ストーリー
キャラクター詳細
沈玉の谷の人々は、家具を調達するとき、精巧に造られた木の家具のほか、地元の籐編み職人が作った籐製のものを選ぶことが出来る。
格調高くすっきりとした雰囲気を持つ籐家具は、悪くない選択肢だ。
璃月港から仕入れる絹織物は、確かに美しい。しかし、自分たちで染めた布は丈夫で長持ちするし、模様や色合いにも親しみが感じられる。
銀を打ったり、玉を彫ったりする技術も、沈玉の谷の職人たちの得意とするところだ。璃月港の老舗宝石店「明星斎」は定期的に沈玉の谷へ人を遣り、品物を吟味する。
籐編み、布の染色、銀や玉の彫刻…その他にも、数多くの技術に優れた職人たちの多くは、沈玉の谷の出身である。まさに「匠の技」という言葉が相応しい。
藍硯は、「沈玉の谷工芸品組合」の籐編み職人の一人だ。
静かな山の中、碧い水と古い茶樹の間で道に迷ったとき、銀の装飾を身につけた笑顔の愛らしい少女に出会ったなら、それは籐を採りに行く藍硯かもしれない。
そんなときは安心して道を尋ねるといいだろう。きっと彼女は親切に、沈玉の谷を包む山霧の中からあなたを連れ出し、白いレンガと灰色の瓦が美しい小さな町「翹英荘」へと導いてくれるはずだ。
キャラクターストーリー1
好感度Lv.2後に解放
沈玉の谷は昔から「人材輩出の地」と謂われているが、中でも翹英荘出身の優秀な職人は多い。
長きに渡って共に生活し、働いてきた人々は、集団利益を確保するために沈玉の谷で工芸品組合を結成した。さらに、折に触れて組合の名前を出し、故郷の名声を高めるために尽くしている。
また組合員は仕事上だけでなく、日常生活においても助け合う間柄だ。
そんな職人たちが集う組合の中で、こと籐編みに関しては、藍硯の腕が一番であると皆が口を揃えて言う。さらに、藍硯は若年ながら、籐編みが巧いだけでなく、奇門法術にも詳しい。
「技は神に通ず」——ベテランの職人たちは、この言葉を信じている。極限まで技術を磨き上げた者は、神の領域に触れられるという意味だ。そのため、神の目を持ち、奇門法術にも多少の心得がある藍硯は、彼らにとっては驚くべき若者なのである。
しかし、当の本人はそのようには思っていないようだ。「私はただ籐編みが好きなだけだから」と、褒められるたびに照れながら説明する。
かつて、彼女の名声を聞きつけて璃月港からとある商人がやってきた。極めて低姿勢なその男は、謝礼を手に、籐編みの達人「藍硯」に新居の籐家具を作ってほしいと頼みに来たのだった。
組合で藍硯を待っていた彼は、無愛想で堅苦しい人と会うことになるのだろうと思っていた。しかし、扉の向こうから現れたのは、澄んだ眼差しを持つ親しみ溢れる少女だった。
彼女は嬉しそうに組合の全員と軽く挨拶をして回った。その態度には傲慢さなど微塵も感じられず、商人が欲しいものについて話すと、「任せて!」と頷いた——まるでお茶を一杯淹れるだけのことのように、あっさりと。そして、そのまま籠を背負い、籐を採りに山へと入って行った。
組合の支配人は商人の肩を叩いて言った。「うちの藍硯はさっぱりした子だから、そうかしこまらなくてもいい。できると言ったらできるさ。さあ、お菓子でも食べて待っていよう。」
キャラクターストーリー2
好感度Lv.3後に解放
藍硯にとって籐編みは難しいことではない。
まずは、十分な数の籐を集めることだ。
早朝は山の日差しが一番きれいな時間で、鳥の中には、太陽が昇ってから鳴き始めるものもいる。藍硯はいつも大体、このくらいの時間に竹籠と鎌を持って山に入る。
籐は湿度の高い環境で育つ。日光を好むものもあれば、暗闇を好むものもある——人の性格のように様々だ。
