ、せっかくだから!
スクロース:
うん。それじゃあ今から「決闘」を始めよう!
ディオナ:
ふふっ、あなたとスクロースさんの対戦、見学させてもらうよ。
ディオナ:
あたしの教え子なんだから、あっさり負けないでよ!あっ…スクロースさんもあたしの教え子だった…うぅ…
スクロース:
同じキャラカードを使ったのに、負けちゃうなんて。ルールをもっと熟知する必要があるみたい…
スクロース:
対戦中の取捨選択が難しいね。二人の「待機キャラ」の腕を全部「出撃キャラ」につけることができたらいいのに…
ディオナ:
そんなルールないから、スクロースさん。負けたら潔く認める、これもテーブルゲームのマナーだよ。
スクロース:
うん。分かった…悔しいけど、負けたのは事実だもんね。
スクロース:
面白い対戦だったよ。
パイモン:
スクロースも悔しがったりするんだな。
スクロース:
もちろん。負けるのは悔しいよ。
スクロース:
それに研究の途中、実験が上手くいかない時は不安にだってなる。特にアルベド先生のような卓越した錬金術師が隣にいると思うと…
ディオナ:
…えっと、錬金術やら、実験やらはよく分かんないけど、悔しがるのは普通じゃない?
ディオナ:
カードゲームも一緒で、負けたらリベンジしたい、勝ちたいから腕を磨いて、もっと良いデッキを構築したいと思うんだよ。
ディオナ:
ふふん!「運」、「技術」、「経験」、それらをすべて手中に収めて、そして勝ち取るのが「七聖召喚」の一番楽しいところなの!
スクロース:
…ずっと勝てなかったら?
ディオナ:
ずっと勝てなかったら落ち込むけど、負けてすぐ諦める人より、負けてもめげずに頑張る人のほうが立派でしょ!
スクロース:
うん、ディオナさんの言う通りだね。
ディオナ:
スクロースさんは十分強いよ。あたしから見たら、「普通の酒飲みおじさん八人分」の強さだね。さっきの対戦はレベルが高かったにゃ!
旅人:
うん。素晴らしい対戦だった。
スクロース:
ありがとう…負けたのはちょっと残念だけど、「七聖召喚」って確かに面白いゲームだね。
ディオナ:
ならよかった。また「七聖召喚」を遊びたくなったら、キャッツテールに来て…あっ、あたしと遊んでほしいとかじゃないから、た、ただここのほうが雰囲気がいいかなって…
スクロース:
うん、必ずまた来るね。
ディオナ:
よし。これで基本のルールは分かったよね。あたしもお酒を作りに戻らなきゃ。ジョインが美味しいお酒を作って、酒場がこれ以上人気になったらまずいもん。
ディオナ:
ふん!モンドの酒造業を破壊するために、あたしは忙しいの。あとのことはジョインに聞いてね!
パイモン:
あっ、おまえだったのか!
スワン:
…どうなさいましたか。ご用件は何でしょう?
パイモン:
オイラたち「七聖召喚」の正式なプレイヤーになるために、三人のプレイヤーに勝たなきゃいけなくってな。で、「秘典の箱」がおまえを見つけたんだ!
スワン:
なるほど。でも僕は今見張り中なので…
スワン:
…威勢がいいですね。確かに「プレイヤー」である僕は、このような決闘の誘いは断れません。
スワン:
仕方ありません。それでは「七聖召喚」で決闘しましょう。
ディオナ:
酒場のお客さんのためにお酒を作らなきゃ…
ディオナ:
「七聖召喚」に関する質問なら、あそこにいるジョインに聞いて。
ジョイン:
なるほど、「七聖召喚」のルールについてもう理解したか。
パイモン:
ふふん、旅人も、スクロースもオイラも、もう立派な「プレイヤー」だぞ!
旅人:
あれ、パイモンも遊んだっけ…
パイモン:
オ、オイラはおまえとスクロースがやってるところを見て、十分理解したんだ!
ジョイン:
にゃ…「プレイヤーになるのはそう簡単なことじゃない。汝らの試練には続きがある、今はまだ真のプレイヤーとは言えない。」
ジョイン:
…と「リトルプリンス」様はおっしゃっている…でも確かに、「七聖召喚」プレイヤー協会が認める正式なプレイヤーになるには、試練をクリアしなければならない。
ジョイン:
ああ、難しくはないが…
ジョイン:
とにかく、プレイヤー協会が認めた真のプレイヤーになるには、三人と戦って勝たなければならないんだ。
スクロース:
三人に勝たないとダメなんだ…
ジョイン:
にゃ…「さっきの対戦は正式な対戦とカウントしてもいい…」
ジョイン:
確かに、この目で見たわけじゃないが、聞いただけですごさは伝わってきた。相当レベルが高かったんだろう?