籐にはいくつかの種類があり、それぞれ異なるものに使われる。例えば屏風を作るなら、硬い籐が必要だ。そんな時は、古くからある森の中に探しに行く。高く育った木に絡みついた籐は、より力強いのだ。
一方、花かごを作るのに必要なのは柔らかい籐だ。それらは水辺へ探しに行く。水辺の籐は無数の柔らかな枝を伸ばして、地面に薄い網を張っている。しなやかで、曲げやすく折れにくい材だ。
採集が終われば、家に帰って枝を処理する。
籐の芯と皮を取った籐の枝で基本構造を作った後、籐の皮を編み込んで全体の形を整えるのだが、その工程に入る前に、洗って乾かしておかねばならない。
藍硯は大きな槽に入れられた籐を、歌いながら混ぜるのが好きだ。混ぜ終わったら一束ずつ取り出し、庭に干していく。時には両親も手伝いに来て、世間話をしながら一緒に干す。一番賑やかで、単純な過程だ。
そうして下準備が出来たら、ようやく最も重要な、編む工程に入る。
ここでは高度な集中力が求められる。籐を縦に横に織りなしていくと、形を持たなかったものが、手の中で物として完成されていく。
藍硯はそれらを単なる作品ではなく、自らの手で生み出した新たな命だと考えている。
完成品はどれも同じようなもので、全く区別がつかないが、彼女にはその違いがわかる。どこに力を入れ、どの面から編んでいったのか——心弾ませながら編んだものや落ち着いた気分で編んだもの。その全てが、この新たな命にそれぞれの性格を吹き込んでいるのだ。
籐を編む間は、雑談に興じることもなく、編むことに専念する。近所の犬や猫も、飛んで行くツバメですらも、藍硯の注意を逸らすことはできない。馴染みの山に道具と材料を持っていき、頂上で静かに編むこともある。
山の花や鳥、魚、虫は自由奔放だ。家族のように、静かな空間を与えてくれはしない。
一番やんちゃなのは子ギツネだ。好奇心旺盛で、藍硯の作業を覗きに来てはあちこち嗅ぎまわる。持ってきた瓶や缶を倒されてしまい、中のニスがあちこちに飛び散ったこともある。それは本来、防水のために籐製品に塗るものなのだが、それが全部子ギツネの足についてしまった。
驚いた子ギツネたちは、慌てた様子で編んだばかりの花かごを踏んづけて、その表面にキラキラとした足跡を残した。野生の趣あふれる、藍硯が一番気に入っている作品だ。
単純で面白い籐編みは、藍硯の人生で最も楽しいことの一つでもある。
キャラクターストーリー3
好感度Lv.4後に解放
天衡山を道場とする方士のように、奇門法術を得意とする藍氏一族は、沈玉の谷に住んでいる。
術法の中には籐人形を利用するものがあるため、藍硯の一族は籐編みの技術を重んじている。とはいえ、この術法を重く扱う宗家の籐編み師たちは、あくまで籐編みを手段としか考えていない。ところが、藍硯は違う。籐編みこそが彼女の目的であり、術法は遊びなのである。
幼い頃は本家の親戚に習って術法の古典を覚えたが、その理解は表面的なものに留まり、長年修行を重ねてきた人には及ばない。だからこそ術師を名乗ってはいないのだが、それでも組合では興味を持った職人が、邪気祓いや悪運の退治をしてくれないかと藍硯に尋ねてくることがある。
何度も尋ねられるので、藍硯も困り果ててしまった。
分家出身の藍硯は、陰陽秘術を扱う藍家のイメージには当てはまらない。藍硯が身につけているもので、唯一藍家を表す象徴は、髪につけている銀の装飾品——「銀翎翦玉玄鳥」だ。
これは代々受け継がれてきた宝物で、一族と璃月の歴史上の人物「八奇」の関係を象徴している。
「八奇」とは、かつて魔神桃都と戦った八英雄のことだ。そのうち、銀翎翦玉玄鳥、朱赤引火冥蝶、金目乗黄月駒はまとめて「桃都三妖」と呼ばれている。