パイモン:
聞くだけで分かるなんて…
ジョイン:
これくらいトップレベルの決闘者なら当たり前だ。つまり、旅人はあと二人に勝てば正式なプレイヤーになれる。
ジョイン:
スクロースさんもさっき負けはしたけど、落ち込まないでくれよ。君なら三人のプレイヤーに勝つのも難しくないはずだ。
ジョイン:
にゃお…「だがその前にジョインよ。初心者に贈るものを忘れてはならない…」
ジョイン:
おっと、危ない。「リトルプリンス」様に言われてなければ、忘れるところだった。プレイヤーになる人はみんな「秘典の箱」をもらえるんだ。
旅人:
「秘典の箱」?
スクロース:
あっ、さっきティマイオスが言ってた小説に出てきたやつだよね。スメールに住む主人公の少年が屋根裏で見つけたっていう…
パイモン:
オイラも思い出したぞ。古の決闘者の魂が宿った「秘典の箱」だよな。
パイモン:
あれって実在するものだったのか?
ジョイン:
コホン…実はすべての「七聖召喚」のカードボックスが「秘典の箱」になっているんだ。デッキを整頓して保存できるし、周りにいる「秘典の箱」所持者を探知することもできる…
パイモン:
あっ、オイラ分かったぞ!お互いを探知できるのは、きっと古の決闘者の魂が宿ってるからだろ!
ジョイン:
もしそうなら決闘で魂になった人がどれだけ必要なんだ…お互いを探知できるのは、スメールの学者が作った装置のおかげさ…
パイモン:
なるほど。ちょっとがっかり…
旅人:
でも、これで一緒に遊べる人が見つかる…
パイモン:
へへっ、それじゃ早く「秘典の箱」を出してくれよ!
ジョイン:
にゃ…「秘典の箱は、マーガレットが配布してる。マーガレットのところで受け取るがよい…」
ジョイン:
なぜなら、「リトルプリンス」様も僕も「七聖召喚」を是が非でも広めたいと思っている。ゆえに「秘典の箱」を僕たちに預けたら、オーナーはすぐになくなってしまうと考えたんだ…
ジョイン:
オーナーのところで「秘典の箱」を受け取り、その探知機能を使って誰か一人に勝ったら、また戻ってきてくれ。
スクロース:
でもそれじゃあ、旅人さんも合計二回しか勝ってないことになるけど?
ジョイン:
にゃ…「正式なプレイヤーになるための最後の相手は、我が招待しよう。それは必ず汝の実力に相応しいプレイヤーでないとならぬからな。」
ジョイン:
というわけでみなさん、「七聖召喚」の対戦を楽しんでくれ。
マーガレット:
あら、ディオナちゃんから「七聖召喚」のルールはもう学んだのかしら?
マーガレット:
あっ、分かった。「秘典の箱」を受け取りに来たんでしょ。「秘典の箱」は便利な道具だものね。
スクロース:
これが「秘典の箱」なんだ。
マーガレット:
そう、スメールの学者たちが作ったカードボックスよ。周りにこれを所持してる人がいたら探知できるわ。ふふっ、これを作った人はどうやら寂しがり屋さんみたいね。
パイモン:
そうだな。いくら面白いゲームでも、一緒に遊んでくれる人がいなきゃ、ちょっと寂しいもんな。
マーガレット:
だからゲーマーたち…いや、プレイヤーたちがキャッツテールに集まれるのは嬉しいことなの。
旅人:
酒場のお客さんも増えるから…
マーガレット:
それはついでよ。大事なのは同じ趣味を持った人が集まれる雰囲気のほうだわ…はい、「秘典の箱」よ。これでプレイヤーを探してみて。
スクロース:
うん。じゃあ、私も相手を探しに行かなきゃ。あとでまたキャッツテールで集合しよう!
スクロース:
ありがとう、私頑張るよ。
スワン:
準備ができたらすぐ始めましょう。僕はまだ見張りの仕事がありますので…
スワン:
ははっ、正式なプレイヤーである僕の実力を甘く見ないでください…僕が用意した「挑戦クエスト」は難しいですからね。
スワン:
どうです。もう一回挑戦しますか?
スワン:
まさか負けるとは。あなたたち本当に「七聖召喚」の初心者ですか…こんなに強いとは思いませんでした。
スワン:
今度時間があったらまたやりましょう。ただ…やはり見張りの仕事が終わってからにしていただけると…
ジョイン:
にゃお…「我が招待したプレイヤーに勝てば、正式なプレイヤーになれる。どんな対戦になるか楽しみだ。」
ジョイン:
「リトルプリンス」様はもちろん、僕も非常に楽しみだ。さあ、招待したプレイヤーはもう部屋で待ってる。
パイモン:
相手が誰だろうと、こいつは負けないぞ!そうだろ、旅人!