一方、万象風角霊官と無妄童子、雲来釣爺の三人は「帰蔵三隠」と呼ばれる。連山二賢を含めたこの五人は、みな普通の人間だ。
「銀翎翦玉玄鳥」と「万象風角霊官」の間には深い繋がりがある。後者もたいそうな人物であり、藍氏一門の術法はすべて彼から受け継がれた。
この銀の装飾品は、まさに先祖たちが一族の来歴を伝えるために残したものなのである。
藍硯は八奇の物語をよく知っており、それを元にした璃月劇もよく鑑賞してきた。しかし、彼女にとって、この物語は重苦しいものではない。
先人が後の世代のために尽力したという歴史は、璃月の各地でみられる。そのほとんどは時と共に、風となって消え、あるいは人々の生活に溶け込み、故郷の記憶の一部となった。
しかし——そのような物語があったからこそ、藍硯のような若者たちは、沈玉の谷の美しい山野で楽しく歌うことができるのだ。
キャラクターストーリー4
好感度Lv.5後に解放
海灯祭の時期になると、璃月港の総務司はとても忙しくなる。遊楽会に公演…様々な準備に人手が必要なのだ。
忙しい役人たちは、一年で最も重要なこの祭りのため、璃月各地に招待を出す。力を貸してくれる、有能な人材を集めるためだ。
沈玉の谷工芸品組合も、毎年海灯祭を手伝ってきた。今年、総務司から招待を受けたのは藍硯だ。
沈玉の谷で育った藍硯は、滅多に山を下りることがなかった。たまに下りる時はいつも祖父と一緒だったので、今回は初めての一人旅だ。
家具の製作を頼みに来る多くの客と同じく、総務司の役人たちも、この工匠が美しい少女であったことに驚いた。
藍硯は総務司から提供される食事と宿を「初めてこんな遠い場所に来たから、一人で回ってみたいの」と断った。そして璃月港の街を自由に歩き回り、様々な人と交流した。
最初に口にした食べ物は、万民堂の水煮魚だった。あまりの辛さに、水をごくごく飲んだ。
そうして一日目は、チ虎岩を存分に歩き回り、夜の璃月港の喧噪を聴きながら眠りについたのだった。
最初に話しかけた人は、層岩巨淵から帰還した兵士だった。迷った藍硯に道を教えてくれたその人は、藍硯が沈玉の谷から来たと聞くと、層岩巨淵の赤い山並みについて話し、琴をかき鳴らして雄大な曲を披露してくれた。
「世界って広い」——藍硯はそう思った。
璃月の中だけでも、様々な景色や文化がある——沈玉の谷の水は澄みきっていて、景色も美しい。璃月港の街並みは色鮮やかで、一年中灯りを絶やさない。層岩巨淵の空と山は広大で、想像力をかきたてる。まして、璃月の外に出たならば…そこにはきっともっと広い世界があるはずだ。
もっとたくさんの景色を見て、沈玉の谷の籐で、その美しさを心の中に編み込んでみたい。彼女は生まれて初めて、心の底からそう願った。
キャラクターストーリー5
好感度Lv.6後に解放
藍硯はいつもニコニコしており、口角がきゅっと上がっている。親友に対しても口を尖らせたり、涙を流したりしている姿はほとんど見かけない。
もちろん、不愉快な気持ちになることもないわけではないが、そういう場面は滅多にない。通りすがりの動物とたわむれ、駄々をこねる子羊に足を頭突きされたり、ふわふわな子犬に甘噛みされたりしているうちに、心の中につっかえていた石ころなど、どこかに消えてしまうのだ。
彼女のモットーは、「悲しいことばかり考えて、子羊や子犬、子猫、それからツバメにキツネ、リスたちと一緒に遊ぶ時間を無駄にしないこと」。
大抵は、茶畑の中を散歩したり、動物と遊んだりしているうちに、すぐに元気になるものだ。
それでも、どうしても気分が晴れない時は、泳ぎに行くしかない。
翹英荘の外、霊濛山の東側——藍硯は大きさを問わず、あらゆる水の中を泳いできた。彼女の手を通り抜けたことのない池の水はなく、彼女の顔を映したことのない泉の水面はない。
黒髪が澄んだ池の中を広がり、小さな魚が素足を啄む。穏やかに流れる水が彼女の身体を撫でていき、差し込む光の筋は、水底に煌めく影を作る。
藍硯は時折、蒼に包まれた夢を見る。その中で彼女は、いつものように平和に暮らしている。
たとえば——朝目覚めて、まずはお茶を一杯飲む。いかだを漕ぐ時も、いつものように歌を歌う。住んでいるのは、今と同じ白い壁と灰色の瓦で出来た家。夢の中でも籐を編み、さらに編み続けると、走ってきた子犬に手を舐められて、そこで目が覚めるのだ。
藍硯は沈玉の谷の子だ。沈玉の谷の者たちは、この地の山水のように、純粋で清らかな心を持つ。
彼女は今の暮らしに不満がない。だから、夢に対する未練もない。
遠い色とりどりの光が、彼女を惹きつける。まるで、蝶が森の鹿を惹きつけるように。しかし、一時の好奇心で青々とした山から離れた鹿も、やがては元の場所に戻って草を食む。
どこを旅していようと、藍硯はいつか必ず沈玉の谷に戻ってくる。
どんなに美しい夢も、焙じたばかりのお茶の香りには敵わず、どんなに遠い幻想も、山霧に包まれた懸練山ほどは心を打たない。だから目が覚めた時点で、夢は終わりなのだ。
水辺で髪を絞って乾かし、服を身に纏い、腕に銀の腕輪、足に銀のリボン、首に銀の首飾り、耳に銀の鈴をつける。そろそろ家に帰る時間だ。
全身にまとった銀の装飾は家族からの贈り物だ。歩く度に鳴る澄んだ音色は、まるで山の歌のよう——彼女の行く先々で、歌が鳴り響く。
池で泳ぐのは危険だと、祖父には常日頃からしつこく言い聞かせられている。今回もこのことが知れれば、また叱責を受けるだろう——今度からは、友達と行ったほうがいいかもしれない。
そんなことよりも大事なのは、今日の夕飯が仔鳩の茶葉燻製だということだ。
『燕の歌』
好感度Lv.4後に解放
「ポカポカお日さま巣作りだ、ゴロゴロ響いて逃げ込んだ~♪」
「地獄の道は歩けない!助けておくれ、ツバメさん~♪」
これは藍硯が教えてくれた昔の迷信の一つだ。ツバメに優しくすると、死ぬ直前に桃都の地にツバメが飛んできて、代わりに死を受け入れてくれるのだという。彼女はこうも付け足した。逆にツバメに優しくしなかった場合、死に至る災いを招くことになるのだと…これは、彼女の祖父が教えてくれたそうだ。
少しの過ちで命を落とすというのは、些か大げさだ。これについては、生き物への慈しみの心を大切にせよという教訓であると取ればいいだろう。
昔の迷信は、天気のように掴みどころがない。例えば、夜に爪を切ってはいけない、渡し箸はいけないといったものだ。さらには、その年の最初に摘んだ茶葉を子供に飲ませてはいけない…というものまであると云う。
実際、ツバメを守るというのは沈玉の谷の住民の間に広く伝わる迷信だが、ほとんどの若者はただの童謡としか思っておらず、子供をあやす時くらいにしか歌わない。
しかし、藍氏一族には、これを厳守する不文律がある。ツバメが巣を作りに来たら、絶対に追い払ってはいけない。
「ちょっと面倒だなって思うこともあったけど、ツバメたちと仲良くなってからは、籐編みをしてる時に肩の上に飛び乗ってくれるようになったんだよ」
彼女がこのことを教えてくれたのは、一緒に宝玦の口でいかだに乗っていた時だ。いつものように泊溯は船歌を歌っており、穏やかな風が吹く中、ペリカンが船尾で眠っていた。
藍硯の黒髪に光る銀のツバメが、日差しのもとで彼女の瞳のように光り輝く。