旅人:
もちろん!
???:
よろしい。運命の伴星が勝利を宣誓したことで、わたくしの心も震えたわ。尊きコロッセオ、決闘の心に縛られし囚人…なんと相応しいのかしら!
???:
偉大なる勇気ある挑戦者よ、前へ出なさい。この皇女が謁見の間に入ることを許そう…さあ、耳を傾けるがいい!歪んだ時計が鐘を響かせ、輝きを失った天光が遥か彼方へと去ってゆくわ…
???:
率直に申し上げますと、そこまで待っておりません。お嬢様、忍耐力を鍛える必要がありそうですね。
パイモン:
あれ、この声は…
ジョイン:
にゃ…「相手は待ちくたびれているようだ。早く行くがよい!」
ジョイン:
…と「リトルプリンス」様はおっしゃっている…さあ、「七聖召喚」の決闘を堪能するといい!
パイモン:
おっ、やっぱりフィッシュルとオズだ!
フィッシュル:
如何にも。「七聖召喚」はその名の通り、此の世の七聖の名を以って、勇者に栄光の冠を奪取するよう命じる至高の秘儀!
フィッシュル:
一歩間違えれば、未来永劫取り返しのつかなくなるような複雑な工程もあるわ。ゆえに、慎重に取り組まなければならない。
フィッシュル:
「大幻夢森羅万象狂気断罪眼」を持ち、三千世界と千万の戦場を遍歴したこの皇女ほど、「謁見の間」に相応しい人物はいないはずよ。
パイモン:
そ、そうなのか?
オズ:
はい。お嬢様は多くの方々が「七聖召喚」をプレイするところを見て、ルールを熟知しております。初心者同士の決闘なら、ルールを熟知している人が相手を務めたほうがいいでしょう。
パイモン:
それもそうだな…
パイモン:
そっか。そういえば、「リトルプリンス」は「実力に相応しい相手」って言ってたよな…つまり、フィッシュルも「七聖召喚」の初心者なわけだ!
フィッシュル:
フン。この皇女が一目見れば、人が創りし法則の本質を見抜くことなど容易いわ。ゆえに瞬きの間に、聖雷の姿でこの秘密を隠した扉の前に立つことができた…
オズ:
お嬢様も二回勝利しています。あと一歩で正式なプレイヤーになれるのです。
パイモン:
それじゃあ、この対戦は旅人かフィッシュル、勝ったほうが正式なプレイヤーになれるってことか…
オズ:
如何にも。
フィッシュル:
この皇女は運命の召喚に応じ、幽夜浄土より此の地に降臨した。それなのに、あなたたちはまだその結果を疑うというの?なんとも愚か極まりないわね。
オズ:
お嬢様、大口を叩きすぎると、負けた時みっともないだけかと。
フィッシュル:
…ま、負けたりしないわ。
フィッシュル:
いかがかしら、異邦の旅人。運命の弦に触れ、幽邃のレクイエムを奏でるこの「断罪の皇女」を敵に回す覚悟はできたかしら!
旅人:
来い、今こそ決闘の刻!
フィッシュル:
それではお手並み拝見ね!
フィッシュル:
さあ、再び問おう。異邦の旅人よ、わたくしを敵に回す覚悟はできたかしら!
フィッシュル:
それではお手並み拝見ね!
フィッシュル:
どうやら、わたくしのほうが一枚上手だったようね。ただ、あなたなら、きっともう一度この皇女の前に立つことでしょう!
フィッシュル:
ではお手並み拝見といこうかしら!
ジョイン:
にゃ…「旅人の実力も初心者のものではないが、フィッシュルさんのほうが一枚上手そうだ…」
ジョイン:
おや、「リトルプリンス」様はそう思うのかい。僕は旅人のほうに勝算があると思うけど…
フィッシュル:
なんということ…くっ、まさか近ごろ邪龍の瘴気を受けたせいで、因果の糸がわたくしの目に暗く映ったのかしら…
フィッシュル:
旅人、これもあなたの計算のうちなの…
オズ:
見事な策略、素晴らしい対戦でした。
スクロース:
おめでとう。これで三回勝ったし、晴れて正式なプレイヤーになれるね!
パイモン:
やったぞ!…あれ、そういえばスクロース、どうしておまえも酒場に戻ってきてるんだ、もしかして…
スクロース:
うん、私も二回勝ったんだ。それで酒場に戻ってきたら、あなたたちが最後の決闘を行ってるって聞いて、見に来たの。
パイモン:
そっか。スクロースも二回勝てたんだな。良かったぜ!