藍氏のツバメを守る伝統は、彼らの祖先と「銀翎翦玉玄鳥」との関係と関わりがあるのだろうか——ツバメを見ながら、遠い昔の時代に思いを馳せた。
ぼーっとしているところに、藍硯が近づいてきて、鼻をちょんとつついてきた。
夢から覚めたように、はっと目を開けると、そこには彼女の笑顔があった。そう遠くないところに埠頭が見えている。いかだはもうすぐ、岸に着くようだ。
神の目
好感度Lv.6後に解放
ほとんどの手芸と同じように、籐編みも頭より手足に頼る仕事である。
形を決めた後は、心を落ち着かせ、両手で丁寧に一つ一つの編み目を編んでいく。長い練習を経て、編み方の技法は頭の中に蓄積され、「記憶」となって両手に染みついている。
藍硯の心も、編むうちに澄み渡っていき、洗練されていく。
藍硯は籐編み職人だ。太陽や月を追いかけるような壮大な理想を抱いたことなどないし、当然、武侠小説に出てくるような「隠棲する奇才」というわけでもない。
その生活は至ってシンプルで素朴なものだ。
籐を編む時、両手は日々の記憶を辿り、慣れた手つきで細かい模様を編み出していく。
その間、心も決して休んではいない。心の中では、山の霧や石崖から這って下りてくる籐、裸足で踏むとふかふかの落ち葉などを思い浮かべているのだ。
沈玉の谷や大自然の中にある家を思い浮かべると、手元の籐も自然と柔らかくなる。
素晴らしいものを全て自分の手で編み出し、思い出を永遠に作品に留まらせることができればと藍硯は願う。心が温かく、優しさに満ち溢れているからか、彼女の編んだ物はいつも素朴で温かい雰囲気を持つ。
そして、編んでいる時には、猫や犬、山鳥やリスなどがより一層懐いてくるのだ。
「天の神様も、藍硯が編む籐を見たがるはずじゃ。」藍硯の祖父は昔、自慢げに彼女を褒めた。
藍硯が籐を編むところを神が見たことがあるのかどうかは、誰にも分からない。しかし藍硯は、この美しい山水と人々が安心して暮らせる場所を守るために、自らの力を注いでくれる神々ならば、きっと人間が心を込めて編んだ作品も、その中にある大切な思いも、称賛してくれるだろうと思っている。
だから、持っていた籐のカゴからキラキラした神の目が出てきた時も、まったく驚きはしなかった。彼女はただ、それを手に取って、嬉しげに籐を摘みに行ったのだった。
初めまして…
こんにちは、私は沈玉の谷「工芸品組合」の藍硯だよ。欲しいのは置き物?籠?それとも、花瓶とか家具かな?あっ、材料はそんなに余らせてないから、山で採ってこないとだけど…手伝ってくれるの?ふふっ、君って良い人だね。私が編んだ日除けの帽子、プレゼントしてあげよっか?
世間話・予定
今日の予定?うーん、思うがままに動くのみ!明日もそうだし、毎日そうだよ、へへっ。
世間話・家宝
よく出来た籐の家具は、シルクのように軽く細く、長い年月が経っても壊れない…銀製品みたいに家宝にしてるとこがあっても、全然おかしくないよね。
世間話・燕
ポカポカお日さま巣作りだ、ゴロゴロ響いて逃げ込んだ~♪
雨の日…
今更雨宿りしてもって感じだね…いっそ、濡れながら行こうよ。急がなくて済むし。
晴れの日…
見て、光が当たったところ…まるで金箔を貼ったみたい。
風の日…
聞こえる?この銀の髪飾りがチリンチリンって…優しい風だね。
砂漠にいる時…
水飲む?持ってきたんだ。ミントを淹れてきて正解だったね。
おはよう…
鳥さんに起こされたって?あはは、私が言っといてあげる。まあ、あの子たち、言うこと聞かない時あるから、あんまり意味ないかもしれないけどね。
こんにちは…
新鮮な花も摘んだし、帰ってお母さんに美味しいもの作ってあげようっと…君も来てよ。君に会えたら、きっと家族みんな喜ぶよ!
こんばんは…
夜市には虫の炭火焼きがあるんだよ!一緒に行って、食べてみない?
おやすみ…
眠い…先に寝るね…君の夜更かしに付き合うのはここまでにしとくよ。
藍硯自身について・幸せ
幸せっていうのは…ご飯を食べるとき、お米の一粒一粒を丁寧に噛んでゆっくり呑み込むこと。芝生で横になって、風の音を聞きながらお昼寝すること。誰にも邪魔されずに、志怪小説を十冊一気読みすること!
藍硯自身について・奇門一族
万象風角霊官は藍家の家系図にも載ってるけど、私の家はずいぶん前に枝分かれしてるの。奇門法術はすごく複雑でね、私も触り程度しか勉強してないんだ。先輩方にはまだまだ色々教えてもらわないと…でも、籐人形作りの腕前なら、おじいちゃんでさえ、私をお手本にしてるくらいなんだよ。あはは…こっちは「一人前」って言えるかな?
握手?について…
おすわり、お友達。握手~
あっ、ちがうちがう。動物たちに呼びかけてたの。君は座らなくていいよ!ほらほら、立って…さっきのは「注目!今日は新しいお友達が遊びにきたよ!」って意味。へへ、ややこしかったかな。「おすわり」っていうのは、「動かないで」とか「私の言うこと聞いて」っていう感じで…それか「止まって」みたいな…取り決めっていうか。とにかく、また山に遊びに来てよ。沢山遊びに来たら、そのうち分かってくるよ。
握手!について…
ねえねえ、握手しよ。それからぎゅー!
ん…?握手だよ?あはは、今回は本当に君と握手したいって意味!友達って、こうやって称え合ったりするでしょ?ごめんね、説明が足りなかったかな…でも大丈夫、もっともっと君のところに遊びに行くよ。そしたら、さらにわかり合えるはずでしょ?
「神の目」について…
神の目のおかげで、軽々と戦輪を投げることができて、掴むこともできる…あっ、戦輪の刃はすごく鋭いから、子供は真似しちゃだめなんだよ!でも、君なら…試してみる?しっかり立って、両腕は安定させて——素早くシュッと!君ならできるよ!
シェアしたいこと…
野生のキノコを食べる時はくれぐれも気を付けてね。毒のあるキノコが山ほどあるから、絶対食べちゃだめだよ。毒がないキノコも、しっかり油で炒めないとだめ。一回で食べきれなかったら、次食べる時にまた中まで火が通るように炒めるんだよ。キノコ中毒は、二回目に食べた時に起こることも多いんだ!もし食べた後に、鶏が火を借りに来たり、庭の犬が洗濯物を取り込むように言ってきたりしたら、迷わずお医者さんにかかってね。
興味のあること…
前に、木に登って小さな籐の置物を編んでたら、背伸びをした隙に、作ったばかりのラタンナッツをリスに盗まれちゃったの!幸い、本物のナッツをその倍渡しに行ったら、編んだナッツの方を取り戻せたんだけどね。盗まれたのは別に構わないんだけど、リスが可哀想でしょ?せっせと採ってたナッツが偽物だって分かったら…他のリスたちに笑われちゃうかもしれないもんね…
香菱について…
第一印象が大事ってよく言うでしょ。私、万民堂で璃月港での初めてご飯を食べた時、すっごく後悔したんだよね。もっと早く璃月港に来ていれば…香菱ともっと早く知り合えたのにって!私の地元の山には珍しい食材が沢山あるよって言ったらあの子、すぐに沈玉の谷に来る計画を立てはじめたんだよ。香菱が来たら、山盛りの食材を持たせてあげないとね。
胡桃について…
胡堂主はいつも笑顔。ヤバい状況になった時も、冗談を言って心を落ち着かせてくれたんだよ…私はまだ知り合って間もないけど、あの人、昔からあんなに前向きな性格だったのかな?…とにかく、少なくとも今回の一件からは、心の底から楽しい気持ちで笑えてるといいな。他の人に心配をかけないように、じゃなくてさ。
刻晴について…
玉衡様の仕事は一体いつになったら落ち着くんだろう?海灯祭ではずっとあちこち走り回ってたし…もてなしてもらったからお礼を言いたかったんだけど、ご飯を奢る機会もなかったよ…あと、私の頭にも玉衡様みたいな猫耳を作ってほしいな…あ、失礼だったかな?でも、玉衡様ならそんなこと気にしないって、何となく思うんだよね。
行秋について…
行秋坊ちゃまには、何度か山でばったり会ったことあるよ。飛雲商会の人たちとは一緒じゃなかったから、仕事で来てるわけじゃないと思ったけど…あれ以来、時々最新の志怪小説を送ってくれるんだよ。秘密を守ってほしいって頼まれてるの。あ、ヤバ…口、滑らせちゃった?お願い、誰にも内緒にして!