フィッシュル:
フン、さすが旅人、宿命の伴星ね。あなたが優秀なプレイヤーであることを、認めざるを得ないわ。
フィッシュル:
下級の戦場を勝ち抜いた輝かしい栄誉を讃えるため、わたくしの化身をあなたに授けましょう。この化身を使役し、運命のコロッセオでいばらの道を切り開くことを許すわ。
オズ:
お嬢様は、あなたたちにお嬢様のキャラカードをプレゼントすると言っています。
パイモン:
おおっ、フィッシュルのキャラカードだ!
旅人:
身に余る光栄…
フィッシュル:
気にしないで。素晴らしき決闘の勝者には、それに相応しい褒章が与えられるべきだもの。
スクロース:
そうだ。フィッシュルさん、私もついさっき二回勝利したばかりの初心者プレイヤーなんだけど、決闘に誘ってもいいかな?
フィッシュル:
ええ、喜んで。「七聖召喚」の秘儀で決闘しましょう。
スクロース:
そうだ、ここに来るとき「リトルプリンス」とジョインさんが、あなたが正式なプレイヤーになったら渡すものがあるって言ってたよ。
パイモン:
まさか…分かったぞ。絶対あれだ。正式なプレイヤーになった報酬じゃないか!
パイモン:
早く受け取りに行こうぜ!
ジョイン:
ほう、最終的に勝ったのは君か、僕の予測通りだな。おめでとう、これで君たちは協会が認定した正式なプレイヤーだ!
ジョイン:
にゃ…「ご苦労だった。今から正式プレイヤーについて説明しよう。」
ジョイン:
にゃお…「正式プレイヤーになった後、最初に渡されるのが『プレイヤーハンドブック』だ。」
ジョイン:
プレイヤーハンドブックには、立派なプレイヤーになるための段取りが書いてある。必ず隅々まで確認してくれ。
ジョイン:
それから、キャッツテールで「七聖召喚」の関連商品を購入する権利も解放された。ハハッ、これは正式プレイヤーとしての第一歩だ。
ジョイン:
にゃ…「また友達と対戦したいのなら、招待用の掲示板で招待状を送り、対戦したい相手を酒場に招待するといい。」
旅人:
招待用の掲示板?
ジョイン:
そう、カウンター席の横にあるあの掲示板だ。上手く活用することで、友達と一緒に「七聖召喚」をプレイできる。
ジョイン:
基本の説明は以上だ。もし分からないことがあったら、聞きに来てくれ。
「リトルプリンス」:
にゃ…
ジョイン:
うむ、もちろんだ。あっ、すまない。翻訳するのを忘れてしまった。「リトルプリンス」様はこうおっしゃった。
ジョイン:
「『七聖召喚』を楽しんでくれ!」と。
旅人:
もうちょっと準備させて…
ティマイオス:
それで、スクロースさん、このあいだ受け取った荷物って…危険なものじゃないよね?
ティマイオス:
荷物を開ける時は気を付けたほうがいい。この前、友達に頼んで研究用の素材を運んでもらったら、輸送中の揺れで反応を起こしたことがあるんだ…
ティマイオス:
開けた途端、夢の中にいてもすぐに目が覚めるような「新鮮」な匂いがプンプンしてね。
ティマイオス:
もし中身がそういったものだったら、先にアルベド先生の意見を聞いたほうがいいと思う…
スクロース:
いや、そんな危険なものじゃ…
パイモン:
ティマイオス、おまえらなんの話をしてるんだ?
パイモン:
あれ、そこにいるのは…
ティマイオス:
君たちか。あぁ、そうそう、こちらはスクロースさんだ。
スクロース:
こんにちは。私はスクロース、アルベド先生の助手。錬金術に関する質問なら私に聞いて…力になれるよう頑張るから。
旅人:
じゃあまず…そんなに緊張しないで!
スクロース:
えっ?わ、私、緊張してるように見える?
スクロース:
ご、ごめんなさい、普段は実験室にこもってて、外出も他人と会話することもあまりないから。
パイモン:
大丈夫、無理しなくてもいいぞ。ちゃんとお互いのことがわかれば、なんでも話せる友達になれるぞ、だろ!
スクロース:
えっ?まさかあなた、風魔龍を倒したあの伝説の旅人?
スクロース:
あなたの話をたくさん聞いたよ、いつか近くで研究したいと思ってたの。
パイモン:
け、研究?
スクロース:
あっ、ごめんなさい、気にしないで…
パイモン:
それはそうと、スクロースとティマイオスはさっきなんの話をしてたんだ?
ティマイオス:
それが…スクロースさんのところに届いた、変な荷物の話をしていたんだ…