重雲について…
おじいちゃんの占いについていった時、重雲が悲しそうにお客さんの家から出てきたの…よほど悲観的な状況で、重雲にも成す術がなかったのかな、なんて想像したんだけどね。家に入ってみたら、不穏な気配なんて全然なくて、おじいちゃんの占いでも吉が出たの…喋る力も無くなるくらい頑張りすぎたってことだったのかな。…え?別にそういうわけじゃないかもって?じゃあどういうこと…?
嘉明について…
嘉明とは小さい頃からの付き合いだよ。嘉明って、小さい頃は大のいたずらっ子で知らない人がいないくらいだったんだよ。今じゃそう見えないって?あはは、それが成長ってことかもね。私だって子供の頃とは結構違うよ。でも、嘉明には一つだけ変わらないところがある——どこに行っても、美味しいものを持ち歩いてるってこと。毎回帰ってくる度に、みんなによそのお土産を持って帰ってきてくれるんだよ。もちろん、出る時にも地元の食べ物を沢山持っていくんだ。
七七について…
七七ちゃんってヤマガラが好きなんだよね?籐で一羽作ってあげようと思って…何色が好きか知ってる?
藍硯を知る・1
しーっ!ちょっと待ってね…ここの出っ張りを編んだら…ふぅ——できた!へへっ、ごめんね。私ってそんなに要領良くないから、同時に一つのことしかできないんだ。さ、お喋りしよ。今なら集中できるよ。
藍硯を知る・2
山に遊びに行かない?モフモフヤギとモグラ叩きして遊んだり、赤喙ペリカンに大クチバシ強盗の役をやってもらって、ペリカンの口の中から可哀想なヒスイのハートフェザースズキを制限時間内に救い出したり…え、風の行方がやりたいの?君がハンターをやるって?ふふっ、自信満々だね。いいよ、君がもし全然捕まえられなくてもがいてたら、私がベルを鳴らして教えてあげる。髪の先っちょでもいいから私に触れたら、君の勝ち。負けないよ。
藍硯を知る・3
私の頭にある銀色の装飾品は「銀翎翦玉玄鳥」っていって、うちに代々伝わる宝物なんだ。銀のかんざしとか首飾り、それと胸元の飾りは両親から誕生日にもらったの。えっと、銀の腕輪はいつだったかの海灯祭でおじいちゃんがくれたやつで、銀の耳飾りは月逐い祭の贈り物だったかな…風の翼を使えるようになった時とか、神の目を手に入れた時、ご飯を三杯まるまる食べきった時にもらったものもあるよ…
ふふっ、うちの家では伝統として、銀の装飾品は邪気を払い、病気を防いでくれるって言われてるの。だから、家族みんな、どうにかして私に贈ろうとしてくれるんだ…
一式ぜんぶ身につけると確かに重たいけど、愛情の重みは安心感をくれるんだよ。
藍硯を知る・4
小さい頃、家に置いてあった籐人形が怖かったんだよね。なんて言えばいいのかな…黒っぽい枯れ草を束ねただけだから、子供からしたら夢に見るくらい怖いんだよ!おじいちゃんが私を宗家のお姉さんのところに送り込んで、人を害する法術を学ばせてるのは、おじいちゃんが邪気に取り憑かれたからだってその時は思ってた!だから、ある日の夜中に、頑張って勇気を出して、籐人形を全部燃やしたの。幸い、燃やしちゃったのは病の気を吸収したもので、元々燃やさないといけないものだったから、大事には至らなかったけど…
もっと可愛く作れば、怪しい術だと勘違いされることもなくなるだろうにって、その時から思ってたんだよね。
藍硯を知る・5
籐編みは難しくないよ、本当に!どんなに複雑な技術も、基本的な縦と横の編み目から出来てるから、多少の根気さえあれば、編むことはできるわけ!どちらかっていうと、技術よりも、「丁寧」に編むのが難しいんだ。もっといえば、「やりきる」のも難しい…でも、私から言わせてもらえば、一番重要なのはそこじゃない。何よりも重要なのは、「楽しく」やることだよ。楽しくないと、籐編みに限らず、何事もうまくできないから…とにかく、楽しくやろう!お互いにさ!
藍硯の趣味…
前に、溺れた幽霊の伝説を検証したくて、水落鬼が暴れるって言われてる湖の中に棒を突っ込んでみたの…そしたら、棒が本当に何かに引っ張られちゃって!なんと、水の中が水草だらけだったの!泳いでる時に引っかからない方がおかしいよね…
それ以外にも、日が暮れたら夕暮れの実は食べちゃダメとか、夜中に鏡に向かってリンゴの皮を削っちゃいけないって言うけど、何でなんだろうね…うーん…
藍硯の悩み…
トゲ切りってほんと大変。目は疲れるし、手も痛いし…指がぜんぶボロボロになっちゃったよ…うぅ。
好きな食べ物…
摘みたてのお花って、見た目も香りも素敵だし、お菓子にしてもすごく美味しいんだよ!爽やかな甘さで、一緒に花茶なんて淹れるともっと美味しいし…ってことで、一緒にお花を摘みに行かない?かごはいらないよ。山で編んであげるから!
嫌いな食べ物…
飴は楽しい時に食べてこそ甘く感じるって言うけど、気分が悪い時に食べると、何を食べてもなんか物足りない気がするんだよね…へへっ、まあ、そういうことは滅多にないんだけどね。
贈り物を受け取る・1
美味しい!ちょっと待ってて、とっておきの銀食器を持ってくる。普通の食器じゃ、もったいないよ!
贈り物を受け取る・2
ありがとう。こっちにジャンスイあるよ、付けて食べたほうがもっと美味しいと思う。
贈り物を受け取る・3
君は食べてみたの?お腹痛くなってない?目の前で小人さんがぐるぐるしてたりしない?
誕生日…
#うちの家の伝統に従って、誕生日には銀の装飾品をあげないとね。ってことで、この籐人形、二つとも君にあげる。頭の上に銀のツバメが乗ってるのが私で、{M#小さな銀の剣}{F#お花}を持ってるのが君だよ。へへっ、似てるでしょ?
燻製した籐を使ってるから、カバンとかにつけておくと虫よけにもなるよ。銀の飾りの方は私が自分で設計したんだ。銀職人さんから完成品を受け取った後、私のほうでも縁と角を丁寧に磨いたから、手が切れる心配はないよ。
それじゃ、お誕生日おめでとう。福がやってきますように!
突破した感想・起
待って待って、こっちはまだ結び目二つしか出来てないのにっ…!私が遅すぎるのかなぁ…それとも君が速すぎ?
突破した感想・承
銀っていうのは、磨いてこそ輝くんだよ。人も、自分を磨き続けてこそツバメのように軽やかになれるの。
突破した感想・転
握手、握手~!覚えてる?握手の意味は嬉しさと感謝、良い出来事やポジティブな気持ちをぜーんぶ含んでるんだよ。
突破した感想・結
「塵も積もれば山となる」…見くびらないで!これでもどんどん腕をあげてるんだから。もう、君のことだって余裕で守れるよ。もちろん、君のおかげでもあるんだけどね…本当にありがと!
宝箱を開ける・1
ちょっとおすそ分けしてくれない?いいことありそうなんだもん。